生産性が上がらない鶏卵前後論争 20241103
見なくても大丈夫なですが上記の続きです。
お暇ならどうぞ。
未だに昼間は半袖で過ごせるくらい暑い日もありますね。
暦の上では冬の入り端にこんばんは、ヒエジゴンです。
3週間も書くことじゃない気がしますが
ようやく全部吐き出せてスッキリできます。
頭の中のモヤモヤはとっとと吐き出すに限りますね。
脳みそだけは健康になって来てます。
よく眠れる。
さて、本題ですが。
先週時点でヒエジゴンが準備した生産性向上の銀の弾丸は
「仕事の終わった労働者を小さい単位で自由にする」
でございました。
一応言っておきますが銀の弾丸なんて代物が、
この世に無いことは大前提です。
そんなものが有れば頭の良い偉い人が
とっくに撃ち尽くしてるはずですからね…
その人たちが狼男でもない限り。
それでも、月額使い放題月給制で、
生産性を上げることに何のインセンティブも無い…
そんな労働者を目覚めさせるには、
一番安価な方法じゃないかと思っとります。
いえまぁ
早く仕事終わらせたら余分に給料払ってくれる。
「逆残業手当」なんてのが有ったなら一番なんですけどね。
でも早く終わらせたところで
会社全体の収入が増えてるわけじゃないって事くらいは
脳ミソの99%が堕落で出来てるヒエジゴンにもわかります。
なら
「早く終わった分だけあまりの時間は個人の余暇に当ててOK」
しか手はないはずなんです。
コレ
小学校低学年の児童にすら通用する理屈です。
「宿題を早く終わらせたら、余った時間遊んでいいよ」
なんて事
子供だって理解できるはずなんです。
もしコレが
「宿題が早く終わった?なら、宿題を追加するね」
なんてことにしようものなら
子供は2度と早く宿題をこなそうなんてしなくなります。
時間いっぱい使って鼻くそほじりながらダラダラやります。
なんなら宿題をやる時間に遊ぶ方法を考え出します。
その結果がヒエジゴンですけどね。
ヒエジゴン・ダディがそういう人間だったので…
話がそれました。
小学生にもわかるコノ理屈ですが。
社会に出て会社で仕事し始めたとたん、
「仕事が終わった?じゃぁ次の仕事だね!やることは無限にあるよ!」
になるんですよ、さらにおかしな事に
「仕事が無い?仕事は自分で見つけてくるんだよ!」
とか言い出す連中まで居たりします。
アホですか?
「仕事はいっぱいあるよ」
の理屈は判らなくもないんですよ?
会社=経営者としてみるなら
個々人に割り当てた仕事なんて微々たるものでしかなく
もっと大きな仕事を細分化して与えているだけなのでしょう?
だから「仕事はいっぱいあるよ」になっちゃうんでしょう?
でもね
労働者からしたら違うんです。
・150h/月の仕事を貰いました。
・150hの仕事でしたが、思ったより進みが早く100hで終わりました。
・そしたら50hの仕事を追加されました。
・でも給料は変わりません。
は?
ほなら今後は150hをMaxで使わせてもらいますわ。
出世?昇給?寝言は寝て言ってくだせぇ。
タダ働き要求してくる連中の言葉に何の信用があるってんですかい?
というか、コッチが勝手にやることですし、
看破された所でどうしようもないですよね?
無理矢理過大ノルマでも課します?
このご時世に?
なんでこんなことになるのでしょうか?
言葉の綾で「仕事はいっぱいある」と言っても
無限にあるわけじゃないはずなのに…
無限にあるわけじゃないのなら、
生産性を上げて余暇を作れるはずなのに…
答えの一つは
「経営側人間のノルマ設定能力がスカポンタンだから」
です。
もっと根源を言うと
「信頼、信用、それに類するものが無いから」
です。
仕事を取ってくるときに決めますよね?
経営側上位「この仕事はxx円でyy日までzz日間を使ってやる仕事だな」
って
それが細分化されて
経営側下位「この仕事はAさんBさんCさんにxxづつ振り分けてyy日で終わる仕事だな」
って
なりますよね?
