トヨタEVの逆襲、27年にも全固体電池、充電10分1200キロ

市場も大きく反応。日経でトヨタ株が5%以上up

1.全固体電池搭載のEVは航続距離が2.4倍になる
 トヨタは2027年に全固体電池を搭載したEVを投入する予定であり、この電池技術の採用により、現行のEVと比較して航続距離が2.4倍に伸びます。充電時間も10分以下であり、約1200キロメートルを走行できるようになります。

2.全固体電池の実用化はEV市場におけるゲームチェンジャーとなる可能性がある
 全固体電池は液体リチウムイオン電池と比較して電解質が固体であり、充電時間の短縮や航続距離の増加が期待されています。この技術の実用化はEV市場の勢力図を塗り替える可能性があり、トヨタの先行投入により競争が激化することが予想されます。

3.全固体電池の市場規模は3兆8600億円であり、開発競争が激化している
 調査会社の予測によれば、全固体電池の市場規模は40年までに3兆8605億円にまで拡大する見込みです。このため、自動車メーカーや企業が全固体電池の開発競争に参入しており、技術開発と量産工法の開発が重要な課題となっています。

4.トヨタの先行投入と技術開発の進歩　　　　　トヨタは全固体電池の研究開発に先行し、1000以上の関連特許を保有しています。トヨタは2027年を目標に具体的な実用化を目指し、全固体電池の耐久性の課題を克服するために技術開発を進めています。

5.次世代の電池技術の展望
 トヨタは全固体電池だけでなく、既存の液体リチウムイオン電池の性能向上にも取り組んでいます。2026年には次世代品を投入し、20分の充電で約
1,000キロの航続距離を実現する予定です。また、トヨタは将来的にはさらなる進化を目指し、全固体電池を搭載したEVの充電時間を10分以下で航続距離を約1,500キロまで伸ばすことも視野に入れています。

全固体電池の普及に向けては、量産工法の開発と製造コストの低減が重要な課題です。現在の製造コストは、全固体電池の場合、1キロワット時あたり6万〜35万円であり、既存のリチウムイオン電池に比べて4〜25倍高くなっています。トヨタは製造コストを下げるための技術開発に取り組みつつ、全固体電池の量産化を目指しています。

一般的に、全固体電池の初期段階では高級車など一部の車種に限定して搭載される可能性が高いとされています。ただし、研究開発の進展や技術の進化により、より広範な車種での搭載が実現される見込みです。

日本を代表する車屋のトヨタがEVで逆襲するための切札が個体電池🔋である事は間違い無い。