見出し画像

【読書ログ】『デザイナーじゃないのに!』

見出し画像引用:ソシム公式サイト

はじめに

この記事は,私が書籍『デザイナーじゃないのに!』を読んで学習したときの読書ログです.
書籍を読んだ感想,躓いた部分などをまとめています.

この本について

  • タイトル:デザイナーじゃないのに!

  • 著者(監修・デザイン):平本 久美子

  • 著者(漫画):よしだ ゆうこ

  • 発行:2022年11月1日 初版 第5刷

  • 発行所:ソシム株式会社

この本を読んだ目的

私は,情報系を専攻する大学院生で,プログラマとしても活動しています.
研究活動でのプレゼンスライド作成,フロントエンド開発でのUI設計,名刺作成などなど,デザインに触れる機会は多くありましたが,デザインについてきちんと学習したことはなく,どのようなデザインが良しとされているのかわかりませんでした.
書店でデザイン関係の本を探していても,テンプレート集やハイレベルの本ばかりで自分に合ったものはあまり見つかりませんでした.
その際に「非デザイナー」向け全振りの本書を見かけ,読んでみる異にしました.

この本の概要

この本は,デザイン経験のない「非デザイナー」向けの入門書です.
デザインの基本原則について漫画を交えて非常にわかりやすく説明されています.
一言に「デザイン」といっても,いかにおしゃれでイマドキのポスターを作るかといったものではなく,「読みやすく」「伝わりやすい」資料を作るための,広義の「デザイン」について説明されています.

本の中で説明されている,デザイン4大ルールが以下の通りです.

  • 整列(はしっこをそろえる!)

  • 近接(同じ種類でまとめる!)

  • 強弱(メリハリをつける!)

  • 反復(同じデザインを繰り返す!)

また,デザインを考える上では,

  • ターゲット(誰のためのデザインなのか)

  • ゴール(そのデザインを通して,ターゲットにどういう動作をしてほしいのか)

の2点が大切だと述べられています.

この本を読んで学んだこと

この本を一通り読んで,デザインの4大ルールを守ることがいかに大切か痛感しました.
この本を読んでからスライドや名刺を作る機会があったのですが,この4ルールを守るだけで,まとまりのある,わかりやすい資料が出来上がりました.
もちろんまだまだ初歩的な段階なのでプロレベルのデザインではないと思いますが,「伝える」という観点のデザインでは,この4大ルールが非常に大切だということがわかりました.
ただ,あるルールを守ろうとすると,他のルールに反するという壁に当たることがよくあります.整列しようと位置を調整すると,明らかに余白がおかしかったり,バランスが悪くなったり…
まだまだ学び始めなので,トライ&エラーを繰り返してコツをつかんでいこうと思います.

また,この本は理系の大学生・研究者にとって非常に重要な本だと考えています.
研究発表用のスライド作成では,まさにこの4大ルールが大切になる場面がたくさんあります.
意外とないがしろにされがちなスライドのデザインですが,研究者にとって発表は「伝える」ことがとても大切なので,相手にとって理解しやすいスライドを作るためにも,デザインを学習することが非常に大切だと感じました.

いいなと思ったら応援しよう!