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ズルい努力 | 成功するための裏ルール【要約/やまもとりゅうけん】

まいどひでやです!

さて、今回はオンラインサロン「人生逃げ切りサロン」を開設し、ビジネスYouTuberとしても活躍するやまもとりゅうけんさんの『「社会人1年目クビ」からたった5年で「セミリタイア」を果たした僕のやっている ズルい努力』をご紹介します。

この本を一言でいうと人生のどん底から、年収億超えになった経緯を持つ著者が、人生を好転させるために理解しておくべき「努力の裏ルール」を紹介した1冊となります。

神戸大学を卒業後サイバーエージェントに就職退職後に派遣プログラマーをしつつブログをはじめ、そのブログのフォロワーも順調に増やしていき、個人ブログでの最高月商500万円を記録。

現在では会員数5,000人を超える規模・実績共にNo.1のビジネスオンラインサロン「人生逃げ切りサロン」を運営。
Twitter、TikTok、Instagram、YouTubeなどのSNSの総フォロワー数は約30万人、という実に華々しい経歴をもつやまもとりゅうけんさん。

しかしその一方で実は実家はあまり裕福ではなく貧しい子供時代を送り、
おじいさまの援助と奨学金で大学卒業後就職したサイバーエージェントを副業ビジネスがばれて11ヶ月でクビ。
さらにはその副業にも失敗して借金400万円を背負いながら、
奨学金の返済にまで迫られていた、という過酷な経験もされています。

そんなりゅうけんさんがこれまで辿ってきた「結果を出すまで」のプロセスは、きっと「りゅうけんさんだけ」じゃなく「あなた」にも当てはまるはず!ということでこの本を出版された、とのこと。

本書は5章から構成されていますが個人的に刺さった箇所を中心に解説していきたいと思います!

それでは早速参りましょう!

1.自分の好きなことよりできることで勝負する

自分の好きなことならとことん向き合えるし努力だって続けられるし結果につながりやすい!
と思っている人は非常に多いと思いますが果たして本当にそうなのでしょうか?

向き不向きや自分の興味よりも「自分が今できること」に目を向けることが大切だとりゅうけんさんは述べています。

そもそも相当才能がある人でない限り適正がある人とない人の差というのは誤差の範囲内です。
ちんたらちんたら自分探しをするのは時間の無駄なんですね。

僕も過去にりゅうけんさんのではないですが、ビジネス系のオンラインサロンに所属していたのですが、いつまでも自分探しをしている「夢だけ語るヤツ」は例外なく失敗...というか結局何もせず終わってました。

まずは今できることを活かして、すぐ行動を起こしていくべきです。

そもそも思考の整理に時間をかけないほうがいい。
自分に今できることで何をするかで目標を立てましょう。
これが戦略の第一歩となります。

2.目標には具体的な期限と数字を決める

目標が定まったら次に重要なことはその目標に期限と具体的な数値を決めること。
「重要」というのは、実はかなり控えめな言い方です。

「期限を決めていないものは目標とは呼べない」というのが本当のところです。

ズルい努力とは結果を出すことが必須で「努力自体が尊い」という話とは異なります。

そこを忘れずに具体的な数値で目標を立てましょう。

例えばただ漠然と「FIREしたい」という目標をもつのは、
「俺はビッグになる!」というのと同じくらい漠然としています。

仮に「不自由なく暮らすには月50万円必要だ」という人がFIREを目指すなら50万×12=年収600万円が必要。
FIREとはリタイア状態なので収入は働かずに得られる不労所得になります。
方法は様々ですが一般的な不労所得は不動産収入や投資から得られます。

投資信託の年利が5%とすると年間600万円の利益を得るには1億5000万円が必要。
FIRE=Retire Early なのですから80歳までに1億5000万円貯めて、「さあ!リタイアできるぞ!」では意味がありません。

「202○年、35歳までに1億5000万円貯めてFIRE」という風に目標に期限をつけます。

つまり「FIREしたい」という目標をもつにはこのような沢山の数字をクリアしていく必要があるのです。
そして目標をさらに細かく分割することで「まずはこんなビジネスをやろう、目標は…」
「○○のセミナーを受講して、プログラミングの技術を向上させよう!」などの戦略ができてきます。

りゅうけんさんの「人生逃げ切りサロン」にも様々な相談が寄せられるそうですが、「この人は早く逃げ切ってサロンを卒業するだろうな」という人は理想を熱く語りながらも、同時に冷静に数字を見ているといいます。

根拠のない自信や情熱もある程度必要ですがそれらを「根拠のある自信」に変えていくためにも、目標には具体的な数字と期限を定めましょう。

3.市場のニーズに合わせる

大事なのは自分が参入しようと思っている市場で求められているものに合わせて自分を売ることです。
意外にこれがわかっていない人は多いです。

「自分のできることを使って努力すればいいんでしょ?ありのままの自分でいいのでは?」

そう考えがちですがそれではボロ負けします。

例えば「私は動画編集が得意だからこれで副業したい」という人がいます。
誰がやっても一定の時間は必ずかかる動画編集市場にはニーズがあるので一見かなりよさそうです。
しかし「パソコンは持ってないから、スマホでもいいですよね?」という人は、市場のニーズに合わせるためにPCを買うという超簡単な努力さえしていません。

もちろんスマホだけでも動画編集はできるのである程度は稼げると思います。
それでもPCがあれば格段に作業効率は上がり圧倒的に稼げます。

市場はスマホで少しずつ作業する人よりPCで迅速かつ大量に作業できる人を求めています。
PCのお金を惜しみ市場ニーズより「スマホがない」自己都合を優先するようではうまくいきません。

