じゃりン子チエの思い出。
今回は前回よりもノスタルジックな思い出ばなし。
若干小学生的な下ネタ入るのでダメな方は
Uターンでお願いしますぅ◎
わたしは名古屋生まれ名古屋育ち。
でも母親が京都のひとで
じっちゃんとばっちゃんは京都と大阪のひと。
それもあってかうちでは赤味噌が出なかったり
結構変な皮肉を言われたりなんかもあったり
ちょっと文化が混ざったところで
育ったハイブリッド。
父親と母親の趣味は全然違ったけれど
じゃりん子チエは珍しく2人とも好きだったようで
うちに1本だけビデオがあった。
父親は家電大好きで当時ビデオデッキを二台
所持していてダビングしたり
なんだかんだやっておりました。
だからうちにはむちゃくちゃいっぱい
ビデオがあった。
手作りのビデオケースに
手書きのタイトル。
もちろんビデオは爪を折る。
観なくなったら
セロハンテープを貼って
新しい映画をダビングする。
ときどき爪を折るのを忘れて
悲しい事件が起きたりもしてた。
どんどん溜まって行くビデオ。
身長よりもでかい棚。
当時ものすごくビデオに囲まれた
犯罪者が捕まった事件があって
うちに来たことのある友達は
「あんたんとこ大丈夫?」
と小学生ながらに心配をされるくらいには
ビデオがあった。
ビデオの種類も様々でゴジラやウルトラQ
スヌーピー、バーバパパなんかの
子供が好きなやつから
グレムリンやクリッターなんかの
子供がすきなやつ。
13日の金曜日や北斗の拳や
ローリングストーンズなんかの
子供が好きなやつだったり
羊たちの沈黙やムーンウォーク、
エルム街の悪夢やバタリアンなんかの
子供がすきなやつ。
あとエロビデオ。
スヌーピーのタイトルのビデオに
エロビデオ入ってた。
心が荒んでいたときに癒しを求め
再生したビデオから
喘ぎ声が聞こえてきたことを
わたしは忘れない。
くそ!!!
もっとうまくやれ!!!
すぐバレるようなことしやがって!
そして癒しのスヌーピーを消すなよ!!!
そんな中の一本。
「じゃりン子チエ」
映画ver.
もちろんテレビも観てた。
でも名古屋ではあまり観られていなかったのか
わたしの同級生で知ってる子は
ほとんどいなかった。
(名古屋っ子で観てた人いるかな?)
わたしは逞しく生きるチエちゃんが好きで
(当時自分とシンクロする場面も多かったんよね。。)
ホルモン屋やチエちゃんの街にに憧れて
小鉄もかわいくてアントニオジュニアと
決闘する話がすきだった。
「お前の父さん玉なしにしたんはぁ!
……小鉄じゃ!」
アントニオジュニアに知らされる真実。。!
片玉がないアントニオの剥製。
いまでも思い出すあのお好み焼き屋。
涙と鼻水どばどばのお好み焼き。
日の丸弁当みたいになったキ◯タマ。
いま観てもおもろい。
そしてなによりもチエちゃんを愛してたのは
うちのじっちゃんとばっちゃん。
じっちゃんとばっちゃんのおうちは
京都から引っ越しをして名古屋にあったため
よく遊びに行っていた。
その時に「なにかいる?」
と聞くと
「あぁ!あれ!チエちゃん!持ってきてー」
とリクエストをされる。
子供のわたしは頼まれるのが嬉しくて
いそいそとうちにあるボロボロの
チエちゃんビデオを持って行く準備をした。
そしてみんなでチエちゃん鑑賞会がはじまる。
一本しかないので話は変わらないのだけど
じっちゃんとばっちゃんは
何度も同じ場面で笑う。
「わはは!」「ここでこうなんねん!」
「うわー!きたー!」
「でたぁ!鉄ぅー!」
新喜劇を観ているかのようなテンション。
もうそのもの。
お決まりのネタが
嬉しい!楽しい!大好き!
「わはは!」
そして楽しい時間はあっというま。
「もう終わってもたなぁ。」
「はぁー!笑った。笑った。」
最後は
「やっぱりチエちゃんはおもろいな!」
とばっちゃん。
元気があると、もう一周
いくこともあるくらいだった。
そしてまた同じところで笑う。
同じところでつっこむ。
ループもループ。
∞無限ループ∞
嬉しい!楽しい!大好き!
「鉄ぅ!ネギ食え!頭よーなるどー!」
「わはは!」
そして最後は
「いやー!やっぱりチエちゃんはおもろいな!」
で締めくくられるのである。
いまはじっちゃんは天国へ行ってもて
ばっちゃんは施設やから
なかなか会えへんのやけど。
じっちゃんは時々夢に出てくるから
元気そう◎
天国にもチエちゃんあるんかなー??
こんど聞いてみよう。
ことりとグーニーズの話をしていたら
なぜかじゃりン子チエのはなしになって
思い出したよもやまばなし第二弾。
「いやー!やっぱりチエちゃんはおもろいな!」
うーちのかばんにおーひさんひとつっ♪
あーしたのぶーんのおーひさんひとつっ♪
雨がふってもまた明日〜♪