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校長先生の読み聞かせ


6月末、『校長先生が読み聞かせをしてくれた!すごく上手だった〜〜‼️』と娘から帰りの車で聞いたわたくしK。詳しく聞くと、5年生の国語の古典の授業にて、芥川龍之介の『杜子春』を読んでくださったとのこと。

校長先生が読み聞かせ⁉️前代未聞です👂❗️

業務でお忙しいからということだけではなく、読み聞かせというのは本の理解、解釈、表現技術を伴うものなので、誰でもできることではないからです。“伝えたい”思いがあってこそ。。。
感動した私はすぐに校長先生に取材申し込みをしました。お返事をいただきましたのでご紹介します🙏

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ありがとうございます。
G教諭から国語古典の単元で、校長から何か「お勧め」の本があればというお誘いがきっかけでした。

この本を選んだ理由は、私が小学生の時に担任が読んでくれた本の一つだからです。私の読み方は、50年前のその担任の先生の真似です。時を超えて「教師」は偉大ですね。

あわせて、G教諭がしっかり事前学習を行っており、私が作成した登場人物などをまとめた資料(言葉がわかりにくいと思って)の内容が子どもたちに落ちてました。ちゃんとした授業の一環だったので驚きました。
やはり「教師」は偉大です。

本は県立図書館、大分市立図書館、別府市立図書館を回って、同じ小説でも、比較的子どもたちがわかりやすいものを探してきました。さらにマスキングテープを貼って(すいません!)、端的に理解できる工夫しました。

ちなみに、その担任の先生は御年80歳!ご存命で昨年12月に石垣小還暦の会(私たちの)にご招待しました。参加者ひとりひとりが恩師の思い出を語る時、それは褒めてくれたことばかりではなく、叱られたこと、繰り返し指導されたことでした。
先生は会の最後の挨拶として以下のようなお話をなさいました。
「みなさんは、立派になられた。でもまだまだ若い。年齢から60を引いてごらんなさい。生まれたばかりじゃないですか。私なんかまだ20歳ですよ(御年80最後だから)まだできる。まだまだできることがある!」
いい歳をした連中がただただ泣いていました。
お見送りした後、口々に言った言葉は「先生に巡り会えて、俺たちは本当にラッキーやった。」
「教師」は偉大です。
私が今あるのは、間違いなく、この恩師のおかげです。

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校長先生、ありがとうございました🙏✨

校長先生の恩師の教えがこうして時を超えて今また子どもたちに伝えられていくという、美しい連鎖に心が震える思いがしました。大人が全力で向き合う姿から子どもがどれほどのことを受け取っているのか。。。言葉を超えてそれがどれほどの価値のあることかということを思いました🌱✨

画像の本は学校の図書館にあります📖子どもたち、改めて読んでくれるといいなあ!
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