これは極端な例ですが、今の自分をリソースしないで何とかしようとする人は案外多いです。
本気で成果を出したいのならまずは市場をリサーチして、そこで求められているものに自分を合わせていくことが大事です。

イメージ的には自分を商品と考えて市場で売れるようにその商品をカスタマイズしていくような感じです。

4. 適度なレッドオーシャンを狙っていく

ビジネスを始めるときに本来ならば市場が成熟しきったレッドオーシャンではなくて、これから発展していくあるいはまだまだ未開のブルーオーシャンにいち早く目を付け開拓していくのが成功のセオリーという風に思われていますがりゅうけんさんの見解は違います。

ブルーオーシャン 競合が少ない市場で成功できるのは一部の天才だけです。
ブルーオーシャンへの挑戦は難易度が高く相当な努力を求められます。

うまくけば伝説が生まれますが「凡才には無理」というのが残酷な事実。

「人が開拓した分野に後から入るほうがうまくいく」というのが裏ルールです。

たいていのことはすでにやっている人が他にいます。
その先人たちがうまくいっているかどうかをSNSでちゃんと調べるのが市場リサーチの基本。

恥ずかしげもなく人の真似をして素直にやってみる。
これも確実に成果を出すためのズルい努力です。

レッドオーシャンに対して否定的な人は「今更もう遅い」とよく言います。
今YouTuberの急増などでニーズが多く副業的にレッドオーシャンになっている動画編集を例にします。

SNSをボーっと見ているだけでは「YouTube編集者ってめっちゃ多い!」と思いますが、実際にちゃんと稼げているのは一握り。
ではその一握りになるためにはどのようなスキルが必要なのか?それが次のトピックに続きます。

5.偏差値60の人材を目指す

安い、早い、ミスをしない、仕事を頼みやすい。
こんな偏差値60の人がいたら僕も欲しいし一番安定感があってどの市場でも求められています。

偏差値60というのは「そこそこ優秀な人材」ということです。

何かすごいことをやって評価されようとするのではなくミスを避けて当たり前のことを普通にこなす。

これを目指すといいです。

単純なミスをしないように気を配りなるべく減点されないように立ち回ること。

これに全力を尽くします。

実はちゃんと稼げているごく一部の動画編集者に当たる人たちがこの層の人たちなのです。
フリーランサーには当たり前のことが当たり前にできていない人がとても多いのです。

字幕が誤字脱字だらけ締切を守らないレスポンスが遅い、
「素材動画をしっかり視聴していればそんなテロップ入るわけがない」という「空耳テロップ」を平気でやる。

周りがそんな人ばかりであれば相対評価である偏差値60は輝きます。

ずば抜けていなくてもそつなくこなす言われたことはちゃんと守る。

そんな人が安心して仕事を頼むことができます。

「偏差値60の人材」として大事なのはやはりとにかくミスをなくすこと。
「小さなミスなら許される」と思わずちゃんと謝ること。
逆にいえばミスをしても悪びれない人はどんなに優秀でもマイナス100点です。

エンジニア、Webライター、Webマーケッターなど、今後もニーズがあるレッドオーシャンは沢山あります。
自分にできることがその市場に当てはまるならタイミングは意識せずに参入して、偏差値60の強者を目指しましょう。

⒍ダメなら潔く逃げる

最後に、逃げることこそ最高の努力です。

苦手なことを克服しようと成果が出るまで努力するのは辞めましょう。
ダメだと思ったらさっさと撤退して新しい次のステージを探しましょう。

大体の場合「自分には合わない」というのは本人が一番わかっています。
そしてそういうものは「根性でなんとかなる」というものでもありません。

一つのことに固執せず偏差値60くらいまでを極めて、それ以上は成果が見込めなければすぐ捨てて次の市場に移る。
捨てるといっても偏差値60の経験とスキルはあなたのものです。
決して無駄にはなりません。

複数の市場での偏差値60の経験とスキルをかけ合わせて生まれる希少性は紛れもなくあなたの武器になります。
そしてそこからまた新たな可能性を探し出せば良いのです。

また成功したいなら自分で全責任を負うということからも積極的に逃げた方がいいです。
自分でできることには限界があります。
専門外のことや苦手な分野まで自分で必死にカバーしようとすると、
無駄なエネルギーを使って得意分野でも本領が発揮できません。

それぞれの分野において優秀な人に頼ってしまったほうが圧倒的に速いのだから、ダメなことからは潔く逃げる、もしくは人の力を借りてしまいましょう。

まとめ

ズルい努力は悪い努力ではない。
「その努力を継続して人への貢献がかなうことで、自分もその恩恵を受けることができる」と、本書で記されています。

ズルい努力に紐づけられて展開されている裏ルールは視点を変えているだけで、ある意味「当たり前のルール」なんだと思います。
本書はその当たり前のルールから導かれた「当たり前の努力」をしっかりやろう!といっています。

りゅうけんさん独自の視点と行動に変えやすい表現とユーモアを交えた説明から、「頑張る」というような正攻法を嫌う読者にも受け入れられやすい一冊なんじゃないかと思います。

今回は6点のトピックを紹介させて頂きました。

1. 自分の好きなことよりできることで勝負する
2. 目標には具体的な期限と数字を決める
3. 市場のニーズに合わせる
4. 適度なレッドオーシャンを狙っていく
5. 偏差値60の人材を目指す
6. ダメなら潔く逃げる

このことを刻みながら僕自身も日々精進していきたいと思います!

< 教訓 >
・楽な努力はない。
・目的を持って最短でその成果を勝ち取るためには、自分軸でなく、他人軸で効率的に努力することが必要。
・目的を持った他人軸からはじまる努力の継続は必ず報われる。
・ズルい努力は悪い努力ではない。

動画解説版はコチラ

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