「ロシアによるウクライナ侵略をめぐる諸問題(令和5年度 国際政策セミナー報告書)」公開されました
2024年2月にオンラインで実施した国立国会図書館の「国際政策セミナー」。
英キングス・カレッジのローレンス・フリードマン名誉教授のご講演(の完訳!)や、コーディネーターを務めさせていただいた私、そしてパネリストをお勤めいただいた慶應義塾大学の森聡教授と鶴岡路人准教授の講演内容および質疑応答の内容が収められています。
このセミナーからすでに半年が経過しようと思うと信じられない思いですが、
セミナーで語られた内容は、フリードマン教授の話も、また私たち日本側のコーディネーター及びパネリストの話も、ほとんど古くなっていないと考えています。
つまり、この2月のセミナーで示したウクライナをめぐる厳しい状況は、半年後の今もそのまま変わっていない、あるいは時間の経過とともに苦しさを増している状況にある、ということです。
様々な衝撃的な事件が起こり、ウクライナでは「現在進行形で」辛い状況にあることは忘れられがちで、おそらく今後しばらくは国内の報道も米国大統領選挙一色になっていくのでしょうが、
私自身はみなさんに、なんとかウクライナのことを思い出していただき、なしうる支援について考えていただけるよう、発信を続けていきたいと思います。