モルト交換の話
中古、あるいはジャンクのフィルムカメラ購入にあたって、ぶち当たる壁というのが、"モルト"。
モルトとは、モルトプレーンの略で、フィルムカメラの遮光、光線漏れを防止するために用いられます。
"モルト劣化あり"、"モルト不良"、値札や説明欄にこう書いてあると、殆どの人が買う気を失せると思います。(僕もその一人)
しかし、モルト交換は代用品を使うことにより格安で、また通販で本物のモルトを購入するより短時間ですることができるんです。
材料は、エタノール(除光液でも可能)、綿棒、割り箸、つまようじ、新聞紙、両面テープ、書道用の下敷き(モルト)。
家にあるものでモルト交換ができるし、下敷きは100均のもので良いんです。一応ピンセットやカッターがあると便利だと思います。(僕ははさみしか使ってません)
手順
1、材料の準備、新聞紙を机にひく
2、エタノールでモルトを剥がす、このとき綿棒でモルトをぬらし、つまようじや割り箸で削る(モルトは両面テープでくっついているので、テープが露出したらそれを剥がしましょう。一気にモルトが剥がれます!)
3、下敷きをカット
4、隙間に下敷きを詰める(フィルム室上下の溝)or両面テープで貼り付ける(フィルム室のヒンジ近く、ミラー室)
たったこれだけでモルト交換ができます。現に僕もX-600のモルト交換をすることができました。また、同時にフィルムカメラに対するハードルが少し低くなった気がします!
写真を撮り忘れたため、文章のみとなってしまいましたが、複数の他サイトも参考にしながらチャレンジしてほしいと思います。