指導をする時に考えていること
今日はいつも練習メニューを書いていますが自分が指導に入る時に考えていることについて書いていきたいと思います。
子どもたちに対する関わり方
子どもがする言動に対して基本的には承認するような接し方をしています。
子どもができていることを、探すようにしてまずはそこを認めたり具体的に言ってしていることが何なのかをわかってもらうことを考える。
その後、もっとうまくするにはどうしたらよいかを子どもと一緒に考えたり、コーチングをすることをしています。
子どもがすることすべてを承認するかというとそうではないです。
危険なことや周りの人に対して怪我を招くようなこと、これからの人生において変わっててほしいことに対してはその場で強く言います。
その際の言い方は、ただ強く言うだけでなく何がいけないのか、変わったらどのようになるのかを伝えるようにしています。
普段言っている言葉使いを例に挙げると、
自分は小学生や中学生の時は言葉使いは悪かったです。
その時に比べるとずいぶん良いですが今でも悪いかもしれません。
その経験を子どもたちに伝えます。
自分は先生や年上の人に対して言動が悪かったので、スポーツや勉強がある程度できても見合った評価してもらえなかったり、自分の言動のせいで周りの人までもが悪い評価をされたことがありました。
そんな風になりたい?と、子どもたちに聞くとみんななりたくないと答えます。自分も聞かれたらなりたくないと答えると思います。
自分が経験してきたからこそわかることであり、伝えられる部分なのかなと思います。
子どもたちにとっては実感が湧かず言っていることが今は理解できないと思います。
それでも、これから成長していったときにコーチの言っていたことはこのことだったんだと気づいてもらえるように続けていきたいです。
また、その場面にあったときに選択肢の1つとして自分の教えがあると、その子の人生が少しでもいい方向に変わると思います。
なので、子どもたちに伝えるときは具体的にどのような場面で必要になってくるのかをイメージできるような教え方をしていきたいと思います。
声掛け(コーチング)
声掛けで多いのが、挑戦することに繋がるようなことをいいます。
諦めないで挑戦する→できる(成功体験)→自信がつく(楽しいと感じる)
といった流れがあります。
この流れで、前向きな気持ち(メンタル)を形成することできると思います。
1流選手がメンタルトレーニングをするぐらいなのでそれだけ必要なことだと思います。
メンタルの部分では指導の際に子どもたちには諦めないことを多く声掛けしています。
また現代の子は、できないことを恥ずかしいと考えていることが多いと感じます。
そこで自分が言うことは、「できないことは恥ずかしい事じゃないよ、できないからといってできるようにしないことが恥ずかしいよ」といっています。
失敗や出来ないことは挑戦したからこそ出てくる結果であり、自分がダメな人ということではないんです。
このことは、運動だけでなく様々なことに共通していることです。
子どもたちはそのことが理解できていないことが多いので、指導を通して出来ないことを出来るようにする挑戦を楽しめるような声掛けや環境作りを意識しています。
もう1度言いますが、
諦めないで挑戦する→できる(成功体験)→自信がつく
これ流れが子どもたちの共通認識になるまで、声掛けをしていきたいと思います。
最後に
様々な考え方があると思いますが、
自分の考える優れた能力を身につけるためには、
能力=人間性×技術×メンタル
だと考えています。
掛け算なのでどこかの部分が0だと能力は0になります。
この20年間というまだ短い人生の中で、自分なりの考えなので他の人とは違っている部分があると思います。
今現状考える自分なりのスタイルなので、様々なことを学び、経験して、
これからもっとアップデートしていきます。
最後に、根本的には自分は子どもたちのために何ができるのかを考えています。
色々考えている部分はありますが、この本質からずれて自己満にならないように確認しながらこれからも指導に携わっていけたらと思います。