長編小説「Crisis Flower 夏美」 第7話
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※週1~3話更新 全18話の予定です。
SCENE 13 横浜市内の墓地
三ツ谷が目的の墓の前に来ると、線香の火が灯り、花が手向けられていた。
慌てて辺りを見まわすが、人影はない。
肩を落とす三ツ谷。気を取り直し、自分が持ってきた花もお供えした。
あの人――瀬尾俊之は、たぶん毎日のように、いや、それこそ一日に何度も、ここを訪れているのではないかと思った。
墓に向かい手を合わせ、目を閉じる。
浮かんできたのは、3年前のあの現場の光景だった。
※ ※ ※
爆発事故発生の報を受け、三ツ谷は駆けつけた。そこには、警察だけでなく消防も出動してきており、人でごった返していた。
街の喧騒から離れた高台にある、お洒落な喫茶店だった。だがその時は無残に焼け焦げており、下の街中からも野次馬が見に来ていた。
焦げ臭くなった現場の中に、三ツ谷は一人呆然と立ち尽くす男の姿を見る。
瀬尾さん……。
見知った人だった。いつも精悍で活力に溢れた男だ。だが今は、まるで魂が抜けてしまったかのように、力なく佇んでいる。
「瀬尾さん、どうしました?」
近寄り、声をかける三ツ谷。
「美咲……」
瀬尾が微かな声で呟いた。
「え?」
驚愕する三ツ谷。美咲とは、結婚したばかりの瀬尾の奥さんの名だ。
「美咲……。美咲……」
何度も名を呼ぶ瀬尾。その声が次第に大きくなっていく。
彼の視線の先には、女性の遺体があった。
まさか……。
三ツ谷は息を呑む。瀬尾の家は、確かこの近くだと聞いたことがある。しかし、そんなことが……。
瀬尾はその場に膝から崩れ落ち、ついに「美咲ぃっ!」と泣き叫んだ。
※ ※ ※
目を開き、今に意識を戻す三ツ谷。
墓は瀬尾美咲のものだ。あの時、犠牲になった瀬尾の妻。
再度深々と頭を下げ、三ツ谷はその場を後にした。
墓地の出入り口を抜けると、不意に目の前に2人の男が立ちふさがった。
「三ツ谷徹だな。本牧ふ頭での殺人事件の重要参考人として話を聞きたい。一緒に来てもらおう」
「あんた達は?」
睨み返しながら問う三ツ谷。視線を巡らせると、背後にも2人いた。
「神奈川県警の者だ」
男達が近づこうとする。三ツ谷はジャケットの裏に手を入れた。
武器を取り出すつもりと見たのか、男達が身構える。
「馬鹿な真似はやめた方がいい。五体満足で連行されたいだろう?」
一人が言った。鋭い目つきで、今にも飛びかかってきそうだ。
「あんた達は、3年前の爆破事件に関与した連中の一味だろう? あの事件を、単なるガス爆発の事故として処理してしまった機関。それは、政界と警察組織の暗部にいる者達の連携によって成り立ち、極東エージェンシーも協力している。そうだろう?」
「貴様、おとなしく来るんだ」
更に詰め寄る男達。
三ツ谷は懐から手を抜くと、取り出した機器を一瞬で作動させた。素早く順番に男達の顔に向ける。
「ぐっ!」「うわぁ」と口々に唸り声を上げる男達。
シュア・ファイア――強力な光で相手の視力を一瞬無力化するフラッシュライトだ。自分にとって使いやすくするために、三ツ谷が改良したものだった。
咄嗟に走り出す三ツ谷。
まわりは住宅地だ。昼間である現在、あまり人通りはない。
男達が体勢を立て直して追ってくる。さすがに荒事に慣れているようで、シュア・ファイアの洗礼を最小限に止めたようだ。
必死に逃げる三ツ谷だが、男達の足は速い。どうやら逃げ切るのは無理らしい。
できれば争いごとは避けたいんだけどなぁ……。
三ツ谷はジャケットに隠した護身具類を思い出す。スタンガン、ティーザーガン、催涙スプレー……何を使えば、切り抜けられる?
