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ウエイト・トレーニング徹底管理ツール~快適にご利用いただくためのFAQ~

当記事は、ウエイト・トレーニング徹底管理ツール ~Ultimate RPE TRAINING Support Tool~を快適にご利用いただくためのFAQ的な記事となります。

『できる限り多くの機能を』ということで通常必要範囲外の機能まで付けてしまったため、特に初期設定がややこしくなっています。そのため初期設定で「ここはこの入力であってる?」と思う方が一定数いると思います。また、トレーニグ内容の入力についても入力箇所が多い分、煩わしさを感じる方も多いと思います。

ここではそういった方向けに初期設定の方法とトレーニング内容の入力の簡略化についてを中心にご説明させていただきます。

文章が中心のため少し分かりにくいこともあるかと思いますが、実際にツールを利用しながら内容のご確認をいただければと思います。


1.ツール利用時の注意点

初期設定の方法とトレーニング内容の入力の簡略化をご説明させていただく前に、当ツールを利用する際の注意点を記載させていただきます。

・Androidアプリ利用時の注意点

①古い格安スマートフォン等で本体性能が低い場合に動作が重くなることがある。

②トレーニング種別の選択後にすぐにトレーニング種目のセルをタッチするとトレーニング種目の候補が表示されず選択できない。

③「Reps」「RPE」等をプルダウンで選択した後に、提案・算出されるはずの「Weight」や「e1RM」等がすぐに表示されない。

④2軸グラフの項目・項目を選択した後に、グラフがすぐに反映表示されない。

①について、一般的にAndroidスマートフォンはiPhoneと比較すると基本性能が低くなっています。現在2万円以上で購入できるような機種に関しては快適とまでいかなくても基本的には問題なく利用できますが、それよりも価格の低い機種や数年前の古い機種の場合に快適に動作しないことがあります。

そういった場合は、12週間のデータではなく8週・4週のデータをご利用いただくと比較的快適に利用できるようになります。

スマートフォンの性能を測定するソフトAntutuで20万前後のスコアがあれば比較的快適に利用できるようです。(わたしが使用した範囲で)

②については、機種の性能に限らず発生するAndroidアプリの問題のようで、最新の高性能の機種でも発生するようです。

解決策として【マスタ登録】【プログラム作成】【W1~W12】の各シートでトレーニング種目の登録をする際に「トレーニング種別をプルダウンで選択し、セルの色が種別固有の色に変わってからトレーニング種目のセルをタッチする」ことで解決できます。

なお、古い機種では上記の解決策を行っても表示選択可能になるまで時間がかかる場合があるようです。

③④については、比較的性能の高い機種でも発生し(数秒後に自動で表示される)、性能の低い機種では顕著に現れる問題となっています。

解決策として「プルダウン選択せずに入力枠に数値を直接入力する」「プルダウン選択したあとに、画面上部or下部にあるセルへの数値等の入力枠の✓をタッチをする」ことで数値やグラフが比較的すぐに反映表示されるようです。


・PC利用時の注意点

【レポート・グラフ】シートの2軸グラフの「1軸・2軸」「項目」の選択枠で数値が存在しない内容の組み合わせを選んだ場合にエラーポップアップが断続的に表示される。

文章だとよく分からないと思いますので、まずは画像でご確認ください。

画像1

白い線に囲まれた左側の赤枠内は「1軸=e1RM_MAX」「項目=【SQ】」となっていますが、項目の【SQ】はトレーニング種目名でなくトレーニング種別名の1つになりe1RM_MAXの数値が存在しないためエラーとなります。

右側の青枠内は「2軸=Condition」「項目=【SQ】」となっており、先の例より数値として存在しないということが分かりやすいと思います。

先に1軸・2軸の内容を選んでいると項目の内容は数値として存在するものしか選択できない設定になっています。ただし、先に項目の内容を選択してその後に1軸・2軸の内容を変更した際に画像のような状況になってしまうことがあり、この状況をのままにしているとExcelで何かの操作を実施する度にエラーのポップアップが表示されるようになってしまいます。

このエラーポップアップは、1軸・2軸または項目の内容を変更し、数値として存在する=グラフ表示可能な組み合わせに変更することで解除されます。

なお、このエラーポップアップはiPhoneやAndroidアプリでは表示されないようです。


2.初期設定方法

【マスタ登録】シートで、実施するトレーニングの各種設定登録を行うことが初期設定になるのですが、設定する箇所が多いため「どこをどう設定すれば良いか?」が分かりにくくなっていると思います。

