起業して3か月　収入はまだありません

　夫は、退職後パートをしながら趣味で園芸・DIYなどをやってみましたがあまり長続きはせず買いそろえた道具だけが残っています。

　只、ドローン撮影だけはすっかりはまり、一番長い趣味になりました。
「なぜかな?」と考えると、以前からビデオ編集が好きなことと、ウェディング撮影の際は、特に幸せの瞬間に立ち会えるからだと思います。
　私も毎回、幸せな気持ちを分けて頂いています。

　「ドローンのしごとをしたい」
　家を買ってから６年、まだまだローンも残っているし、年金受給まであと３年あるし・・と思いましたが、
「山に元気に登れるぐらいじゃないと、ドローン撮影は出来ない。若いうちに好きなことをしたい。」という夫の言葉に納得し、今まで、どんなにきついときも家族のために働いてくれたな。」と、心の中で感謝しました。

　自宅から阿蘇までは１時間足らずですが、天草までは、３時間以上かかり、以前は天草に行くときは昼食も夕食も外食で、現地のリーズナブルな貝汁付きの魚定食や、ちゃんぽんなどを食べていました。
　最近は２食分のおにぎりと簡単なおかずを持参し、道の駅で買ったキュウリやトマトなどを野菜と水分補給のため加えています。道の駅の休憩室や給電中の車の中、撮影場所の木陰でお弁当を広げ、お金のかからない一日旅行でを楽しんでいます。

　「給料を貰うってありがたい」
　今まで当たり前に感じてきたことを、二人とも仕事を辞め、今更ながら感じています。
　
　「会社やお店を起業して、続けている人、継承している人ははすごい」
　車窓から見える店や会社を見ながら最近は心の中で感動しています。経営者は私たちの気楽さとは違い従業員の生活まで担っているんだから・・
　これまでの生活に感謝する日々です。

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