日本酒~激甘~
今回は日本酒度がマイナスのものを2つ飲みました。
酸度の記事の時に日本酒度の説明もしましたがもう一度。
日本酒度は糖分の量で変わります。
水(4℃)と比べた日本酒(15℃)の軽さを表していて、糖分が多いと日本酒が重くなるので日本酒度は低くなります。
糖分が分解されてアルコール(と二酸化炭素)になるのですが、糖分は水より重く、アルコール分は水より軽いので糖分が多く残ってると水より重くなるというわけです。
しかし加水という水を加える作業や、純米酒以外だとアルコール添加という作業があります。
加水するとアルコール度数が下がり重く(軽さが減る)、アルコール添加すると軽くなります。
なので一概に日本酒度が低いってことは甘いとは言いきれませんが、大体の目安にはなります。
0.0~5.0くらいが普通です。
日本酒度マイナスなものは、八海山等の貴醸酒を飲んだことがありますが今回は
讃岐くらうでぃ
春うらら
を飲みました。
讃岐くらうでぃは低アルコール(6度)、日本酒度-70酸度5.0のお酒です。
香川県の「川鶴酒造」が造った甘酸っぱくて飲みやすいお酒です。
焼酎でよく用いられている白麹を使用し、通常の約3倍の麹が使用されています。
とても甘いのですが、にごり酒のような米の風味を感じます。
軽めにお酒を飲みたい時にいいと思います。
春うららは国士無双を女性用に作った、日本酒度-20酸度1.7度のお酒です。
北海道の高砂酒造のもので、春期限定ですが、春に買って飲み忘れていたものを飲みました。
甘味を感じながらもすっきりした飲み口で、食後に飲むのもいいかなと思いました。
普段飲む日本酒と趣は異なりますが、たまには変わった甘い日本酒を飲んでみてはいかがですか。