想力集結元気球式決着法

主人公「これがみんなの思いの力だー!」
ラスボス「ウボアーーー!」

~ヒエジゴン脳内~

ってノリ一度は見たことあると思います。
ゲーム、マンガになんかにある熱い展開ですね。
"主人公は一人で戦ってるわけじゃなくて、人々との関わり合いが力の元になっている"
って奴です。

私はあんまり好きじゃないです…なんなら明確に嫌いです、条件付きですが。

ずっと追っかけてた…と言っても、もうほとんどログボ勢だったソシャゲが完結したんですが、数年ほったらかしにしてたメインストーリーの決着がこれでした。
旅で出会った人々や仲間の力を一つにして主人公がうおーってやって終わり。
…サービス期間はともかくゲーム内時間はホンの半年、しかも主人公は異世界転生組。
半年前ぽっとでで現れた人間がちょっと旅しただけで出来た"つながり"の力で倒せる世界を牛耳る敵って…しょぼすぎゃしませんかね?
てか勝手に命名した"想力集結元気球式決着法"で終わるソシャゲって結構あるんですよ。
わかりやすく燃える展開だから乱用されてるんですかね?
まぁソレでも元気球はまだ許せるんですよ、そういう能力なんだろうから。
ドラゴンボールの初登場時のワクワク、元気が集まらない→サタンの激、からの流れは正直完璧だと思いますし。

だた…なんとも許せないのが"想いの力"
何ですかねコレ?

ぽっと出で現れた人間の想い(主人公)
 vs
その世界で頑張ってきた人間の想い(敵側)

なんで負けるのでしょう?…
偶に敵側が心を持たない相手だからとかありますが…
だったら"想いの力(笑)"を持った一般人でも倒せるんじゃないですかね?
いきなり横やり入れることになった主人公よりは想いもあるんじゃないですか?
それまで生き死にしてきた連中の想いの力は弱かった?
バカにしてません?何気にこれ…

まぁただこれも"イイワケ"の一つなんだと思います。
無駄に敵を強くした時にも使える万能の"イイワケ"。

Q:主人公のワンマンプレイはダメじゃない?
 → A:主人公はみんなの力で戦います。
Q:主人公が才能や努力で伸びる力に依存したらダメじゃない?
 →A:みんなが持ってる想いの力で戦います。
Q:主人公の行動に大義名分が必要じゃない?
 →A:みんなが(略
Q:主人公はなんであんな強いボスを倒せたの?
 →A:みんなの想いの力が(略
万能ですね。

想力集結元気球式決着法

強力で使い勝手に優れた手法だと思います。
いつかパッチでnerfされそう。




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