『人の上に立つために本当に大切なこと』【要約/ジョン・C・マクスウェル】
まいどひでやです!
今回はジョン・C・マクスウェル氏の「人の上に立つために本当に大切なこと」をご紹介いたします!
この本は
『何か変わりたい!』
『そのコミュニティの雰囲気をもっとよくしていきたい!』
と考えている方にオススメの1冊です!
ジョン・C・マクスウェル氏はリーダーシップの世界的権威で、「世界一のメンター」として知られています。
ビジネス、軍、政治、スポーツ、国際協力などいろいろな分野から絶大な人気と信頼を得ている方です。
著書には『あなたがリーダーに生まれ変わるとき』(ダイヤモンド社)、『これからのリーダーが「志すべきこと」を教えよう』『「戦う自分」をつくる13の成功戦略』『その他大勢から抜け出す成功法則』などがあり、全世界でシリーズ累計1800万部を記録するベストセラー著者です。
本書には著者が多くの分野のリーダー達と話し、歴史上のリーダーたちを分析し、彼らが実行している法則を21個の項目にまとめたものです。
すぐに始めることができる内容もありますので、ぜひ参考にしてみてください!
今回は僕自身がこの本を読んで刺さった個所を重点的に解説していきたいと思います。
それでは早速参りましょう!
自分の人格を見つめなおすための自己分析をする
リーダーとなる人は人格を成長させていく必要があります。
「最初で最大の勝利は自分自身を克服すること」なのです。
自己規律のためにも、常に具体的な行動を意識しましょう。
自己規律の具体例を挙げてみます。
優先順位を決めて、それに従う。
毎日のToDoリストを作る。規律ある生活習慣を自分に課す。
・前日に決めたカレンダー通りに動く。
・寝る前のスマホ時間を少しづつ減らす。
・アラームをベットから離して1回で起きれるようになる。言い訳しない。
言わない、思わない、認める。仕事が終わるまで報酬はお預けにする。
逆に大きなタスクが終わった時用に小さな報酬を作る。利点に意識を向ける。
こなしているタスクに対しての意識感を明確にする。
本書では、才能は選べないが、人格は選ぶことができるといいます。
日々の生活の中で、妥協することなく、コツコツ誠実に進んでいくこと。
自己規律とは、健康管理とも通じるところがあります。
「やる!」と一度決めたことは周囲に公開し、まずは一ヶ月やり続けて習慣化させてしまいましょう。
リストアップした規律を実践することの利点を書けばモチベーションアップにも繋がります。
困難なことを達成することで、自分の人格を磨いていくこともできます。
妥協したいと思ったときこそ、成長のチャンスです。
相手の話に耳を傾ける
マクスウェル氏は、リーダーは人々の協力を求める時、彼らが心の中で何を思っているのかを知ることが肝心、そのためにリーダーは「相手の話に耳を傾けること」が重要であると言います。
さらに、「相手の話に耳を傾けること」について考える時、リーダーは次のような人々に対して耳を傾けるべきであると言っています。
部下
有能なリーダーは部下の一人一人がどういう人物であるかを見極め、部下と人間的な交流を図ることによって、仕事以上の成果を成し遂げる。顧客
有能なリーダーは、自分が奉仕している人々(=顧客)と交流することを常に優先する。競争相手
有能なリーダーは、他人の話に耳を傾け、自分を向上させるには競争相手のやり方も研究し、自分はそれを出し抜くためにはどうすればいいかを学ぶ姿勢を忘れない。助言者
有能なリーダーは、何人もの経験豊かなリーダー達から助言をもらおうとする。
もし、直接助言をしてくれる人がいなければ、何冊もの本を読んでみる。
事実だけでなく、それ以上のことを聞き取る
また、マクスウェル氏は、これらの相手に対して耳を傾ける時、事実だけでなく、それ以上のことを聞き取る姿勢が重要だと主張します。
具体的には、相手の発せられた言葉だけでなく、相手の感情や言外の意味を理解する、ということです。
著書の中では、これを具体的に3つのステップで紹介しています。
人々の話を聞くことをスケジュールに組み込む
部下、顧客、競争相手、助言者の話にじっくり耳を傾けるために、日ごと、週ごと、月ごとに、それぞれの人々の話を聞く時間を設定する。相手の立場に立って考える
相手がどういう人物なのかを知り、相手との人間関係を築き上げるための共通点を探す。行間を聞く
人々と交流する際、事実に関する部分に注意を向けることは当然のことであり、感情に関わる部分を無視しない。
「行間を読む」ように「行間を聞く」姿勢が大切。
まずは、できるところから始めてみましょう。
ちょっとした親切を心掛ける
「奉仕」という言葉にどんなイメージを持ちますか?
