#161 四国一周の旅 1日目(徳島→高知)
夏休み旅行第5弾。
今年は四国一周です。
数年前からやってみたいとは思っていたものの、今まで他の企画よりもちょっとインパクトが劣るなーと思ってやっていませんでしたが
ちょうどネタ切れ気味だったので、四国一周をやってみることに。
まずはルート選定から。
とりあえず、大阪から四国島まではバス移動として
時計回りで行くか、その逆で行くか。
諸々のスケジュールを勘案した結果、徳島から時計回りで行き、高松をゴールにすることに。
あれ?高松から徳島は乗ってなくない?
もうすでに何回か乗っているのと、最終日は早く帰りたいので今回は乗りません。
なお、今回のスケジュールを組んでみたところ
夏休み企画としては異例の移動距離800kmちょい。
今までで一番イージーな夏休み旅行になりそうです。
1日目。
1発目からバスなんで、まあ橋渡るところだけ見られたらいいかな、なんて甘ったれた思考でバスへ乗り込みます。
●第一走車
阪神バス 徳島大阪線 0102便
ハービス大阪 740→徳島駅前 1000
出発早々にコンビニで買ったおにぎりを食べてラジオを聴いて…。
夏休み旅行なのになんて優雅なんでしょうか。
明石海峡大橋わたるよー。
ただただ通過されるだけの淡路島。
大鳴門橋わたるよー。
うおぉ!渦まいてる!
大鳴門橋を渡るとすぐに鳴門公園口のバス停に着きます。
ここで降りる人を見たことがありません。
大鳴門橋記念館へ1度友達に連れて行かれたんですが、よく覚えてないんでもう1回行きたい…。
この次は高速鳴門。
この徳島大阪線って今まで2回乗ってるけど、2回とも高速鳴門でしか降りたことなかったんですよね。
なのでここからは初対面の区間です。
松茂停留所。
バス停の入り口あたりには…
タヌキでけえ!
キンタマでけえ!
あやかりたい!
まだだいぶ時間あるなーと思って、ちょっとウトウトし始めたころに到着アナウンスが。
徳島駅着いた!
9時40分。
定刻より20分も巻いています。すげえ!
高速バスの早く到着できる強みって地味だけどすごいよなあ。
とはいえ、10時前なんで大体のお店はまだ開いていません。
ひとまず、これから使用する秋の乗り放題パスと、この後に乗る指定席券を発券して適当にぶらぶらします。
この旧そごうのビル、今は三越が入っていたんですね。
それにしてもあっつい!
真夏日かってぐらい暑い!!
日差しがね刺さってくるの!
10月も半ばですよ奥さん?
暑いし、ようやく10時になったのでもう一度駅ビルへ。
切符を発券してからちょっと気になったのがここ。
焼き餅なんていう旅の道中にはもってこいなものがあり、しかもイートイン可能。
どーん。
焼き餅3種セット(お茶付き)。
プレーン, 抹茶, ごまの3種類。
外の餅がパリっとしててモチッとしてて美味しいー!
ごまと抹茶の風味がすごい!
平べったいので、サクッと食べられていい感じです。
甘味の補給も済んだところで、ちょうどいい時間になったので入場。
●第二走車
藍よしのがわトロッコ キハ185, キクハ32 8451D
徳島 1035→阿波池田 1259
のっけから観光列車です。
今回の旅、あまりにもイージーモードすぎる…!
この列車、阿波池田までの停車駅は5駅で約2時間20分。
徳島線の普通列車は阿波池田まで全駅に停まり約2時間弱。
なにがどうなったらそうなる。
たぶん、運転停車が多いのと(しかも長い)、貞光で10分停車があるからですね。
観光列車なんで長いほうがいいに決まってますしね。
のっけからこんな特急形に乗っていいのだろうか……!!
あまりにも幸先がよすぎるなあ。
石井駅に着き、トロッコ車両へ乗り込みます。
なんとまあトロッコ列車日和なんでしょうか。
吹いてくる風がまあ心地いい!
のっけからこんなんでいいんですか?
せっかくなので、車販でブルーソーダとジェラートを買いました。
吉野川の景色っぽい!
すいーとぽてとジェラートがめちゃくちゃ芋でした。
想像以上に芋でした。
美味し〜い!
ブルーソーダはかき氷の底っぽい味でした。
雄大な吉野川!
この日は祝日で家族連れもたくさんいたので車内がとてもいい雰囲気でした。
と、おひとり様の鉄オタが申しております。
せっかくなんで誰もいないキハ185の車内も撮っておきます。
貞光で20分の停車。
構内踏切から真正面も。
えきちゃんかわいいよえきちゃん。
剣山っぽい顔してるけど、車掌さんいわくこれは剣山じゃないらしいです。
車掌さんに入鋏もしてもらい、貞光を出発します。
きれいだなあ。
虫が多そうだから住むのは無理だけど。
頑張ってシャッタースピード落としたらかっこよく撮れた。(ご満悦)
シャーーってなってる。
12時59分、定刻通りに阿波池田に到着。
気持ち的にはあっという間でした。
次の列車の発車までは50分ほどあります。
とりあえず、阿波池田の駅スタンプ押して、それから何しようかなと地図を眺めていると近くにダムを発見。
駅から歩いて21分…。
うーん、ちゃっと歩いてちゃっと帰ってくればギリ間に合うかな…?
