2024年9月2日の政治・時事ニュース 大阪維新の支持者は頭が悪いなと思った
今日のニュースは台湾と韓国の政治スキャンダルに加えドイツで極右政党が台頭したと言う話題でした。つまり全部国際ニュースでした。
さてブログで書くと揉めそうなのでNOTEにこっそりと書きます。大阪維新の支持者は頭が悪いのかなと思いました。兵庫県知事の問題で大阪維新の製造者責任が問われています。もともと大阪維新を支援してきた「筋金入り」の人たちは被害者意識をつのらせておりXでは盛んに斎藤元彦県知事を擁護し「既得権に挑戦した斎藤元彦県知事が政治的に処刑されかけている」というような言動が見られます。「俺が兵庫県民だったら斎藤氏を応援している」という人もいて「ああ、あなた兵庫県民じゃないのね」ということがわかります。
さて、カンテレが面白い記事を出してます。もともと穏やかだった斎藤さんが県知事になって人が変わってしまったと言う内容です。「なるほど」と思いました。この中に「ヨイショの「新県政の副知事」 叱る「旧県政の副知事」」という記述があります。
ここからもともと兵庫県庁内に前の知事のもとで自由裁量が許されていた人たちとそれを面白く思っていない「反主流派」がいた可能性が浮上しますが、カンテレの記事はこの対立関係には触れずそのまま問題はスルーされているようですが、おそらくそれなりにドロドロした人間関係があったのではないでしょうか。
仮に「非主流・反主流」と呼ばれる人たちが、これまでの主流派に報復したい場合、事情がよくわからない知事に「あることないこと」を吹き込んでいる可能性はあるわけですよね。つまり事あるごとにこれまでの主流派の悪口を吹き込み「県の職員はあなたのことなんかこれっぽっちも尊敬していないですよ」と言っていた可能性がある。
ブログに書かなかったのはこれはあくまでも推察であり根拠がないからなのですが日本人は閉鎖されたムラの人間関係に極めて敏感ですから、こういうことがないことはないと思うんですよ。
ではなぜこれが重要なのでしょうか?
千葉市は前市長の汚職を受けて民主党系の議員が新市長に就任したということがありました。それが、現在千葉県知事になっている熊谷氏です。熊谷さんは市議時代にある程度人間関係を把握しており、新市長になっても自民党系の市議を排除しませんでした。このため財政再建(千葉市は財政破綻の一歩寸前でした)を円滑に進めたうえで後継市長(神谷氏)を立てたうえで県知事に転出しています。
しかしながら一般的に改革派の市長・県知事は「単身で」守旧派が大勢いる市役所や県庁に乗り込むんですよね。だから、それを支えるチームがいないと精神的に孤立し追い詰められてゆく可能性があるのです。
大阪維新はある程度の議員集団があったために市長も府知事としても孤立しませんでした。しかし、兵庫県の維新は自民党に続く第2勢力です。また事後のマスコミ対応を見る限り組織として対応している形跡があまりありません。むしろ世論に追い込まれて弁明に終止し責任を回避する傾向にあります。つまり「チーム」として知事を支えずに単に「刷新感」に乗ろうとした可能性があります。
彼らは「刷新感」のフリーライダーだったわけです。
大阪維新の支持者もいわゆる無党派層と呼ばれる横の連携を持たない人たちですから、構造的な問題について討議したうえで組織として広報してゆこうということは本質的にできないのでしょう。
組織として言論が組み立てられなくなった砂粒のような日本人が「感情的な反発」を感じると、単にこれまでの自分たちの貧弱な経験から「多分そうなんじゃないか」というような反論を持ち出し単に投げつけるだけになっているということがわかります。
これでは本物の改革はできません。そもそも日本人には無理なのかもしれないですね。
ということで今日の記事はこちらです。