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好きな写真の定義
女の子は忙しい
若い子ならなおさらだ
こっちがいくら誘っても乗ってこないくせに
忘れたころに声がかかる
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僕がプロレベルのポートレイト撮影できるならスケジュールをこっちがコントロールしてそんなこともないんだろうけど、ハッタリ利かせてゴルフで例えるとシングルプレイヤーレベルではまだまだだ
撮影に関しても同じことが言える
女子の目は厳しいのだ
「こんな撮り方していては進歩がないよ」
被写体の女の子に言われたことがある、確かに撮影している若くて貪欲な勉強心旺盛なカメラマン達と比べると工夫のない僕の写真は見劣りするのだろうし、かといって熟練カメラマン以上に何かを訴えるようなレベルでもない
一枚の写真だけでは何でもないけど、そこに至る過程とその時の良い思い出を切り取った写真は仲間内では好きな写真になるのだろう
でも第3者を巻き込んで好きと言わせるためにはそれなりのスキルが必要で、僕の言う好きとはまた別の何かをプラスしなくてはいけない
「進歩がない」と言った彼女もそのことを言っていたのだろうか
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僕の写真が好きと言ってくれる女の子もいる
写真が好きということは僕の人格も含めてのことらしい
写真を見るとその時の撮影風景とか前後にあった楽しかったことを思い出すからだそうだ
確かに自分でも楽しく撮影できた時の写真は好きなものが多い気がする
それでいい
欲張ったり出しゃばったりすることはない
そういった写真は他の精力的な若い方が撮るだろう、僕の出番ではない