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#2 母は74歳で認知症と診断されました

母は、今月77歳を迎えます。
今や高齢化が進行し、
65歳以上の5人に1人が認知症発症といわれているようですが、
母の場合は、
少し珍しい「前頭側頭型認知症」という、
難病に指定されている種類の認知症でした。

認知症と言うと大概の人から
「えっ、まだ若いのに?」と返ってきます。
きっと
「認知症=アルツハイマー」と思い込んでいるのだと思います。

私は決まって、
「お母さんはアルツハイマーではなくて、、」と
難病を発症していることを説明するのですが、
これって、
私が高校時代に部活で腰を痛めたとき、
親戚のおばさんたちに
「なんで若いのにっ」と
ひやかしめに言われたときの、
あの感情に似ているなーと思いました。

当時のおばさんたちは
「腰痛=年寄り病」という思い込みだったのだと思います。

そんな感じで、
母が認知症と診断された時期を振り返ると、
行動異常の原因が分かったという安心感と
その行動異常に振り回されている人たちへの対応や、母と暮らす父の疲弊、家族のギクシャク、、

実家では姪っ子たちに癒されながらも、
帰りの車の中ではため息と涙がこみあげて、
いろいろな感情が入り混じっていて、
落ち着かない日々を過ごしていました。

今日はココまで。


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