eVTOLが産業構造を変える!?HIENが目指す産業の未来とは。
皆さん、こんにちは!#HIEN Aero Technologies公式アカウントです。
私たちは、「日本で失われてしまっている”航空機を設計し、作って、飛ばす” 技術をeVTOLで復活させ、次の世代に継承する」をミッションに、国産スケーラブルハイブリッドeVTOLを開発しているスタートアップ企業です。ただいまクラウドファンディングに挑戦中!ぜひ応援よろしくお願いします!
本日はHIEN Aero Technologiesが目指す産業構造についてお話いたします。航空機の産業構造は普段身近ではないかもしれませんが、実は巨大な構造の中に皆さまがよく知る様々な企業の関わる業界なのです。
今回は「eVTOLなんてどこか海外できっと作ってくれるでしょ」というあなたにこそ、読んでいただきたく思います。
巨大な"ピラミッド"構造
産業構造は航空機完成機メーカーを頂点に、膨大な量のサプライヤーが存在しているピラミッド構造になっています。 その中身は「Tier 1」「Tier2」「Tier3」…という形になっています。「Tier2」「Tier3」は部品を「Tier1」に供給する企業です。「Tier2」は「Tier1」から注文された部品を製造し納入します。「Tier3」はその「Tier2」からさらに細かい部品などの注文をうけて製造し納入します。そのほかにも部品加工に必要な機械や工具を供給する企業や特殊な加工を行う加工企業も「Tier2」「Tier3」に含まれます。
ほかにもピラミッドには含まれていませんが機体のメンテナンスや修理を行う企業も航空機産業に含まれており非常にすそ野の広い産業になっています。
この構造は極めて強固かつその多数の関連企業を束ねる構造こそが、航空機における完成機メーカーの競争力を維持してきました。
HIENの考える"星型"産業構造
しかし、eVTOL開発においては、完成機メーカーを中心として足を伸ばしていく柔軟な"星型"構造が必要と考えています。
例えば、モータ駆動や自動運転技術が普及していくと、電気制御技術や半導体製品、バッテリー、電子部品・電子デバイスを含めた独自技術を持つ企業が自動車メーカと対等な立場で自動車の開発・生産を行っていく必要があります。そしてそれが可能な魅力的な企業が日本には多数存在するのです。
しかし、これがクラスタとして形成されていくためには、中心に完成機メーカーがある必要があります。機体開発、全体設計の知見が共有されてこそ、新しい標準化が進み、それぞれの事業者の水平展開が広がっていきます。この力こそが、新たに産業全体を活性化させる力であると私たちは考えています。
"eVTOL"産業へ向けた一人ひとりの力へ
私たちは、今回のクラウドファンディングはこの新たな産業の未来への、一人ひとりの賛同と力を集める得難い機会であるとも考えています。
こういった産業の革新に個人として関わることのできる機会は、そう多くはありません。しかし、産業全体の革新には多くの方々と未来図を共有し、進んでいく必要があります。イノベーションは「誰かに任せて待っていればいい」というものではないのです。もちろん待っていれば誰かがeVTOLを飛ばすかもしれない。それをじっくり待って、それに合わせて、事業を興していけば成功するかもしれない。
ただ、待ちの姿勢の先には産業全体が活性化するようなクラスタの未来はないでしょう。私たちはそう考えるからこそ、この中心となる完成機メーカーを担うためにeVTOL開発を進めています。地盤としては、航空機産業が元々豊かであったり、法整備が進んでいたりする有利な国はたくさんあることでしょう。しかし、それでも日本でeVTOLを作り続ける理由はここにあります。クラスタとして活性化することこそ、日本にある様々な魅力的な事業者の皆さまが輝くことであると私たちは考えています。
皆さまへ
引き続きのご指導ご支援、何卒よろしくお願い申し上げます!質問はこちらから!ぜひどんどんお寄せください!
https://www.youtube.com/watch?v=2EFCEVbfTkA