と思い歩きはじめましたが、ダムに行くので道がとんでもなく上り勾配なんですね。
普通に歩いている分でもキツい坂なのに、キャリー引きながらこれはめちゃくちゃキツい…。
途中「ダムは見たいけど、時間ギリギリでここまでしてダム見たいか?」なんて思いにさいなまれながらも18分ぐらいで到着。
ばーーーーん。
うおーー!ダムかっこいい〜!
来てよかった〜〜!
……ゆっくりダムを眺めたいところですが、帰ります。
ダム見たい!もっと見たい!
行きは18分でしたが帰りは下り坂なのでだいぶ早く帰ってこられました。
脚にいいのかどうかはわかんないけど。
駅前の商店街の雰囲気がすごくいい感じでした。
駅へ戻ってきました。
ホームにはもう列車が入っていました。
●第三走車
JR四国1000型 4237D
阿波池田 1349→後免 1548
いいねー、四国っぽい!
四国の普通列車ってめちゃくちゃ早いですね。
速い時は70〜80km/hぐらい出ていますね。
陰陽連絡線完全制覇の時に、ひたすら25km/hの必殺徐行を経験したので
とてつもなく爽快感があります。
(比較する路線の事情が全然違うのでアレですが)
大ボケ小ボケの小歩危駅。
ここで反対方面の南風と列車交換。
(小学生の頃、担任から「大歩危小歩危って知ってるか?お前らは大ボケじゃ!」ってめっちゃ言われたの思い出すなあ……)
単線の鉄橋ってワクワクするよね!
アーチ状のトラス橋ならなおよろし。
途中、列車交換のタイミングでまんなか千年ものがたりと離合しました。
反対ホーム上ではシャボン玉がふわふわと飛ばされていました。
中のお客さんがこちらを見ていました。(錯覚かもしれない)
どうだい、こっちで移動しないかい?
途中、大杉駅でも9分停車。
南風を退避します。
アンパンマン列車の南風でした。
ほら〜ほらほら、君の大好きな単線のトラス橋だよ〜。
まるで鉄オタのように背面展望をしていると、トンネルを出たタイミングで減速・停車。
え!? なにこの駅??
複線トラス橋の中に駅がある!?
そんなことある!?
阪神電車の武庫川駅のすごい版みたい!!
ホームの隙間から川面が見える!!
こんな変な駅、途中下車したくなるじゃん……。
(時間さえあれば絶対途中下車してた)
後ろ髪を引かれる思いで、この土佐北川駅を通過します。
そして今度は土讃線秘境駅でおなじみの新改駅。
新改駅に停車する列車は1日に上り4本, 下り2本。
次にこの駅を見られるのなんていつかわかんないので、この列車に乗れたのはタイミングがよかったですね。
こんどは同じく土讃線秘境駅でおなじみの坪尻駅も見たい!
スイッチバックの配線からしか得られない栄養ってあるよね。
この駅を抜けるとこれでもかと分かりやすい下り坂があり、市街地へ入っていきます。
峠を超えたのがよくわかります。
それから程なくして15時48分 後免駅に到着。
なにかの素材に使えそう…。(たぶん使わない)
ついでに土佐くろしお鉄道の駅名標も。
やなせたかしが出迎えてくれました。
でけえ。
とりあえず後免では1時間ほど時間を取っていて、何しようかななんて地図を眺めていると歩いて10分ぐらいの距離に「海洋堂Space factory」なる施設を発見。
どうやら、夕方過ぎぐらいまで開館しているとのことなので行ってみることに。
うおお、なんだかかっこいい建物!
「Space factory」っていうぐらいだから、宇宙船がモチーフなんですかね。
入り口の扉もSFに出てくる宇宙船っぽいぞ!
