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うんと素直になって 幼子のような “自由な心”をとり戻そう

だれかの好意に、ときには甘えたっていいじゃない。
うんと素直になって、幼子のような“自由な心”をとり戻そう。
素直になれないのは、気が小さいからじゃなくて、
透明な心で、自分をさらけ出すのが怖いから。
それでつい余計なことを考えて、
澄んだ心を濁らせてしまっていませんか。

      ***

 もしもあなたが、人に迷惑をかけることが怖くて、本当は相談したくてもつい尻込みしてしまい、孤独感を抱えていたら……

       *

 何かを恐れて、それを避けることに気をとられていると、心の自由を失います。
 あなたが人に迷惑をかけることを恐れれば、人と好きなように触れ合う自由をなくしてしまうということなんです。

 だれかから相談を持ちかけられたとき、「迷惑だなんてとんでもない、自分が信用されている気がしてうれしい」と思う人もたくさんいますよ。
 たとえ、あなたが相談した人とたまたまタイミングが合わなかったとしても、「私、嫌われたかも」なんて考えないこと。あっさり「別の機会か、別の人にしなさいってことか」と思えばいいんです。

 もっと素直になりましょう!
 素直になれないと、「人に迷惑をかけるべきじゃないし……」という自分自身への言い訳に心を縛られて、ますます身動きがとれなくなります。
 それは、人と深く関って信頼し合うチャンスを逃してしまうということなのです。

 これからは、2つのことを心がけてみて。
① 直感的にそうしたいと思ったら、言い訳を探さず、まずやってみる。
② 素直に自分を出して、弱みをさらけて、人に甘えてみる。

 あなたの心がどのくらい自由かは、あなたがどのくらい素直に自分を開示できるかでわかります。
 いちいち余計な憶測や心配をしないで、伸びやか~に振る舞いましょう。

 あなたの心が澄んでいれば、まわりはきっとあなたを快く受け入れてくれて、孤独からすくい出してくれるから。

 勇気を出して、自由な心をとり戻しましょう。そして、“持ちつ持たれつ”の楽しい触れ合いを満喫してくださいね。


        ★ 著書『ひとりで抱えこまないで』(幻冬舎)一部修正★


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