私は自分のことよりも、相手のことを優先するというのが第一歩かなと考えています。
相手のことを考え、相手に喜んでもらえるように心がける。
時には自分の損得感情ではなく、相手を勝たせることや自分の負けを認めることも大切です。
そのためには、自分の心や状況にゆとりがないと、相手のことを思いやることはできないと思います。
奉仕するというのは、心の持ち方ひとつで誰にでもできることです。
まずは、身近な人に喜んでもらえるように行動してみてはどうでしょうか?
対人関係能力を磨く
優れたリーダーになるには、一緒に働く人や、周囲の人と良い人間関係を築く力が必要不可欠です。
考えてみてください。
どんな人でも働くなら雰囲気がいい職場のほうがいいですよね。
上司も苦手で話しかけにくいより、雰囲気のいい信頼できる方が仕事もスムーズに進みます。
そんな職場や、人間関係を作るためには、そこをまとめるリーダーに優れた対人関係能力が必要不可欠です。
本書で対人関係能力を磨くには、次の3つが必要と書かれていました。
人々を理解する
人々を愛する
人々を助ける
これらを意識して、対人関係能力をどんどん磨いて、魅力的なリーダーを目指しましょう。
とにかく行動してみる
行動力とは、自ら考えたことを実行に移せる力のことです。
いくら頭の中に良いアイデアがあっても、それを具現化するための行動ができなければ意味がありません。
環境変化が激しく、個人が主体的に考え、動ける組織の重要度が増している中、行動力は社会人にとって必要不可欠なスキルです。
行動力がある人には、自分が知らない知識や経験のないことに対して、どんどんと興味を持てるタイプも多いです。
成長意欲も高く、たとえ失敗したとしても失敗から学ぼうとするので、気持ちの切り替えも上手です。
また、他者の力が必要な時に、適切な人に頼ってお願いする、他部署で面識がない人にやり方を聞きに行く、そういったことができるスキルも行動力の1つです。
私たちの考え方や行動は、所属するコミュニティに大きく影響されます。
行動力がある人が集まる環境に身を置くことで、それに感化され、自然と行動力が高くなる、というプラスのスパイラルを生み出すこともできるのです。
行動力は仕事の評価につながり、主体的に行動し自らの人生を切り拓く力があれば、それだけ理想のキャリアに近づくこともできます。
行動力を高めるために、ぜひ日常で取り入れていただきたいポイントを紹介します。
先延ばしや言い訳をやめる
まずは、主体的に動く習慣を持つことが大事。
「こうした方がよさそう」と思ったら、あれこれ考える前に、すぐに実行するように心がける。
いきなり労力や時間がかかるものに取り掛かると、途中で挫折する可能性があるので、なるべく心理的ハードルの低いアクションから始めてみる。どんなに小さなことでもいいので、一日一個、何か目標を立てて実行してみる。
達成することの積み重ねは自信にもつながります。失敗に寛容になる
失敗や恥をかくことを恐れすぎると、どうしても動きが鈍くなる。
多少の失敗は気にせず、「まあ、いっか」を心の中での口癖する。
未経験のことに挑戦する場合は、「初めてだから、失敗してもしょうがない」と、ある程度開き直ることも、前に進むためには大事。
「なかなか割り切れない...」という人には、行動をしないことによって損することに目を向ける方法も有効。
「せっかくのチャンスを逃すかもしれない」
「自分の理想のキャリアに近づく機会を逃すかもしれない」など、失敗や恥をかくことよりも、失うのが怖いことを想像してみよう。目標を明確に持つ
「目標を達成するぞ」という気持ち自体がモチベーションとなるので、目標を明確に持つようにする。
大きな目標の場合は、達成に至るまでのプロセスを細分化したアクションプランを作成し、1つ1つの行動のハードルを下げてみる。
「本当にやる」って事は命をかけて臨む事。
何に対してなら命をかけれるかよく考え納得した上で実行しましょう。
口にする事と行動が一致しているかもチェックする必要もあります。
実際に、片手間にやるんじゃなくきちんとしようとしたら、命を削って取り組まないと出来ません。
手を抜いて損するのは自分自身です。
今日が人生で一番若い日ですので、とにかく動いてみてください!
まとめ
挙がっている事例が、海外の著名人であるため、なじみが薄い分、理解しにくい面があるかもしれません。
しかし、書かれた内容は納得感が高く、どれも重要である点は理解ができたので良かったです。
上の立場になる以上、自分の本当の個性は別としても、ある程度意識して振る舞う必要もあり、それらの重要性、どう振る舞う必要があるのか?も再認識できました。