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#8 段差解消スロープ、実は過酷でした!※画像あり

母の退院後に必要なものとして、
我が家では、階段用の段差解消スロープが必須でした。

45年前に新築した実家は、
バリアフリーなんて言葉を聞いたこともない昭和後期。
玄関までは階段があり、家の中も各所に段差があります。

母のリハビリの経過としては、
多少の移動は、歩行器や手すりを使って歩けると見立てていたので、段差解消スロープは、階段の手すりを設置するまでの一次的なものという想定でした。

しかし、デイサービスが始まると、
送迎担当者から、母の今の状況では、安全管理の面で車椅子での送迎になりますと。
階段の手すり設置は意味なかった?と思いましたが、それはそれで足腰の弱くなった父の安全確保になりました。

段差解消スロープ自体は、折りたたみや移動が出来て重宝していました。
ただ、私が一人で母の車椅子を押して、スロープを上り下りするとなると、たった4段の階段ですが、それは過酷でした。

一見するとスロープは緩やかに見えますが、階段の段差が結構あって、見た目以上の傾斜があります。

母の通院は、基本私が対応していたので、
スロープを下る際は、車椅子のブレーキを使っても母の体重を受け止めながら下るので、結構な体力を要し、その後の車への乗り降りの介助となると、もうヘロヘロで、帰宅時にはスロープを上っていく体力は残っておらず、誰かのヘルプが必要でした。

そんな状況で、まだ介護にも不慣れな時。
母だって通院のたびに好調ではなく、スムーズに介助できず母に苛立ちをぶつけることも出てきてしまい、、
私は、車の乗り降りだけでもラクにできるようにと、家族に福祉車両の導入を提案しました。

父はプリウスに乗っていましたが、プリウスは後側方の視界が狭いので安全面で気がかりだったことと、車体にかすり傷も増えてきていたので、このタイミングで父の車を視界良好かつ、車椅子ごと母を乗せられる福祉車両に買い替えようと、妹弟は賛成でした。

N-BOX(機能上燃費は悪いですが普段使いにも最適)

ただ、父は愛車のプリウスを手放すことが受け入れ難い様子でした。
高齢者の交通事故に関しては、父自身も他人事ではないと分かってはいたと思いますが、でもまだ日中の運転は支障ないという自負がありました。

母の介護のため、というのが一番の理由ではありますが、
父が安心安全で車の運転ができること、なおかつ新車で、リース契約で、と畳みかけて説得し、なんとなく了承してくれました。

今日はココまで。


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