キングオージャーGロッソの感想
(注)本編の話をするので、ネタバレ踏みたくない人はここでいったん閉じてくれ。
(しばらくは開いた瞬間ネタバレが!ってことにならないよう世間話をしているのでとばして大丈夫です)
ニチアサはおとうさんといっしょのせいやくんが出るらしいってところから見るようになった新参者。
基本の沼は子供向け番組(メインおかあさんといっしょ)、歴史(伝統芸能含む)、お笑い(主にすゑひろがりず)の3本立て。これまでにハマったニチアサはキラメイジャー。推しは押切時雨。たぶん、「子供向け番組(ぽい)の和風で面白い人」に弱い。
なので、キングオージャー1話でカグラギ殿に落ちた。そもそも、大河ドラマを好んで見ており、ロスになるほどハマった鎌倉殿の13人キャストがメインメンバーにいると聞いて注目していたところもある。が、そんなことを忘れるくらい、ストーリーが面白かった。歴史好きと書いたが、小学生の頃からお殿様を応援しているため、推し活の基本が「主君と民」でできている。そのマインドに刺さった。民を守る王達の姿に毎週心を動かされている。15話で別々の場所で手を汚してでも民のために戦うディボウスキ兄妹に誇張なく泣いたところだ。
前置きが長くなってしまったがここから本編。
キングオージャーにめちゃくちゃハマり、ショーも見れたら良いなぁと軽く思っていた。そんなこんなしていた時に、「見に行った方がいい」「本人たち出ないしとか思わず第一弾も見て」というツイを見て、即チケットをとった。
見た感想は「めちゃくちゃ面白かった」につきる。いや、ごめん、握手会に参加したらそっちの威力がすごくて脳持ってかれてたけど。
舞台上だとCGもりもりの本編よりは見劣りするのでは、という心配が吹き飛ぶ、凄まじい立ち回りだ。客席降りもあり、「私、キングオージャーの世界の民じゃん!」という気持ちになる。
ここで一旦、カグラギ殿の好きだった動きを見て欲しい。
最初画像だけあげるつもりだったので描いたが、文章つけるなら描かなくても良かったな。
さて、前述の通り私は伝統芸能も好きだ。めちゃくちゃニワカなので大っぴらに宣言することはないが、特に歌舞伎が好きで年数回見に行く。そんな私にGロッソのハチオージャーは刺さりまくった。細かい動きが大体歌舞伎の所作だ。基本腰が落ちておりピタッと止まる動きに感動する。
描いたものを説明していく。
まず1番下の立ち回りのシーン。走る列車の上での戦闘。それまでショーとしてそれぞれの見せ場があった中で、カグラギ殿のメイン場面である。秘宝を持ち去ろうとする王殿様を止めるギラくんと王子(ショーのオリキャラ)に「仕方ありませんねぇ」的な(ごめん忘れた)セリフを言ったら照明音響全てが歌舞伎調に変わる。そこから「歌舞伎の舞台で見たことある!」な立ち回りをして、キメたところで大向う(ショーの1部として音がなる)がかかる。今欲しい!ってタイミングでかかる大向う、良いよね……
幕にはいる時の六方。常にやる訳ではなく、「大袈裟に動こう」としてる時にだけやるのがめちゃくちゃカグラギディボウスキ。素でやってる訳では無いからね…………
変身後の名乗り。それぞれ、1~5話の決めゼリフが入った名乗りなんですよ…………しかも、「ハチオージャー」ではなく「カグラギ・ディボウスキ」と名乗る。ちなみに王殿様は「泥にまみれて手を汚す」のセリフと見得を切る変身ポーズをされてました。個人的に「ただわがままに我が道を行く」が聞けたの嬉しかった
1人別の勝負やる王殿。ピンチを乗り越え、「みんなでバグナラクに挑むぞ!」というみんなで1列になって「いくぞ!」ってシーンで1人だけ相撲挑もうとしてる王殿様。でも、相撲の動きで戦う人なので正解かもしれない。
通路を走る王殿様。そもそも、登場が通路後方から。歌舞伎の花道みたいだなと思いながら見ていた。通路を使ってのアクションは沢山あって、どれもかっこよかった。客席が舞台になるので、物語の1部に自分が含まれる感覚。1番は客席中央上空から降りてくるヒメノ様。あまりにもかっこよかった