お隣には公園があって子供たちがキャッキャ遊んでいました。
で、この中でもキャッキャ遊んでいました。
地元に密着してる感じでいい空間ですね〜。
Factoryと名乗っているだけあって中は工場?みたいな感じの場所もあって、そこを覗けちゃうんですね。
ソフビみたいなの作ってました。
2階にあった企画展でスタッフさんからどこから来たんですかみたいな会話のあと「今日は帰りに寄られたんですか?」と。
「え?…いま来たところです」と答えると、スタッフさんも「え?」みたいな顔してました。
そういえば、今日って3連休の最終日なんですね。
遠方からだといま来たほうがおかしいか。
当初予定は後免で1時間の滞在の予定でしたが、Space factoryは1時間では見きれるわけもなく、予定を変更して2時間ほど滞在しました。
後免駅に戻ってきたころにはあたりは真っ暗に。
高知行きの列車が来るまで池田行きと奈半利行きが後免を出るようだったので撮影してみることに。
せっかくなんで露光時間長めで撮ってみました。
………思ってたのと違う。
よくわかんない写真。
5,6秒の露光だったらもっといい感じだったかもだけど、そんなの手持ちじゃ無理だしぃぃ。
三脚あっても跨線橋だから揺れるしぃぃ。
そうしているうちに本日の最終行程の列車がやってきました。
●第四走車
土佐くろしお鉄道9640形 5817D
後免 1815→高知 1831
運良く転クロ車に乗ることができました。
この車の背ずり、めちゃくちゃでかいんですね。
どれぐらいでかいかって、深く座ってもまだ頭の上よりもヘッドレストのほうが高いぐらい。
個室感がすごいし圧迫感もすごい。
右側のポスター懐かしい!
しかもマスクは個人の判断になりましたのポスターと共存してるとは…!!
これは公正に残すべき共演だよ。
15分ほどの乗車なのですぐに到着。
本日の目的地 高知駅に到着。
高知県初入県です。いえーい!
高知駅って屋根に木が使われていて、でかくてかっこいいですね。
4両ぐらいの新幹線ならやって来そうな雰囲気。
改札出たらでかい鳴子!
高知駅のMVの初期画面はこんな感じ。
きっぷのルールが分かる人も分からない人も、「すべての人が使いにくいUI」で有名なMV。
しかし、この高知駅のMVは
[きっぷ購入]を押すと本来の[検索経路から検索]の画面に遷移。
[その他メニュー一覧]を押すと普通のMVの初期画面が出てきました。
きっと正解ってこれな気がするUIですね。
全国のMV、全部このUIにしちゃえばいいのに。
今日のお宿は高知のクレメント。
JR系列の割には、思いの外普通な客室・設備でした。
ただ、トレインビューの部屋ではありました。
(でも夜だからロクに撮れない)
(朝時間があったらリベンジする)
晩ごはんは、高知出身の美容師さんからおすすめしてもらったカツオのタタキと芋天が食べたい!
でもお酒飲めないので居酒屋すぎる店は嫌!の思いで、店を探していると、いい感じのお店を発見。
ただ、Googleのレビューではひたすらオペレーションが悪いって書いているんですね。
この手のレビューが当たるのって半々ぐらいだと思っているんですが、他にいい感じの店もなかったので、ここへ行くことに。
いざ入店。
店内はガラガラで少々お待ち下さいと告げられる。
店内のど真ん中で立ったまま待たされ、5分ほど経って席に案内される。
おおぉぉぉ!!
Googleのレビューで見たやつだ!!
席は半個室みたいなところでした。
だいたいメトロポリタンのトイレぐらいの広さ。
いい雰囲気ですね。
注文はタブレット。
カツオのタタキと芋天とコーラをカートへ入れる。
注文しようとすると、「店員を呼んでください」と謎のエラー画面。
タブレットがあるのにわざわざ声出して店員さんを呼んで謎の登録をしてもらいました。
おおぉぉぉ!!
すごくオペレーションが悪いぞ!!
しばらくして店員さんがカツオのタタキを持ってきました。
店員「あっ!まだ飲み物来てませんでしたね!」
と、言いながらなぜか持ってきたカツオのタタキを持って帰る。
なんで持って帰るんだよ。
そうして、またしばらくしてコーラとカツオのタタキがやって来ました。
突き出しも一緒に来ました。
突き出しもこのタイミングなの?
というか突き出しあったんだ。
すごい!
レビューで見た通りのオペレーションの悪さ!!
結構な人数の店員さんいたけど、実はワンオペでやってんのかって疑っちゃうよ。
そんなひどいオペレーションの中やってきたカツオのタタキ。
すでに塩が振ってありますが
漁師さんはマヨネーズで食べるそうで、それもできるようにマヨネーズも別添されています。
食べる。
うっっっっま。
今まで食べてきたどのカツオのタタキよりも美味しい!
タタキとマヨネーズってどうなんだろうって思っていましたが、結構あいますね。
よく考えたら、材料的にはシーチキンマイルドのツナマヨですもんね。
そりゃ美味しいわ。
遅れてやって来た芋天。
これも美味しい!
ほんと、オペレーションがよければいいお店なんだけどなあ。
とてもレビュー通りのお店でした。
お店探している時にメニューを見るとご飯があったので、晩ごはんにちょうどいいなって思っていましたが
まさかの売り切れで、美味しかったけどお腹は膨れていないという状態に…。
追加でなにか別のものを頼んでも高くつくだけなので、とりあえずお店を出ることに。
会計だけはめちゃくちゃ早かったです。
帰りにファミマに寄っておにぎりとポップコーンを買いました。(台無し)
1日目の総乗車キロ 313.4キロ
1日目の総乗車時間 6時間46分
(バス含む)
写真の撮影日:2024年10月14日
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