記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【ネタバレあり】家に帰りたい彼女の物語『勝利の女神:NIKKE』屈指の鬱イベント『OVER ZONE』を紹介

某所のアドベントカレンダー企画参加記事です。

はじめに

『勝利の女神:NIKKE』はiOS・Android・PC向けに配信されている、”背中で魅せるガンガールRPG”。
そのハードな世界観や、いきなりプレイヤーにトラウマを植え付けてくるチュートリアルなど、シリアスなストーリーで人気を博している。
RPG部分ももちろん面白いが、戦闘中に背中や尻を眺めていた者は当然のごとく死ぬ。これも本作が掲げる”因果応報”のエッセンスである。

『OVER ZONE』とは?

リリース半年を記念して配信されたストーリーイベント。ハーフアニバということでかなり気合が入っており、当時イベント初のフルボイス実装となった。
メインストーリーでプレイヤーたちが戦う時間からおよそ100年前、”アークガーディアン作戦”という人類がアークという地下居住空間に逃げる時間を稼ぐための戦いを描く。

登場キャラのうち、主要な二人だけ紹介。

・ドロシー
人類の最高戦力である部隊『ゴッデス』の2代目リーダー。プライドが高く、誇りを守るために戦う。過酷な戦況や慣れないリーダーの重圧から疲弊するが、自分を慕う量産型ニケ、ピナと出会い、良い方向に変わり始める。
モチーフは『オズの魔法使い』のドロシー。

微妙にパンツが見えている


・ピナ
襲撃によりたった一人生き残った量産型。ドロシーたちゴッデスを尊敬しており、戦闘力では劣るものの一同のムードメーカーとして活躍する。

立ち絵はRキャラの『プロダクト23』に酷似している


ドロシーはリーダーとして、部隊の規律を保とうとするが、長期間の戦いによる疲弊で雰囲気は最悪だった。

侵食(詳細は後述)された味方を処分した仲間に対する言葉

だが、ドロシーは自分たちゴッデスが作戦完了後、アークに”人類を救った英雄、勝利の女神”として華々しく迎え入れられることを目的に部隊の雰囲気を保とうとする。

食糧庫を破壊され、補給もないまま2か月間の戦いを強いられることとなったドロシーたち。
部隊の不和もピークに達し、ドロシーは死亡した前リーダーであるリリーバイス(通称リリス)の墓へ向かう。

ゴッデスたちに「人類の希望であってほしい」と真っすぐに伝えるピナ

リリスの墓でリーダーの難しさを吐露するドロシー。そこにピナが現れ、プライドの高いドロシーに仲間と共に戦うための「魔法の言葉」を授ける。

ピナの助言によって再起した仲間たち。ドロシーとピナを除いたメンバーは、ドロシーが定めた「生き残ること」という目的のために物資を探しに巡回に向かうことに。
しかし、2人しかいないタイミングで敵の大群の襲撃を受けてしまう。
ピナに隠れるよう指示し、なんとか敵を倒したドロシーだったが……

ピナは敵に「侵食」と呼ばれる攻撃を受けてしまっていた。
侵食は治療法がなく、敵味方が反転し、敵に有利な行動を取るようになってしまう攻撃。治療法はなく、侵食されたニケは処分するしかない。

侵食されたニケは目が赤く染まる
自決用の一発しか弾が入っていない拳銃。

葛藤の末、ピナを処分したドロシー。襲撃に気づいた仲間たちが見たものは、弾切れの銃で自らの頭を撃ち抜こうとし続けるドロシーの姿だった。

このあたりの斎藤千和の演技が素晴らしいのでぜひ聞いてほしい

失意の底に沈んだドロシーのもとにアークからの通信がところでストーリー前半が終了となる。

おわりに

いかがだっただろうか。後半で何が起こるのかは、ぜひ自分の目で確かめてもらいたい。
イベントは終了してしまったが、新規イベントの報酬でゲットできる「メモリーフィルム」を使えばコマンドセンターの回想からイベントを解放することができる。
記憶が一日でリセットされてしまう少女と家族の愛が起こしたクリスマスの奇跡を描いた「MIRACLE SNOW」は評価が非常に高く、後にフルボイス化されるほどの人気でこちらもオススメだ。
この記事を見て少しでも『勝利の女神NIKKE』に興味を持ってもらえればうれしい。

斎藤千和による「OVER ZONE」主題歌のカバー。


いいなと思ったら応援しよう!