子どものウェディング撮影をしようと思ったのが撮影とドレス収集の始まり その七 打掛撮影
打掛撮影に必要な物は、無事揃えられました。
明日31日、次男夫婦は家に帰ってきます。
夜、次男の嫁のYちゃんに、電話をして、
「今年も、元旦は着物を着ない?」と、言うと、
Yちゃんは、
「はい、着ます。足袋とか持って来ましょうか。」と答えました。
私は、「髪飾りも準備しているから、アップする髪型も考えて来てね。」と伝えました。
31日、夕方ふたりは到着し、夕食や年越し蕎麦を食べました。
まだまだ、Yちゃんには着物の話はせず、元旦を迎えました。
朝、お雑煮を食べた後、Yちゃんに、今年は、「実家に着物は用意しているのでそのまま行こうね。」と話し実家に向かいました。
実家には、何も知らない私の母と、一緒に計画を練った義姉が待っていました。
いつもの様におせち料理をご馳走になり、お昼を過ぎた頃、着替えを始めました。
昨年のお正月、Yちゃんの中振袖を着せた時には 私は着付けが出来ないので、次男に手伝ってもらいました。
今年も次男は大きな戦力です。 私が小さい頃、着付けをしてくれた母は、時々様子をのぞきに来て、「もっとしっかり紐を締めないと。」とかアドバイスをしますが手助けはしてくれません。
Yちゃんには掛下代わりの胸の部分まで白地の布を縫い付けた着物を着せました。この先を知らないYちゃんはこんなへんてこな着物も、
「きれいな着物ですね。」と、ほめてくれました。
「この上に着せるものがあるのよ。」
それから いよいよ打掛の登場です
奥の部屋から持ってきた打掛を見て二人とも驚きました。
最初のサプライズは成功です。それから髪もセットして髪飾りもつけ、なんちゃって打掛スタイルは出来上がりました。
近くにある山の展望台でドローン撮影することを伝えていましたので、他の家族は外で待っていました。
出てきたふたりを見て夫達は一瞬驚き「すごいね!」と言った後、どうやって車に乗っていくということになりました。
そこで再び、Yちゃんの打掛を脱がせ、私が抱えて車に乗りました。
カメラマン兼助手として義姉も同乗し、私たちは20分ほど離れた阿蘇の外輪山の展望台に向かいました。
天気が良くお正月にしては暖かな撮影日和でした。
私たち展望台の駐車場に着くと私はコートなし外に出ました。
たまたま車に入っていた段ボールを開いて駐車場から少し離れた草原の上に広げ家族写真をまずトイドローンのtelloで撮ることにしました。
撮影は指名をされたわけでもなく自然な流れで三男が、ゲームで鍛えた腕でスマホをコントローラーにしてドローン撮影しました。
それほど風が吹いていたわけではなかったのですが、さすがはトイドローン、すぐに流されてしまいます。それでも元にに戻しながら5回ほど動画撮影をしました。
ちょうど駐車場の下手に止めた車から降りてきた男性たちが、白い大きなドローンを上げ私たちの上をしばらく旋回しました。
場違いな格好で記念撮影をしている家族を見つけて撮影してみたののだと思います。
今思えば、白いドローンは夫が内心欲しがっていたファントムでした。
夫は「いいなぁ、あれだったらきれいに撮れるよ。」と言っていました。
それから3年後に、ファントムを2台も、予備ドローンとして持つとは、夫 本人もこの時は想像していなかったと思います。
山で撮影後、実家に移動し、今回は山小屋ではなく庭や屋内で、デジカメなどで撮影をしました。
この2か月近く、無謀な計画でうまくいくかと内心ひやひやでしたが家族や実家の家族、何より次男夫婦のやる気のおかげでなんちゃって打掛撮影は無事終了しました。
今回は、中振袖を着付けする時より随分時間がかかったので、
次男夫婦に、「簡単に打掛を着付けする帯とかのセットを開発したいな。そしたらインバウンドとか狙えるよ。」と話すと、Yちゃんは次男の肩を叩きながら、「Mは器用だから考えて開発してよ。それで儲けようよ」と、笑いながら話しました。
こんな商品は、早替えスタジオというネーミングでとっくに発売されていました。