こつこつハンドレビュー その3 あたって砕ける
今日のハンド
VillanはVPIP/PFR/3b/Fold vs 3b=24/20/9/57のレギュラー
プレイ中の考え(+ちょっと後知恵も混ざっているかも)
プリフロップ: 65sはraise/call/foldどれでもよさそう。
フロップ: ある程度はプリフロップ3ベッターのレンジアドバンテージが残るようなボードなので、広めに安くうって間違いにはならないだろう。
ターン: OOPの弱いAsはフロップで降りている一方で、IP側はたくさん残ってるのでIP側のレンジにちょっと有利そうなカード。
こちらは弱いAやKK, KQ, JJ以下のポケットペアなどチェックしたいハンドがいっぱいあるので、AK+のような強いハンドとセミブラフでポラー気味のベットレンジを作ろう。
SPR~4なのでターン・リバーでオールインになるようにポットベット。
リバー: ほぼ完全なラグ。相手のフラッシュドローを抑えてるところはあきらめて、それ以外は突っ込むべき。ベットサイズは当然オールイン。
問題は6d5dがどの程度相手のフラッシュドローを抑えてしまっているか = Ad6d, Ad5dにふたつ。OOPはAd6d, Ad5dは降りると思われるのでこれはうれしくない。けどKd, Jd, Tdを抑えているよりはマシ。
AK+以上で突っ込むとしたらバリューコンボはかなりたくさんあるので、フラドロ滑りも一部はいけるはず!微妙だけど行ってまえ!!!
piosolverによる分析
フロップ
IP (Hero) のフロップ戦略がこちらです。
プレイ時の考えと違って、ソルバーは大きめのサイズ (3e: トリプルバレルでちょうどオールインになるサイズ) を多用しています。
理由を考えるために、両者のレンジ構成を見てみます。
左がOOP, 右がIPの情報です。OOPはAA, KKの大部分とQQの一部をプリフロップで4bすることを考えると、(22, 33は両者無いので) オーバーペア以上のコンボはIPのほうがかなり多くなります。また、IPはあまり強くないAK全コンボや有象無象のスーテッドハンドをたくさん持っていて、そういった弱いハンドの量もOOPに比べると少し多くなります。一方でIPのレンジにはまあまあの強さのポケットペアがたくさんあります。
そう考えると、フロップの時点ですでにIPのレンジが若干ポラライズされており、それを生かした大きめのベットが有効になるのではないかと考えています。
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ソルバーによる解析を軸にいろいろな動画の作成や記事の執筆をしたいと思います。