基本的には特別に深く利用しない限りは以下のポイントを押さえることで初期設定が行なえます。

①『RPE/e1RM算出係数』は、スクワット・デッドリフト=「SQ・DL用」、ベンチプレス=「BP用」、その他の種目は「標準」または「SQ・DL用」を選択する。

②『表示重量幅』は「0.5kg」または「2.5kg」を選択する。

③疲労度数の算出に関連する『疲労係数』『係数補正値』とe1RMの『補正値』は未入力でOK。

①については、個人差があるのでどの設定でも「これが100%合っている」とはなりませんが、概ね上記の設定で問題ない場合が多くなっています。

※2021年6月17日現在、トレーニング種目・フォーム・個人差に対応するため、その他の算出係数を準備中。

②については、トレーニング重量の提案時に表示される重量の表示幅の選択になるのですが、仕組みとしては内々の計算で0.1kg単位で計算され、選択した『表示重量幅』で切り上げてトレーニング重量が提案されるようになっています。

例として「2.5kg」を選択した場合に内々の計算で50.1kgとなっている場合は52.5kgに切り上げてトレーニング重量が提案されるため、使用重量が高い場合はそれほど影響はないかもしれませんが、使用重量が低い場合に大きく影響することになります。

そのため『表示重量幅』は「0.5kg」を選択し、実際のトレーニング時は0.5kg幅で提案された重量(例えば50.5kg)を見たうえで2.5kg幅(50kgまたは52.5kg)でトレーニングを行うというのがオススメとなっています。

③については、すべて必須の入力箇所でないため未入力で問題ありません。

疲労度数の算出に関わる項目は未入力の場合に自動で標準設定になりますので、より深く細かく設定したい場合だけ設定を行ってください。

なお、これらの設定は【プログラム作成】シートや【W1〜W12】シートの入力後でも変更可能で、変更した内容で自動更新されるようになっています。


3.トレーニング内容入力の簡略化

トレーニング内容入力に関して、すべての人が対象ではありませんが、以下を実施することで入力を簡略化することができます。

①【プログラム作成】シートにトレーニング内容を入力せずに【W1~W12】シートに入力する。

②【W1~W12】シートの実施予定トレーニング内容の入力箇所に入力しない、または一部のみ入力する。

①について、【プログラム作成】シートはあくまで一定期間のプログラム内容を入力し、プログラム全体を一覧表形式で確認したり、作成したプログラム内容を【プログラム・グラフ】シートで視覚化して確認するためのもとのなっています。

例えば、プログラム内容を事前に完全には決めずにその日の調子に合わせてトレーニングを実施する方や、作成したプログラムを一覧表形式やグラフで確認する必要がない方であれば【マスタ登録】シートで必要最低限の初期設定を行い、【プログラム作成】シートを使用せずに【W1~W12】シートをご利用いただくという流れでトレーニング内容入力を簡略化することができます。

②について、矢印で指した実施予定のトレーニング内容を入力する箇所に「Reps」「RPE」を入力することで設定した基準重量(通常は【マスタ登録】シートで初期設定で算出したe1RM)を元にトレーニング重量が提案され、トレーニング結果を(画面右側の赤枠内に)入力することで提案されたトレーニング重量が更新されます。

画像2


矢印で指した実施予定のトレーニング内容の入力欄については、あくまでトレーニング重量の提案のための入力欄となっているため、未入力であってもトレーニング結果の入力および入力結果の分析は可能となっています。※トレーニング種別・種目の選択は必須

例えば事前に実施するトレーニング重量が【プログラム作成】シートを見て分かっている場合や、その他の方法で実施するトレーニング重量が分かっている場合などは実施予定のトレーニング内容の入力枠は完全に未入力、または同じ「Rpes」「RPE」で複数セットを行う場合などは1セット目の欄だけを入力して提案されるトレーニング重量を確認し、2セット目以降は1セット目の提案重量+自身の挙上の感覚でトレーニング重量を決定するという方法でも利用可能となっています。


4.最後に

ツールを使用するにあたって特に導入時におさえておきたいポイントは以上になります。また、ご説明させていただく必要のある内容がありましたら、改めて内容を追記させていただきます。

ツールと同時にアップしましたベンチプレス強化のためのプログラム×2つの説明については別途でまとめさせていただく予定です。

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