日本酒~ドメーヌ化~
ドメーヌとは、英語で言うところのdomein、フランス語で領地を表す単語です。
ワインに関する用語としては、ボルドー地方ではシャトーと表す土地の管理者と同じ意味です。
また、自分の畑でブドウを栽培、醸造、瓶詰めを行うという特徴があります。(⇔ネゴシアン:大量生産のワイン)
ドメーヌとシャトーの細かな違いとしては、シャトーは城という意味もあり、ボルドー地方のシャトーは貴族が多く、土地が広いのに対し、ドメーヌは地主で土地が狭かったという点があります。
さて、日本酒で度々聞くドメーヌ化は、ドメーヌの「自分の土地で栽培、醸造、瓶詰めをする」という意味を表します。
このワンストップで作る製法の利点は、他社を介在しないので意志疎通の取れた個性のあるものを作りやすいという点です。
また、同じ水脈の水と米を使うことで地元の味が出せることも上げられます。
栃木県の株式会社せんきんでは、食事と日本酒のマリアージュを求め、2011年がらドメーヌ化を行っています。
生酛作りで行い、こだわりを強く待った日本酒を多く作っています。
今回はモダン仙禽 無垢 生酒(山田錦 精米50%)を飲みました。(画像右)
酸味があり、米の香りが強くしましたが、全体的にスッキリと飲みやすかったです。
夏酒ですが、仙禽から、かぶとむしという可愛いラベルの日本酒も出ているので良かったらこちらもどうぞ。
かぶとむし 雄町
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