ドイツ生活(約)ラスト一ヶ月※写真はアムステルダム
留学を通じた変化について
そろそろ、早いもので留学も残り一ヶ月と数日となった。「うーん、成長したのかな。いや、語学力は伸びたか?いや、わからんなあ。」というのが率直な感想。ただ少なくとも、変化はあった。大きく三つかな。備忘録として残しておくので、もしよければ最後までお付き合いください。
①自分軸で幸せをはかろうという気になった
ドイツに来て、すごい人たちをたくさんみた。世界を変えるんじゃないかというくらいの研究者、正規生として大学一年から一人ぼっちで渡独し戦っている人、人生を賭けて体一つで生活をしているサッカー選手。その誰もが人生が輝いて、「すごいなあ」と感心した。それと同時に、一つ重要なことに気づかされた。
「自分がすごいと思っている人は、皆すごいと思った。その人の”何が/どれだけ”すごいかよりも、"その各人が独自の道で生きていたこと"がすごいと思った。」
誰もが違う価値尺度において生きている。もしかしたら同業種では競争があり、優劣も存在するかもしれない。けれど、目の前に現れた"すごいなあ"と感じた人は皆等しくすごいと感じた。
だから、自分の幸せってなんなんだろうなあ。って常に自問することは忘れないようにしたいと思う。そして、その思いに忠実に生きていきたいと思う。多分、日本帰ったら忙しくて忘れちゃいそう笑
「人生は、時間配分。時間配分に対する意思決定をいかに幸福にできるかが自分の人生を定義する。」
との格言をいただきました。
②勉強は楽しい
正直言って、私は頭がよろしくない。難しい計算ができるわけでも、素晴らしいプログラミングができるわけでもない。だけど、この留学生活を経て、「新しい知識を知ることは楽しい」という、もっと深い(もしかしたら浅い)ことに気づいた。
留学生活で一番刺激的だったのはもちろん様々な地へ旅行することだったが、新しい場所で、新しい空気を吸って、「世界にはこんな場所があるのかあ」なんて、浅いにも程があるくらいの感想を抱えながら歩き回った。
ほんとに楽しくて、もっと国のこと、街のこと、人のことについて深く知りたいと感じた。学問が苦手な私でも、学問を学ぶことは非常に楽しかった。新しい知識、特にEUの独自性やその理念、責務には感服するばかりで、それこそもっと知りたいと感じた。
英語の話になるが、例えば「TOEIC二ヶ月で600くらいから900まで上げたわあ!!」という猛者もいた。自分はそうじゃない。4年間かけて、ゆっくーりマイペースで学習を進めてきた。それがいいか悪いかは置いといて、今自分は幾分かストレスと文法ミスを抱えながらも英語で生活できてる。多分これくらいのゆるさと時間をかけた方が、自分に合っているんだと思う。(帰国すれば、また成績、資格、点数だけが価値尺度になっていくのだろうと考えると、嫌気がすごい。)
頭がよろしくなくても、ゆっくーり楽しく学んでいこうと思う。会社に入ってからは、遅すぎてシバかれない程度のスピードで。
③自分のアイデンティティは日本にあった
留学するまでは、「早く海外に行きたい。海外にこそ自分の夢と希望があり、求めているものだ。」とばかり考えていた。だが違った。
煌びやか(もしかしたら人工的な)街並み、落ち着きのある田舎風景、利便性に優れすぎている都会、ガヤガヤと愚痴をこぼす会社員が集まる夜の居酒屋、、、ふと思い出すのが日本で生活してた時の楽しい瞬間だったりした。
確かにヨーロッパでの生活は素晴らしいものもたくさんあった。こんなに外に開かれた場所はないだろうし、人々がビールを片手にのびやかに過ごしていた。けど、きっと、心から安心して暮らせるのは日本だけなのかもなあ」と、一年もいると感覚的にわかってしまった。
恐らく今後の人生で、MBAか海外就職(多分無難にBIG4かACかな)をして、数年は海外生活を送ることになると思う。日本産業に貢献するという意味でも、海外での就業活動は大きな還元に繋がると思うから。ちなみに、ここまで偉そうに言い切れるのは「自分にはそれだけの熱意がある」と大学3年間ちょっとでつけた得体の知れない自信からである。
だけど、だけれども!
最終的には日本でゆっくり大切な人と一緒に暮らすのが夢かなあ。
それが、この一年で一番大きく変化した心持ちかもしれない。
22年生きてきたわけだが…
今週末で、23歳になるので、マルっとほぼ22年間生きてきたわけだが、、、
人生って難しいなあ。楽しいなあ。
ってのが感想かも知れない。そういえば、最近友達に「higeちゃんって、人生の話とか、生き方の話するの好きだよね〜」とか言われたのが印象的だった。
確かに、私はそういうことを考えてる時間が多いのかも。多分、祖父からたくさんそいう話をされて感銘してきたから、そして、多分、自分の友人・いとこに心置きなく(永遠と)ああでもないこうでもないと話すことができるから。
こうして振り返ると、自分の人生なかなか恵まれてるかも!?いや、そう。
23歳は、元BCG椿さんの言葉をお借りして
「①自分の得意なことをやる②人のため世のためになることをやる③かけがえのなさ=その人にしかできないことをやる」
これを自分の心に留めて、実現したいと思う。
日本帰ったら、皆のお話聞くの楽しみにしてます。
ずいぶん長い独り言になりましたが、最後までお付き合いしてくれた方はありがとうございました。感想・意見等待ってます。
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