住宅地内の小さな公園を突っ切ろうとする。連中は二手に分かれた。素早くまわり込んでくる。
前後から挟み撃ちにされるかたちになった三ツ谷は、仕方なく立ち止まる。
敵意を露わにした男達が迫る。
その時、すぐ側の空間が歪んだ。
え? と戸惑う三ツ谷。それは彼だけでなく、追ってきた4人も同じだった。
空間の歪みの後、その場に屈強な男が姿を現した。まるで、どこかから瞬間移動してきたかのように――。
突然現れた男を見て、三ツ谷は驚愕する。
「瀬尾さんっ!」
そう、それは、久しぶりに見る瀬尾の姿だった。
「なに?」
「なんだと?」
男達が慌てて臨戦態勢をとろうとする。
だが、瀬尾はその隙を与えなかった。素早く動くと、一番手前の男の鳩尾へ前蹴りを突き刺す。更にその横の男の鼻に肘を打ち込んだ。
2人があっという間に倒れる。
別の男が掴みかかるが、瀬尾はひらりと躱しその膝に踵を振り落とした。ガクッと崩れる男の首筋に手刀を叩きつける。
そして、最後の男が放つ拳を軽くいなし、その腕を掴み、関節を逆にとって動きを止める。
「貴様、離せ」と藻掻く男。
瀬尾は男の動きに合わせ、身体を捻る。そして足下をすくうようにする。
大柄な男が宙を舞った。背中から路面に落ち「ぐわっ」と悲鳴をあげる。その喉元に足刀――足の側面を手刀のように使う空手等の技――を突き刺す。
一瞬で呼吸困難になった男は、体を痙攣させながら転がった。
瀬尾は三ツ谷を見て、さあ行け、とでもいうように顎を振った。
「瀬尾さん、あなたは……」
問いかけようとする三ツ谷。瀬尾はただ首を振ると後じさり、きびすを返して歩き出す。
「待って下さい!」
呼びかけたが、瀬尾は現れた時と同様、突然姿を消した。まるで、空気にとけ込んでしまったかのように。
そんな馬鹿な……。
唖然とする三ツ谷。
無残に倒れる4人の男達を尻目に、三ツ谷は瀬尾が消えていった方へと歩く。だが、どこまで行っても再度現れることはなかった。
SCENE 14 移動中の鷹西 襲撃
科学捜査研究所で長瀬から話を聞いてから、2日経っていた。
その間、鷹西と夏美は時に一緒に、時に手分けして、調べを続けていた。表向き捜査本部の方針に則るフリもしなければならないので、思うように時間を割けないのがもどかしい。
地道な捜査となった。その結果、あの、三ツ谷のメモに書かれていた人名の多くが、3年前の爆発事件の被害者だと判明した。
亡くなった被害者の遺族や関係のあった人達に話を聞きに行ったり、事件を担当した警察官や消防士の元へも訪れた。
共通した意見は「あれがただのガス爆発だとは思えない」というものだった。
爆発は厨房で起こったと記録にはあるが、なぜか、その周辺より店内の、それも客席の奥の被害が大きかったようだ。
だが、警察でも消防でも、捜査や調査に時間がかけられることはなく、疑問点が残っていても、早々に切り上げられていた。そのことに不満を残す者達もいたが、当時、それ以上調べようとしても上層部が認めなかったという。
間違いなく、何らかの力が影響していた。
ただ、もし意図的に何者かが爆発を起こしたとするなら、その目的が不明だ。
殺害された者の中に、誰かに狙われるような人物がいたのか?
それを確認するためにも、今、被害者達について手分けして当たっている。
鷹西は、瀬尾俊之という男の名に聞き覚えがあった。調べてみると、案の定、元機動捜査隊に所属していた優秀な警察官だという。
そして、彼の妻が瀬尾美咲。あの爆発に巻き込まれ、命を失っている。
鷹西は、瀬尾の元同僚に話を聞きに行き、とても哀しい事実を知る。
瀬尾俊之は、爆発事故発生の報を受け、現場に急行した。そしてそこで、自分の妻の遺体を発見してしまうのだ。
新婚だったという。
辛かっただろうなぁ……。
瀬尾はそのしばらく後、辞表を提出している。警察を去った後の消息については、元同僚の中に知る者はいなかった。
もう一つ、瀬尾に関してわかったことがある。彼は三ツ谷と親しかった。
機動捜査隊の班長だった彼は、たびたび現場で一緒になる三ツ谷の優秀さに目をつけ、何か疑問があると相談に行っていたという。
そして、例の爆発事件の捜査に、三ツ谷も加わっていた。
いったい、その爆発事件の裏に、何があったのだろう?
疑問を胸に鷹西は歩く。今日は徒歩と公共交通機関を利用して動いていた。夏美もそうだ。彼女は、爆発に巻き込まれて重傷を負ったが、なんとか回復してその後結婚したカップルの所へ行っているはずだ。もう話は終わっただろうか?
最寄りの駅まで向かう間に川がある。その上に架かる橋を渡っている時だった。
下の河原で、男が2人争っている。
喧嘩か?