普段と有益な情報得た時の違い。王殿様、いい意味で動きがずーっとうるさい。ゲストやオリキャラにバッと手を広げたり手を握ったり頭を下げたり、セリフがないシーンも常に動いている。それが、なにか情報が出るシーンでは、「ほう」みたいなポーズでほぼ動かず静かに聞いてるの、怖くてよかった。
絵の説明はこんなもんかな。
めちゃくちゃストーリーに触れる話だが、なんでも願いの叶う秘宝を、王様達が自分の国にって奪い合う展開で、王殿様が「豊かな実りの大地のため……」みたいなことを言い残して奪ってくシーンがあって、見た時も「トノォ……」ってなったけど、15話見た上で考えるとくるものがある。
ここまでほぼ王殿様の話をしたが、他の方のことも。
ヒメノ様は既に何個か書いたが、とにかく身体能力がすごい。壁も走るし天も舞う。生の舞台で壁って走れるんだ。
ヤンマ総長は、戦闘シーン大体ヤンキーの喧嘩。カリバーってか全身でぶつかってく感じ。あと、「スカポンタヌキ」で客席が「生スカポンタヌキだ……!」って空気なってたの笑った。
リタ様は舞うように戦うし吹雪起こすし叫ぶ。ヒメノ様と秘宝の取り合いをする。基本ワイヤーアクションで、滑らかな戦闘シーンだった。
ギラくんは、基本正義感強い邪悪の王。でもゲストとかに頭撫でられるし、1人で走っていって「あいつ道わかんねぇだろ」ってヤンマ総長がすぐ追いかける。可愛いね
本編ストーリーは、Gロッソワールドのなんでも願いが叶う秘宝を、国の王子と妹と返してあげたいギラ、自分の国で使いたいヤンマヒメノカグラギ、裁判所で預かりたいリタ、世界を壊したいカメジムとミノジーム、で取り合いをする。味方が誰1人同じ方向向いとらん。
でも、彼らにとって最優先なのは「民」なので、そこで心がひとつになる。そういうの大好き。
握手会の話も一緒にしよう
事前購入で開始前に券と引き換える。公演後、席で待っていたら王様たちが出てきて、事前に引き換えた券のアルファベット順で呼ばれる。
大人も子供も結構入り交じるので、1人で行った大きなお友達も怖くなかった。ちなみにだが、写真撮影ができる。握手しながらの撮影は禁止だが、登場の決めポーズや同伴者が握手している様子を撮ることはできるようだ。詳しくは公式に聞いてくれ。
以後握手した順番に感想。(2公演目。1公演目は衝撃で記憶があまりない)
王殿様:こちらに目線を合わせて力強く握手。離さない。あの、握手強いのは、聞いてたので、覚悟してたんですけど、「かっこよかったです!」って言ったら、ぎゅぅぅぅ!ってより強くなってそのままうんうんって頷いておられて、こっちはそこでボロボロ焼き豆腐なんだけど、そのまま全然離してもらえなくて、目線合わせたまま力強く握手(もはや拘束)され
(当日メモ書き原文)
リタ様:握手して頷きながら肩にタッチ。オタクってバレてるのか???もしかして長すぎた?と考えたが、後ろはまだ王殿様に拘束されてたし、やはりファンサだよね。不動の動が貰えた
ギラくん:握手して両手お手振り。かっこいい握手からのお手振り可愛くてギラくんが詰まってた。
ヒメノ様:握手からの優雅片手お手振り。あまりにも気品に溢れてて「私が……ヒメノ様のお気に入り?!」ってなった。
ヤンマ総長:ガッと握手してバシッと肩叩く。肩パンはヤンキー仕草すぎる。最高。ヤンマ総長の仲間じゃんってなる。あとやはり肩叩くのファンサだった。
このように、握手会に参加すると夢国民(王様たちが何よりも守りたい国民に自分も含まれているという夢)になる。しばらくスペキャ顔で東京の街を漂ってしまった
本来画像だけをあげるつもりだったが、めちゃくちゃ長くなってしまった。
実際に言いたいのは一つだけ、「Gロッソに行ってくれ」。そろそろ第一弾は終わってしまう。ショーならではの演出、ぜひ見てほしい。絶対握手も。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?