私のヘビメタ遍歴(アイアンメイデンコピー編)
1989年になった。
大学生活もそろそろ終わりに。回りは早々と就職活動に。私はまだ音楽をやめることができなかった。
軽音楽サークルも4年になれば実質引退。サークルのイベントは最終コンサートで終わりだった。
私は最後に念願の尊敬するバンドのコピーバンドをやりたかった。
アイアンメイデン。
私はベースギター。尊敬するベーシストはいっぱいいる。でも頂点はスティーブハリスだ。真似た。練習した。彼みたいになりたかった。
アイアンメイデンの初期のポールディアノ在籍時の曲から選択した。
ライブは当時カセットテープに録音だけ。ビデオテープレコーダーも出回っていたが高価だったので手に入らなかった。だから下記の映像は一部そのコンサートの写真もありますが、大部分は録音した曲をピンタレストで抽出した写真を貼り付けて加工したものです。
私はスティーブハリスを手本とした。
曲つくり、ベースプレイ、バンドのマネイジメントや髪形までも。
イギリス紳士風に物腰柔らかく、プレイは情熱的にと。
さて最終コンサート。
会場は広かった。普段のライブハウスとは全然違うが、思い切りプレイした。歌も楽器も下手糞な私。でも一生懸命演奏した。
①IDES OF MARCH(3月15日)
2枚目のアルバム「キラーズ」から3曲つづけた。
②WARTHCHILD
叫ぶだけだが初めてコーラスした。弾きながら歌うのは大変。
最初のベースから始まるイントロは無茶苦茶練習した。
③KILLERS
これもベースからのイントロ。開放弦を多用してのリフ。
このリズムをベースで、しかも指弾き、これができるようになった時はうれしかった。今、弾こうとベースを持ったが指が痛い。できない。
ボーカル最後間違えたな。
④THE MURDERS IN THE RUE MORGUE
(モルグ街の殺人)
これも「KILLERS」から、だから4曲つづけてだ。曲名がかっこよくイントロのベースのハーモニクスからハイポジションのベースソロ。
⑤CHARLOTTE THE HAERLOT
記念すべきだ第一作目のアルバム「IRON MAIDEN(鋼鐵の処女)」より。
これは途中のバラードのところが好き。
「娼婦ハーロット」
⑥TRANSYLVANIA
これギターのピッキングがほんとに難しいんだなと思った。
途中2人ともついていけず。
ベースで3連符で割と弾きやすかった。最後の盛り上がりの部分も好きな曲だ。
⑦REMEMBER TOMORROW
なんというかっこいいタイトルか。
そしてイントロのベースのアルペジオ。無茶苦茶かっこいい。
⑧THE PHANTOM OF THE OPERA
ご存知「オペラ座の怪人」。
ドラムがいいところで8小節飛ばしてしまう。
でも皆でフォローして事なきを得た。
それにしても私のコーラス、、、、、やめときゃーよかった。
いろいろな展開があって、私にとって教科書みたいな曲だった。
⑨PURGATORY
ここまでくると皆疲れ切って、ボーカルなんかは限界。歌詞もおそらく全部は覚えていなかったであろう。
⑩IRON MAIDEN
ラストを飾るのにぴったり「鋼鉄の処女」
これは一番大事なところで私が間違った。
アイアンメイデンを追求し、軽音楽部生活のラストを飾れた。青春の1ページであった。恥ずかしい。
でもこれらをまとめていると、「もう一回あの時代に戻ってプレイしたい」と思った。
メンバーの構成は軽音楽サークルの同期4人と超達人ギタリストの先輩1人の5編成。
さて、今年アイアンメイデンが来日。
私は9月横浜の部に参戦予定です。