プロレスルーツ話3 ~DDTプロレス編~
本格スマホRPG~グランブルーファンタジー~の伝統的イベントである星の古戦場をフルオートしながらこの文章を書いています。知らない人に簡単に伝えると「1分に数回だけブラウザをクリックする動作を数時間繰り返すゲームイベント」をやっています。まぁ、一種の精神修行ですね。
さて、自分のプロレスのルーツについて語る投稿もこれで3回目。そしてこれで最後。いまの僕はDDTプロレスにずっぽりで、他のプロレスに関しては聞きかじりの程度。それでプロレスの事なんて書いてんじゃねぇよって思われるかもしれないけど、別の団体を下げる書き方をするつもりは一切無いし、単純にふとした切っ掛けで出会ったDDTプロレスが面白くてファンになっちゃいましたって話なだけなので、お付き合いいただければ光栄です。
さて、前回はWWEを見て楽しんでいたけど環境の変化から離れてまたしばらくプロレスと関わらなくなるって話でした。
急に僕の母と姉の話になるけど、これがまたふたりともプロレス好きで、特に姉は初回でも書いたんだけども日本にいるときからプロレス関係者と関わりがあって、米国に行ったいまでもアレコレやったりしてるみたいです。その辺りは詳しくは書かないけども。
そんなこんなで、もう10数年前、なんでなのかは分からないけども、姉がまだアメリカ(カナダ)にいた頃のケニーオメガと親交があったらしく、日本に来たときも一枚噛んでいたなんて話をうっすら聞いていたことがある。その頃は僕もまだDDTプロレスを見ておらず、ふ~んそうなんだ~って姉の話を聞きながら、そういう団体があるんだなくらいの認識だった。あ、ゲームが好きだったからそっち方面に強い男色ディーノは認識していたよ。
そしてケニーオメガが来日して参戦、飯伏幸太も参戦ってなった時に、親交があった関係から僕の母親がやっているスナックへたまに遊びに来ることがあったりして、その時に初めてふたりに会った。その頃の若いふたりは純粋に何でも出来るDDTプロレスの楽しさでいっぱいだったように見えた。そしてそんな楽しいプロレスを見に来なよっていう話にもなっていたんだけど、まだ当時は乗り気では無かったんだよね。ちょっと自分の都合で楽しめる余裕が無かった頃だった。
彼らが退団し、新日へ行って、そこから先はみなさんもご存知の通りというところで、初観戦に行くこととなる。これはごめんなさいなんだけど、初観戦がどこの何大会だったかまでは覚えていない。ちょうど竹下幸之介が活躍し始めた頃、2015年~2016年だったと思う。
正直、最初に見た時は戸惑った。これが許されるんだ?って。これまで見てきたプロレスのどれとも違う。どれにも当てはまらないプロレス。でもすぐに「これが許されるんだ?」って思った自分を反省した。許されるってなんだよって。いつからプロレスは許可制になったんだって。じゃあ、お前はどう感じたんだよって。
楽しかったんだよ…!
2試合目あたりのエンターテイメントになる部分をどういった展開で見せるのかとか、それでいて最後の方ではベテラン選手のHARASHIMAやKUDOや坂口征夫とか若手成長株の竹下や遠藤がバチバチにやりあってる試合のギャップの激しさとか、それらを全てひっくるめていく懐の深さに驚いた。
そこからはもうハマるのが早かった。そこまで現地に行けるわけではなかったけども、国技館は必ず行くようにしてたし、なるべく後楽園ホールも行くようにしていた。ちょうどDDTプロレスを見るようになって1年ちょっとでDDT UNIVERSE(現、WRESTLE UNIVERSE)という配信サービスも始まって自宅で試合を見られるようにもなった。タイミング良かったな。
そしてケニーと飯伏がやっていた頃から見ておけば良かったなぁと後悔している。今でも彼らは試合をしているけども、飯伏に関してはこの前も参戦してくれたけども、それでもあの若くて楽しそうにプロレスの話をしていた彼らとはもう違っている。いや、東京ゲームショウでゲームしてるケニー見るとあまり変わってないかもな…
でも、僕が見始めてからもいろいろあった。コロナ禍で大会の開催に苦慮して、声出しも出来なくなって、団体もサイバーエージェントに組み込まれて、団体としても選手としても若干迷走気味になっていた時もあった。
今はまた若手世代が育ってきて、これまでとは別のDDTプロレスを模索している段階にあると思う。DDTの面白さを表現しつつ、強さとしてのDDTも表現しようとしている。それは凄く難しいことだ。だけど選手が皆、ベテランも若手も関係無く、個性を出しながら必死に頑張っているように見える。
これから先も僕はDDTプロレスを見続けるだろう。別の団体も機会があれば見ていくと思う。しかし、全日から始まって、WWEを経由して、DDTに着地する。異質な存在かもしれない。でも、地上波でプロレスが見られないこの時代、この間口の広さこそが業界を救うのでは?って思ったんだよね。自分が離れていった原因として間口が狭くなっていったこともあるし、みんなここから入ったら楽しめるんじゃないだろうか?って。
だから僕はプロレスを見たことがない人にDDTプロレスの楽しさを伝えていく。そのためにも池袋で無料大会の開催にこぎつけた。正直な話、これは出来るとは思わなかった。いろんな偶然と奇跡がタイミング良く重なって3回も開催できた。この辺りはnoteの初投稿で書いた通り。
この投稿を読んでくれている人がいるとしたら、おそらく元々プロレスに興味がある人が殆どだと思う。プロレスタグで検索してきたりしているだろうから。だから、この先でまた池袋でのDDTプロレスを開催することが出来たら、ぜひあなたの周りのプロレスファンじゃない人を連れて見に来てほしい。プロレスを知らない人でも楽しめるこの団体のプロレスを見て、こんなに笑えてこんなに興奮してこんなに楽しめるものがあるのかということを、たったひとりでも感じとってくれたのなら、僕の思惑通りで大成功である。
プロレスって本当に面白いよ。
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