んで
下っ端労働者「xxの仕事なら毎日yyつづこなしてzzくらいで終わるな」
まで行きつくんです。
これが完璧にできるわけじゃないことだけは分かります。
このノルマの設定がでたらめだから、
余暇を発生させられないんです。
頑張って工数を圧縮したところで…
ノルマに信頼性が無いのは、
設定したの期間や仕事の見積もりに信憑性がないから。
見積もりに信憑性が無いのは、
下っ端労働者の労働力や技術に信用が無いから。
では下っ端労働者に信用が無いのは?
下っ端労働者の自己申告が適当だから。
じゃぁなんで下っ端労働者は適当なの?
働者階級には工数圧縮のリターンが無いからですよ。
「早く終わったらその分、次の仕事に回して余裕を持っておきたい」
判ります。
でもね。
その余裕。
労働者に配分してますか?
20労働日/月の仕事が15労働日で終わったら
5日を労働者に還元できますか?3日でもいいですよ?
「早く終わった分で振り返りでミスが無いか確かめるのも仕事」
「その分で次の仕事の準備をさせたい」
「余った時間は自己研鑽に使うのが当然」
じゃぁ労働者は何時までたっても生産性を上げませんよ?
だってリターンが無いんですもん。
「より仕事が出来るようになったら"いつか"給料を上げてやる」
「余裕が出来たら"いつか"余暇休暇をあげるから」
んで"いつか"っていつですか?
「"いつか"払うから商品く~ださい♪」
商品=労働力
売りますか?売りませんよ?もしかして売ってくれるんですか?
給料ってものが基本後払いなせいで勘違いしちゃいますが。
欲しいものが有るなら対価を払って買う"から"使うのが当然です。
あ、
この場合の対価は"労働者から経営層への信用、信頼"も使用可能ですよ。
"信用、信頼"を得ていればですけどね。
かつての…会社、経営者というだけで信頼の有った時代とは違います。
30年以上お値段据え置きだったおかげで。
2024年現在、会社への信頼なんてものは無、
それどころかマイナスから始まっていると思っとくべきです。
何にせよ
経営層→労働層への信頼
労働層→経営層への信頼
どちらも無くなってしまっているわけでして
そんなちり紙みたいなものに頼るわけにはいかないのでして
では信頼がおけるのは何ですか?
となれば
「実際に生産性向上で圧縮されたて出来た空き工数」
くらいしかもはや無く…
であればそれを有意義に使うために
1日1hの余暇からでも始めたら良いと思います。
そこで初めて
たった1h分ですが
たった1h分ではあるものの
生産性向上に対するリターンが発生し
労働層→経営層への信頼
が生まれます。
1日1hの余暇を与える裁量すらない経営者なら
とっとと廃業してもらいたいところ…というのが本音です。
何かしないと生産性なんて上がるわけがありません。
何かする方、何かをさせる方になるのが経営者だと思います。
無論
「労働者たるもの自己研鑽を惜しまず、
経営者と同じ目線でもって労働の効率化を図るのがあるべき姿である!」
と思って
天からの賜りものがごとく
完璧な労働者が手元に現れてくれるのを
てきとうな卵から鶏が生まれないかな~と思いながら
口を開けてボケ~っと待ってるのも良いと思いますよ?
ジュブナイル小説がごとく
天から理想の少女が降ってくるのを待っていう
そういう少年の心も大事ですからね()
ま、それも自己裁量ですから。
でも経営者を名乗るなら
人を使う側に立っているのなら
「自分が鶏になって鶏の卵を産む」
位の事は言ってほしいと願います。
位の事はやって欲しいと思います。
そういう進言が出来る人が経営側に至るべきだと思います。
単に銭勘定するのが管理職じゃないはずですから。
労働者側からの意見です。
線表一つひかずに下っ端派遣労働者に工数出しから管理、
顧客との折衝、御用聞き、実務をこなさせた上に、
「生産性向上こそ至高の命題である邁進せよ!」
とのお上の命令を、下っ端に丸投げした挙句、
板挟みになって精神を病んだ挙句キチガイ化したら
「壊れたから取り換えろ」
と言い放った某木がトレードマークの日ノ本皇国の由緒正しい
超一流大企業グループ会社の課長職が
「めでたく定年退社を迎えたので祝いにこい」
とか訳のわからんメールが飛んできた。
そんなレベルの労働者側からの意見です。
人の下につかなきゃおまんまも食えないような
浅ましくみみっちい生き物であることは自覚してます
でもせめて
「この人の下についてもいいかな?」
位の事は思わせてほしいと思います。
ヒエジゴンでした。