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#61 くろしおと南紀で、大阪から名古屋へ

※この記事は2020年9月1日にブログへ投稿したものです

名阪間を鉄道で移動する経路といえば
・東海道新幹線
・近鉄名阪特急
がメジャーどころ。
 
非メジャーどころでいえば
・東海道線
・関西線
・阪和線&紀勢線&伊勢鉄道&関西線
 
非メジャーどころの中では、まだ関西線しか使ったことがなく。
283系・85系に乗りたい、ということで、今回は阪和線&紀勢線&伊勢鉄道&関西線経由で名古屋へ。
 
行程は
新大阪 7時33分発  新宮11時50分着のくろしお1号
     ↓
新宮 12時44分  名古屋16時10分着の南紀6号
 
ということで、いざ新大阪へ。
新宮駅周辺には何もないという情報は得ていたので、いつもよりも少し早めに新大阪に到着。
駅弁に加え、長旅になるのでチップスターとジュースも調達。
 
ホームに降り立つと、すでに283系オーシャンアローさまが鎮座。
とりあえず、早速撮影会を。
(撮影日:すべて2020年8月22日)

なんてカッコいいんだ…。

20年以上、長距離を潮風にさらされると、さすがに傷んできますね。

 
283系といえば、やっぱりパノラマ!!
ということで、今日はグリーン車。
なかなか珍しい、1+2列シートが途中で入れ替わる座席配置。


新大阪を定刻に発車。
梅田貨物線が地下化されるとこの景色も、もう見られないんだなと。
せっかくなので、側面車窓を撮影。

環状線を颯爽と走る283系。


避難の指南書、パンダかわええ…。

 
颯爽と阪和線を走り抜け…と思っていたら
日根野で車内アナウンスにてお知らせが…。
 
紀勢線 紀伊浦神-紀伊田原間で信号に落雷、運転見合わせ状態と。
お…おぅ…、まじか…。
現状は白浜止まりにするが、今後の状況次第で行先が戻るかもしれない、と。
信号がぶっ壊れたんなら、多分すぐの復旧は無理だろうなーとも思いつつ。
一縷の望みもかけながら。
 
そんな一抹の不安も抱きながら和歌山駅に到着。
ここで乗務員さんの交代。
 
そこからのアナウンスが「この列車は白浜行き」になっている…。
おそらく、この時点で白浜での打ち切りが確定した模様。
代行バスを手配中とのこと。
 
見事に車内LED幕も白浜止まりに変更。
臨時用のっぽくて、"特急"や号数の表記がないんですね。
比較用の動画も併せて。

 
残念がっても仕方ないので、283系を目いっぱい楽しむことに。
 
 
紀勢線って海岸線に入るまでは、コロコロと景色が変わって面白いですね。


いよいよ海が見えてきました。

そろそろ御坊が近づいてきたので、283系 第2のご自慢設備であるラウンジへ。
 
先客はまだ1名でした。
カウンター席の右端を確保。
この後、ちょっとすると、満席になりました。

アベックシート(言いかた)


ラウンジから眺める車窓もいいものですねえ。

すぐそこに海が見える!!

快晴も快晴で、綺麗ですね~。

そんなこんなで白浜駅も近づいて来ます。

ふと運転台のスタフを見ると、白浜以降に大きな×印が…。
お、おぅ…。

白浜駅寸前。


はい、白浜駅に到着。
別に白浜に用事はないんですがね…(´・_・`)

(あっそ駅撮るの忘れてた!! とこの時に気づく…)

283系がぐったりしているように見えるのは気のせいでしょうか…?

白浜駅にもしっかり運転取り止めの表示が。


ちゃちゃっと白浜駅を撮って、用意していただいた代行バスに乗り込みます。

発車までまだまだだったので、乗車前に運転士さんに許可をいただきバスも撮影。


こっちの写真のバスは勝浦と新宮以外に行くバス。
(串本とか太地とか)

 
時間的に新宮→勝浦の順で行ったほうが早く着くそうで。
一応くろしおの車掌さんには、後続の南紀に間に合うかどうかご相談してましたが
間に合うかどうか微妙、との回答だったので、またまた一抹の不安が…。
(接続待ちしてもらうと仰っていたので、本来は心配する必要もないんだけれども)
 
高速道路走るものかと思いきや、そもそも高速道路なんてないんですね、ここ。
延々とグニャグニャの山中を走っていきます。
 
ただ…景色が綺麗だ…!!

これは紀勢線経由では見られない素晴らしい景色…!!
 
経路は、恐らくこれじゃないかと。
 
バスでお隣の席に座っていた中学生のかた(Aさん)が話しかけてくださり
お互いが鉄道好きであることが判明。
家族旅行で和歌山駅から勝浦へ行く予定だったそうです。
 
Aさんによると、和歌山駅の時点では、まだ方向幕は新宮行きのままだったようで。
 
どうやらAさんも国鉄型やJR初期の独特な車がお好きなようで
105系や113系の話やら、WEST EXPRESS銀河の話だったり
ずーっと鉄道のお話しを。
 
しかし、バスの乗車時間は約2時間。
しかも地図の通り、ずっとグニャグニャの山道。
はい、しっかり酔いました。
 
Aさんと話していたおかげで、気が紛れていましたが
1人ぼっちなら、おそらく口からマーライオンしていたことでしょう。
Aさんには感謝してもしきれません。
 
新宮駅はまだか…もうそろそろヤバいぞ…、と思っていると
ようやく新宮駅に到着。
結構ギリギリでした…。もうぐったり。

ドン曇り!!
 
結局、新宮駅にバスが到着したのは、南紀発車の20分前である12時24分。
すごい…間に合った…。
運ちゃんありがとうございますm(_ _)m
 
 
南紀の到着まで、しばし新宮駅を満喫。
 
どーんと、運休の文字。

JRの皆さん、お疲れさまです…。


アーバンネットワークエリアでは、すっかり見なくなった、純粋なキオスク。


壁のかっちょいい絵。


7年前に設置されたらしい、新宮鉄道100周年の石碑。


駅構内にもあった蒸気機関車の絵。
新宮鉄道のものっぽいですね。


昭和レトロ感ムンムンの階段。


国鉄感ムンムンの案内板。
でも隅丸ゴシックとはちょっと違う…。


そうこうしているうちに、南紀が到着。


新宮駅に取り残された283系トプナンさん。


新宮以東も、いろんな景色があって、面白いですね。

さすがに、バスでの疲れが効いていて
車内に他のお客さんもほとんど居なかったので、ちょっとの間横になって寝ることに。
JR東海の在来特急ってシートふっかふかでいいんですよねえ。


松阪駅辺りで目覚め、また車窓を楽しむ。

細目で見ると「?駅」


伊勢鉄道の複線化用地部分。


近鉄山田線・名古屋線と、お隣の高規格路線を眺める。


列車に揺られる間に、定刻で名古屋駅に到着。

10時間の乗車お疲れさまでした。

383系とともに。

反対側から。

ついでに383系単体も。

大好きな211系も。

この日は移動で疲れ果てて、ホテルで寝て終わってしまったのでこれでおしまい。

結局、283系で白浜-新宮間を乗車できなかったので、後日リベンジすることを決めました。


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