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巷で言われている膝の痛みの嘘
世間では、膝の痛みに関して様々な意見がある。
ドクターや整体の世界で意見が真っ二つに分かれる。
それは、膝の痛みは出てしまったら治る派と出てしまったら治らない派だ。
ある知り合いのドクターは、膝の痛みはでたら完全には治らない。
生活習慣や膝の中の組織が変わらなければ治らない。
といっていたのを鮮明に覚えている。
この『生活習慣や生活環境を変えること』というのが治るための近道なのかもしれない。
しかし、どのように変えたらいいのだろう。
正直わからないし、時間もなければお金もない。
そんな方々が多くいると思う。
そんな方々のために本書があると考えている。
なので、あきらめず進んでほしい。
まずは、しっかりとした膝の痛みに関しての誤解をとっていってほしい。
1つ目 すべてが変形性膝関節症ではない
1つ目の嘘としては、すべての膝の疾患が変形性膝関節症ではないということだ。
なぜは、大体の方がドクターから「もう歳だから膝関節症だねー」みたいな暗示まがいなことで納められているが、本当にそうだろうか?
あとで話すが、関節と関節の間が狭くなったとしても膝の痛みが出ない人が大半だ。
立った時などで膝の角度を見たとしても全然О脚・x脚にすらなってない人もいるぐらいだ。
では、なんでこのような発言をドクターがするのか。
それは日本の保険制度に問題があると思う。
日本では健康保険が適応となっていて、ほとんどの疾患がこの保険の中で治療が行われて患者さんから窓口で1割・2割・3割が支払われる。
その後組合に病院側から請求を出して残りが支払われるという仕組みだ。
その時、どの疾患を治療したかが分かるように疾患別で示さなければならない。
例えば、腰が痛ければ腰部捻挫・ヘルニア・脊柱管狭窄症などどれかにあてはめなければならないのだ。
だから、微妙な疾患は表現ができない感じになっている。
膝の内側の靱帯を痛めてそうだし・・・
あと変形もありそうだし・・・
まあ、変形でいいか!みたいな感じになっている。
だからこそ、ドクターは症状名などはあまり気にせずに口にする。
しかし、患者さん側としては違う。
このドクターの発言がすべてだ。
変形性膝関節症です!といわれたら、患者さんは「もう治らないのか・・・」みたいな感じで潜在意識に刻まれる。
そうなってしまうと、まかまか体は変化を起こしてくれなくなる。
だからこそ、この世の中に「変形性膝関節症難民」が増え続けるのだ。
正直、変形性膝関節症と告知をされている人の数パーセントしか本当の変形性膝関節症はいあないと考えたほうがいい。
そんなに簡単にならないので、安心してほしい。