体格のいい男達が「この野郎」とか「殺してやる」と叫びながら揉み合っていた。
仕方ないな……。
橋の横に下りていく階段があった。そこへ向かう鷹西。
「おいおい、やめろって。いい大人がこんなところで喧嘩なんて」
そう言いながら、河原に降り立つ。そして、2人に近づく。
「うるせぇ」「引っ込んでろ」
怒鳴りちらす2人。
「そうもいかないんだよ」苦笑する鷹西。「これでも警察官なんでね。そこまででやめてくれないか。そうすれば、連行はしないよ」
鷹西はなるべく穏やかに声をかけた。だが、男達の目がギラリと光る。
「知ってるよ。県警の暴れん坊、鷹西さんだろ」
「なに?」
不穏だった。身構える鷹西。直後に後ろから殺気。
振り返ると、既に別の男が駆け寄ってきており、木刀を振り上げていた。
くそっ、と避けようとするが、間に合わず左肩を痛打された。更に、争うふりをしていた2人が、別々の方向から掴みかかり鷹西の腕をとる。
こいつら、只者じゃない。
男達は鷹西の関節を極め、動けないようにしていた。何らかの格闘術を知っている。
動きを止められた鷹西の正面から、木刀の男が、その先で鳩尾を突く。
うぐっ、と呻く鷹西。
そのまま、男達は橋の真下まで鷹西を引き摺っていく。上の通りからは見えなくなった。
更に、橋脚に鷹西の体が押しつけられる。
「悪いが、ちょっと痛い目に遭ってもらうぜ。しばらく動けなくなるけど、我慢しな」
「なんだ、お前ら?」
「余計なことは訊かなくていいんだよ」
そう言いながら、右の男が鷹西の腕をねじり上げる。関節がギリギリと歪められ、今にも折れそうになる。
くっ、うぐ……。
痛みで更に顔を顰める鷹西。
「あーあ、つまんねえな。女の方に行きたかったぜ」
左の男が言った。右の男が応える。
「しかたねえだろ。だが喜べ。女の方はさらってきて、俺たちも楽しませてもらえることになってる」
なに? 女の方って、夏美のことか?
驚愕して目を見開く鷹西。
「捜査一課の可憐な花だってよ。えらく可愛いらしい。楽しみだな」
木刀の男が笑う。
夏美が、さらわれる?
「おまえら、ふざけるなっ!」
怒鳴る鷹西。なんとか藻掻き、男達を振り払おうとする。だが、木刀が振り下ろされ、額を直撃した。
激しい衝撃と痛みでガクッと膝から崩れ落ちそうになるが、男達の腕により無理矢理立たせられる。
「チャッチャとやっちまおうか」
木刀の男が残忍そうに言った。
SCENE 15 移動中の夏美 危機
3年前の爆発事件に巻き込まれ、重傷を負いながらも一命を取り留めた2人。富山充人と持田香澄は、その2年後に結婚していた。
同じ事件の被害者になったことがきっかけで交際が始まったというのだから、世の中何が幸いするかわからない。
夏美は、2人が素敵な家庭を築いていくことを願いながら、駅へと道を急ぐ。
ただ、聞いた話からは、不穏なものが感じられた。
2人とも、爆発があった喫茶店では入り口の近くに席をとっていた。そして、爆発の少し前、店を出て行く3人の男を目撃している。
ほんの数分いただけで、すぐに席を立ったらしい。
怪しい、と感じた。
そしてもう一つ。事件後、2人の元へ、瀬尾という機動捜査隊の刑事が何度も話を聞きに来た。熱心で、どこか必死なところが感じられたという。
瀬尾という刑事は既に退職していて、そちらは鷹西が調べている。おそらくこの後落ち合う時に、詳細を教えてもらえるだろう。
何かの施設の工事現場らしい所を通りかかると、フラフラと危なっかしい足取りの老人が目についた。
どうしたんだろう? あのおじいちゃん、具合が悪いのかな?
心配になって見ていると、老人は、立ち入り禁止のはずの工事現場へと入り込んでいく。
今は工事はしていないらしく静かだが、何か危険物があるかも知れない。夏美は慌てて後を追った。
「おじいちゃん、危ないですよ」
声をかけながら、老人の姿を探す。結構広かった。マンションか何かを建てているのだろうか?
「おじいちゃん、どこですか?」
奥まで進むが、見当たらない。
おかしいなぁ、どこへ行ったんだろう?
キョロキョロと見まわしていると「う、うう……」と苦しそうな声が聞こえてきた。
さっきの老人が、むき出しのコンクリートの柱に体を預けるようにして蹲っている。
「どうしました? 大丈夫ですか?」
慌てて駆け寄り、しゃがみ込んでその肩に手をかける夏美。
「優しいお嬢さんだねぇ。さすが、捜査一課の可憐な花、だ」
老人がにやりと笑った。残忍な笑みだった。
「え?」と息を呑む夏美。
次の瞬間、後ろから恐ろしい力で両腕をがっちりと押さえられてしまう。そして無理矢理体を持ち上げられ、立たされた。
「あっ! きゃぁぁっ」
突然のことに驚き、叫ぶ夏美。
忍び寄ってきて夏美を捕らえた男は大柄だった。ぐいと腕を上げただけで、小柄で華奢な夏美の体は浮き上がってしまう。
老人が立ち上がった。白髪のカツラをとるとスキンヘッド。老人どころか、おそらく三十代くらいの男。背筋を伸ばせば夏美よりずっと長身で、がっちりとしていた。
「あ、あなたたちは誰? 何のつもり?」
必死に問いかける夏美。
「かわいそうだけど、しばらく立ち直れない傷を負ってもらうよ。心にも、体にも」
スキンヘッドが冷酷そうな表情になって言った。
「なぜ? 何のために?」
夏美が更に訊くと、腕を捕らえていた大柄な男がグイッと力を入れる。
いやぁぁっ!
