23.9.21 vs ブラックバーン
去年のPO圏争いにおける因縁の相手ブラックバーン(勝ち点69同士で得失点差でさんだらんどがPO圏内入り)
去年見た試合では、ブラックバーンのアダムワートンが中盤の底でめっちゃ上手かった。19歳だけど今季はスタメンに定着してるっぽい。ブラックバーンの自陣の守備めちゃくちゃじゃね?って思ったこともあったけど、どうなってるだろうか
さんだらんどはエクワが不在。ベンチがなかなか寂しい感じになっていて、ビハインドで終盤に行ってしまうとつらそう
試合開始時点からブラックバーンがめっちゃ攻める。デザインされたビルドアップもあれば、個人技のプレス回避もある。そしてワートンがバチバチにうまくて、プレスが嵌まったと思っても交わされてしまうことがある。さんだらんどは5分間何もできず
ブラックバーンの1stユニの背番号の視認性の悪さ、誰が誰なのかわからなくて見るたびにイライラする… さんだらんどの3rdユニも凶悪だけど
ブラックバーンはビルドアップで、左右非対称になるっぽい。右HSにいる27番が非対称マン。クラークとプリチャードの間のパスコースを作りつつ、マーカーが楔を警戒しているとサイドにスペースに爆走したりする。もっと嫌なのはHSから大外まで外に広がる動きで、これをやられると、27番をフリーにするか中盤を空けるかの二択を迫られてしまう
ブラックバーンはランニングが良くて、決め打ちビルドアップのときもポジティブトランジションのときも、敵陣のスペースに向かって誰かしらが爆走してる。前線はみんな走力があって、30m走に強そうな選手が揃ってる
ブラックバーンの非保持は442。さんだらんどがビルドアップでアンカーを落とさないのと、ブラックバーンCHによるアンカーの監視が強いのと、そもそもブラックバーンの陣形がコンパクトなことにより、さんだらんどはビルドアップに苦しんでいて、キーパーから蹴る場面が多い
ブラックバーンは、2トップの寄せとアンカーへのマークでさんだらんどのボールの方向を限定して、プレッシングを成功させていることが多い
27分にブラックバーンのエラーからさんだらんどがPKを得て先制した。PKを与えたファウルが単に不用意だったのもあるんだけど、そのきっかけになったクロスの場面も対応が微妙だった。サイドでボールを持ったSHのバに対して、SBとSHが2人で寄せてしまって、斜め後方で待機するSBのヒュームに誰もついていなかった。バからボールを受けたヒュームはHSから丁寧なクロスを入れる余裕があった
中断中にクラークがモウブレイと何かを相談してる。プリチャードやヒュームも何か指示を受けている
オフェンスのセットプレーで上がったバラードが治療でピッチ外にいる間に失点。なんか再開時点でバーストゥもジョーブもふわっと入ってしまって、ゆるゆるのままボールを運ばれてしまった…
ビルドアップできねぇ〜!
CKから点とってさんだらんど勝ち越し2-1
442をベースにしつつCHやCBが必要に応じて縦ズレするプレッシングに押されて、さんだらんどはキーパーを含めてもビルドアップが上手くいかなかった。ロングボールも収まらなかった。ブラックバーンはめっちゃ保持するって訳ではないけど、さんだらんどのプレスを交わして攻撃していた。でも時々中盤でやばいロストもしていた
前半30分からなのか後半からなのかはっきりしないけど、ジョーブCH、プリチャードトップ下という感じになった。少なくとも前半の中断までは4141っぽく見えたけど
後半のブラックバーンのビルドアップの底の形が3-2になってる
後半になって画面に映る範囲が反転したら、ブラックバーンの左サイドに誰もいないのが見えるようになった
ブラックバーンの27番によってニールが少しサイドに寄ると、ジョーブが絞れなくてさんだらんどの中央はガラガラになってる。そしてそこにボールを入れられている。2トップがいるからCBで迎撃もできない。相手のミスを祈る時間帯
ブラックバーンが3枚替えしてよくわからなくなった。左サイドに人が配置されたっぽい。325みたいな感じで、非対称は終わった
24番が疲れてきている気がする
バーストゥが交代してロバーツが出てきた。プリチャードとの2ゼロトップに(?)
プリチャードの攻守の貢献度が凄すぎる。出る度に同じことを言ってる気がする。守備時にいてほしい場所にめちゃくちゃいる上に、周りが見えていて、必要に応じてアドリブも効く。溢れを拾ってのカウンターもめちゃくちゃ上手い
前半ほど押されてはないけど、そんなにボールは持てない。それでも時折バチバチに上手いダンニール
ロバーツも2トップの守備ができる訳ではないんだけど頑張ってる
ジョーブが絞れるようになってきた。戦いの中で成長している
ブラックバーンがGKからのビルドアップでやらかした。ニールが24番から奪って、ロバーツ→プリチャード→クラークで決めた。余裕があったとはいえ、縦の姿勢からぐっとカットインするのめっちゃ上手くて、CBがどこかへ飛んでいった
3-1になったこともあって、さんだらんどは撤退してカウンターワンチャンという感じになってきた
カウンターしたり時間稼ぎをしたり普通にピンチになったりしながら3-1で試合終了
後半も、さんだらんどは普通に攻められて普通にシュートをどしどし打たれたけどなんか失点しなかった。xG的にはかなり負けた
後半はもうちょっとボールを持てるのを期待したんだけど、大体ダメだった。ブラックバーンは交代があってからもプレスは継続していた
でも、左右非対称攻撃がなくなってからはビルドアップ攻撃の危険度は下がった気がする
今年は基本ボールを持って試合をしてきたから、「前線からバチバチにプレスすればそんなにボールを持つための手数はないし、擬似カウンターも用意されてないぞ」ということが晒されてしまった影響がありそうで、今後が怖くなった
ブラックバーンは見てて面白かった。なんか点が取れないのは不穏だけど、今年もライバルになるのかなと思った