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User Group Meeting レポート

こんにちは!
ジェネレーティブテクノロジー兼 サイバーセキュリティクラウド(以下、CSC)、そして AWS Serverless Hero の松井です!

AWS re:Invent 期間中に開催された 「AWS User Group Meeting」に参加してきましたので、その内容をご紹介します!

当日の朝〜昼

この日は頑張って朝 4:30 に起きて Mandalay Bay に向い、 5K race に参加してきました。

アレジアント・スタジアム前に差し掛かるところで声援に応えながら走りました。

毎年開催される 5K ですが、今回も最後までなんとか完走できました(ほぼお散歩くらいの走りでしたが)。
朝焼けに染まるラスベガスの景色を見ながら、まだ肌寒いくらいの中走る 5K はとても気持ちよかったです👍

また、そのあとは急遽中国系のメディアの方から AWS Hero にインタビューしたいとのことでお声かけいただき、今回の re:Invent の感想や AWS のおすすめポイントなどについてお答えしてきました。

インタビュー風景。ニコニコしているつもりでしたが、なぜかものすごい剣幕。

User Group Meeting の背景

ここからが本題になります。
User Group Meeting は、世界各国に点在する AWS ユーザーグループ(日本では JAWS-UG 各支部、AWS Startup Community、 Amplify Japan User Group などが該当)のリーダーたちが参加する「AWS User Group Leaders」プログラムの一環として re:Invent に合わせて開催されるミートアップです。

ここでは AWS の各リージョンごとの担当のコミュニティマネージャーやユーザーグループメンバーから2024年の活動実績についての発表があったり、各ユーザーグループやリージョンを跨いだ小グループでのディスカッションが開催されたりしました。

私はこのディスカッション内でファシリテーターとして参加して、「グローバルなバーチャルイベントに関するアイデア」というテーマでコミュニティメンバーたちと議論してきました。

自己紹介記事でも言及した通り、 JAWS-UG は過去数年間にわたりオンラインでの独自配信基盤を使ったバーチャルイベントを開催してきており、そのノウハウを持つとともに、国内外のコミュニティに大きなインパクトを与えてきました。
そしてそのような活動にインスパイアされたグローバルなユーザーグループ内では、同様のイベントを今度は全世界のメンバーを巻き込んで開催しようという機運が高まってきています。

今回のディスカッションはその実現可能性を探るとともにアイデアを出し合い、計画しているグローバルバーチャルイベントを成功に導くべく開催されました。

ディスカッション

言葉の壁を乗り越えながら議論を交わすユーザーグループメンバー。
他のテーブルでは別のテーマでのディスカッションも行われました。

実際にディスカッションが始まると、言葉の壁もある中ではありましたが、活発に意見交換が行われました。
その中でいくつかトピックになった話題があるのでご紹介しようと思います。

全世界のユーザーグループで運営する意義

過去2回 JAWS-UG が主催した「 JAWS PANKRATION 」は全世界から CfP を募集し、登壇者・参加者ともにグローバルなイベントでしたが、企画・運営はあくまで日本のユーザーグループである JAWS-UG の各支部の中から実行委員が有志で行ってきました。

そのため運営メンバーは24時間、またはそれ以上起きっぱなしでオペレーションを行う必要があり、体力・精神ともに非常に大変な体制でした。

また、 AWS 各種サービスを中心に使い、独自の配信基盤の構築やそのオペレーション設計などの作業を、もちろん各々が普段の仕事やプライベートもある中で実行してきた点も非常に大変なことでした。

これらを乗り越えるため、異なるタイムゾーンのユーザーグループメンバーが手分けして行うべきではないか?というのが大枠の議題となりました。

私は具体的な方法論のアイデアではなく、まず第一に「そのような困難なタスクがある前提において、本当にみんなそれを実行する意思はあるのか」ということが気になり、ディスカッションメンバーに問いました。

その結果、何人かのメンバーが「その意思がある」と応えてくれ、他国のメンバーの中にも我々と同じようなパッションを持ち、コミュニティを盛り上げていく意思があると言おうことがわかり、嬉しく感じました。

あえて困難な課題に立ち向かうモチベーション

上記のような話題の中で「そのような困難な課題になぜ自発的に取り組もうとするのか?そのモチベーションはなんなのか?」という質問がありました。
これはとても深い問いかけです。

技術コミュニティというのは、共通の話題こそあれ、それぞれの参加者が百人百様のモチベーションで参加します。
そのモチベーションがなんなのか?という問いに対しては、極論「人それぞれ」という答えになってしまうのですが、私も含めたディスカッションメンバーからは、

  • ただ楽しいから

  • 好奇心のため

  • 学習のため

  • セルフブランディングによってキャリアに付加価値を与えるため

などの具体的な答えが出ました。

これは何が正解ということはないですが、ひとまずこれらの目的意識に関しては、国を跨いでもコミュニティ内では共通で理解し合えるということがわかったことは大きな収穫でした。

イベントのプロモーションに関する課題

我々が開催した過去のイベントにおいては、イベントの周知(プロモーション)に関しては、うまく行ったり行かなかったりという経験がありました。
特に直近の「JAWS PANKRATION 2024」では、コロナ禍を経ての「オンライン疲れ」と「リアルイベントへの回帰」という情勢があったこともあり、前回比で参加者数が減少してしまうなど、苦しい状況もありました。

コミュニティメンバーが各々の日々の仕事や生活がある中で十分なプロモーションを行い、実際の参加者数を増やしていくことは容易ではありません。

これに関しては、

  • 日本だけでなくグローバルなユーザーグループに協力してもらうべきではないか

  • コミュニティではそれぞれ Slack ワークスペースがあるので、そこでの周知をもっと頑張るべきではないか

  • コミュニティにすでに参加している人たちだけが対象ではないので、その外の人たちにどのようにリーチするのか議論していく必要があるのではないか

  • 各地域でそれぞれのイベントが開催されていて、それと被らない日程にするための調整が必要なのではないか

など、さまざまな意見が出ました。

この話題に関しては、すぐに実行に移せるアイデアから、まだ議論の余地があり難しいものも多く出ました。

これらの意見は我々日本のコミュニティメンバーも盲点だったところも多く、良いディスカッションになったかと思います。

まとめ

実は全体を通しては元々思っていた通りの流れにはなりませんでしたが、良い意見が得られたり、他の国や地域のメンバーのパッションも伝わってきて、とても良いディスカッションになったかと思います。

全世界のコミュニティメンバーを巻き込んだグローバルイベントの実現可能性は、朧げながらも少しずつ見えてきたような気がします。

今後も日本やグローバルの AWS コミュニティの成長にご期待ください!

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