体がのけぞってしまい、夏美の顔が痛みで歪む。
更に、前のスキンヘッドが「余計な質問はしなくていい」と言いながら、拳を夏美の鳩尾へたたき込んできた。
あぐぅ!
衝撃が全身に響き渡る。
大男が手を離すと、夏美は一旦足を地に着けたものの、痛みに目を見開き、前屈みにグッタリと倒れ込んでしまった。
鳩尾を押さえ、体を丸める。
大男が夏美のジャケットに手をかけ、無理矢理引き起こす。
「や、やめて……」
ふるえる声の夏美。大男は構わず、そのままジャケットをはぎ取ってしまう。そして、腰のホルダーから警棒もむしり取るようにする。
「いやぁ! やめてっ」
叫び声が工事現場に虚しく響き渡る。
とられたジャケットに手を伸ばそうとする夏美だが、後ろからスキンヘッドにヒップを蹴られ、体ごと勢いよく転がってしまった。
大男は、夏美からはぎ取ったジャケットを捨て、そして、警棒をぽいっと放り投げた。
夏美は何とか立ち上がり、警棒を拾おうとヨロヨロしながら歩き、必死に手を伸ばす。
だが、その前にもう一人の男が立ちふさがった。きっちりとしたスーツを身に着けているが、蛇のような目をしていた。
ひっ……!
息を呑み、体を硬直させる夏美。
その男が、夏美を無造作に張り飛ばす。
きゃぁっ!
両頬を思いきり張られ、夏美の華奢な体はまわりながら飛ばされた。
どさっと倒れる。張られた衝撃で、意識は朦朧としている。
あ、ああぁ……。
起き上がろうとしても手足に力が入らず、ガクッとまた倒れ込んでしまう。
大男が無理矢理に夏美の体を持ち上げた。そして彼女の両手をクロスさせ手首を重ね合わせると、そこを大きな左手で握りしめ吊り上げるようにする。
両腕を上げられたかたちで、夏美の体は宙に浮いた。
スキンヘッドとスーツの男がゆっくり近づいてくる。
「お、お願い。もうやめて。助けて……」
脅えた声で訴えかける夏美。恐怖で心が潰されていく。
スキンヘッドが夏美のTシャツの襟首を掴み、ぐいと引き上げた。顎が差し上げられ、顔が上を向く。スキンヘッドと目線が合った。その恐ろしい眼光に、夏美は竦み上がってしまう。
「ゆ、許して……」
普通に歩いていて、覚悟も身構えもできていない状態で突然暴力の波に呑み込まれ、頭は混乱していた。夏美は刑事であることを忘れ、ただの少女のように脅えている。
「余計なことをするから悪いんだよ、お嬢ちゃん。せっかく可愛いんだから、女の子らしくしてりゃあよかったのに」
スーツ姿の男が冷徹に言う。そして、両手で彼女の胸を弄ぶ。
いや、いや……。
何度も顔を小刻みに振り、助けを求める夏美。小さく掠れた声が虚しく消えていく。
「おい、お楽しみは後でだぜ」とスキンヘッドが言った。「こいつはさらっていくんだろ? あっちで存分にかわいがってやるんだから、今は我慢しろよ」
「そうだったな」
スーツ姿が夏美から手を離した。
さらう? 私を? そんな……。
「助けてっ!」
必死に叫ぶ夏美。だがその声は、誰にも届かない。
夏美を吊り上げている大男が、別の手で彼女の顔を鷲づかみにする。
「静かにしろよ。このちっちゃな顔、壊しちまうぞ」
ぎゅうと力を込められ、夏美の顔が握りつぶされそうになる。
ひっ! いや、いやぁ……。
ついに涙がこぼれてしまった。3人の凶暴な男達に見据えられ、夏美の胸は恐怖で凍りついた。
「あーあ、泣いちゃった。刑事といっても、所詮は小娘だな」
大男が鼻で嗤った。
スキンヘッドとスーツ姿の男達も、哀れに吊された夏美の体を舐めまわすように見ながら嗤っていた。
夏美と鷹西、危機を乗り越えられるか? 第8話に続く↓