台湾出張(その1:「ざっくり言うとこんな旅でした」編)
昨夜、3泊4日の台湾出張から戻りました。
忙しい日常に戻り、またくだんの件でのメディア対応に走り回りながらも、台湾で学んだことが頭から離れない状態です。
今後しばらく、この台湾での経験に関しては、しつこく皆様にご報告させていただきたく、どうか皆様温かく見守ってやって下さい。
今回は、「ざっくり言うとこんな旅でした」編。
それぞれの詳しいご報告は、時間を見ながら少しずつ行いたいと思います。
初日のメインイベントは、日本からの出張者全員が国立台湾師範大学でプレゼン。
私は、ロシアによるウクライナ侵略への欧州と日本の対応について報告しました。
2日目と3日目は、念願の金門島初訪問。
今回は、初日にもお世話になった国立台湾師範大学の江教授がフルアテンドして下さいました。
江先生は、金門砲戦(八二三砲戦)以降の中台対立の記憶を島に残しながら、金門島を新たな観光の拠点とする活動に長年従事しておられ、先生が企画立案した複数の博物館や国立公園での展示物を見せていただきながら、我々日本側と議論を深めていくという日程でした。
3日目は、やはりここに行かなくちゃ…ということで、中国から打ち込まれた砲弾を用いて作る包丁の工場にお邪魔して、金門島の観光業育成の課題などについて話を伺いました。
まさにこの写真の呉さんが、私たちに説明しつつ、包丁を目の前で作り上げて下さったのでした。
そして、その作りたてほやほやの包丁に私の名前を入れて下さいました。
大感激・・・
小泉先生は本格的にお料理をなさるだけあり、プロの料理人が使うような包丁をお買い上げなさってました。
私も自分用と、お料理が得意な友人のために、金門包丁を別途購入。
最終日は、ポーランドのシンクタンクの台北代表のかたにインタビューしたり、台北チェコ文化センターオープン企画の展示に連れて行っていただいたり、「中・東欧と台湾」という、私がここ数年取り組んできたテーマにどっぷり浸かることをお許しいただいた一日でした。
最後の最後まで、1分も無駄にせず研究を進めることが出来、本当に感謝しております。
すべてが終わって、フライトの前の僅かな時間にほっと一息つきながら美味しい台湾料理を。
今回、この研究報告・調査旅行を可能にして下さった川島真先生と池内恵先生には、心からのお礼を申し上げたいと思います。
今回お会いした台湾の先生方とは、ロシアによるウクライナ侵略が東アジアに与える影響について、継続的に議論をしていこうと言うことになりましたし、
「中・東欧と台湾」という私のテーマに関しては、今年度中にも複数回、台湾を再訪して研究を深める機会を頂けそうです。
ご存じの通り、日々、色々なことがありますが、
こうして貴重な機会を頂けていること、本当にありがたい限りです。
これも支えて下さる皆さんのおかげです。
これからも、感謝の気持ちをお伝えする一環として、研究で得た経験や知識のお裾分け、続けていきますね。