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【勝訴】清谷信一さんとの訴訟の判決に関するお知らせ

このたび、千葉地方裁判所は、2025年1月30日に、当方と清谷信一さんの間の訴訟事件(千葉地裁 令和4年(ワ)第1971号 損害賠償等請求事件・令和5年(ワ)第935号 損害賠償等請求事件)について、当事者双方の請求を一部認容する判決を言い渡しました。

  1. 判決を言い渡した裁判所および年月日

    • 裁判所: 千葉地方裁判所

    • 判決言渡し期日の開催された年月日: 2025年1月30日

  2. 当事者

    • 本訴原告 兼 反訴被告(以下、「原告」): 堀口 英利

    • 本訴被告 兼 反訴原告(以下、「被告」): 清谷信一

  3. 本訴の概要

    • 事件番号: 令和4年(ワ)第1971号 損害賠償等請求事件

    • 請求の趣旨の概要:

      1. 慰謝料および年3%民事法定利率による遅延損害金の支払いを求める(損害賠償請求)

      2. 名誉権および名誉感情を侵害する投稿記事の削除を求める(妨害排除請求)

      3. WebサイトおよびSNSにおける判決確定日から1ヶ月間の謝罪広告の掲載を求める(名誉回復措置請求)

  4. 反訴の概要

    • 事件番号: 令和5年(ワ)第935号 損害賠償等請求事件

    • 請求の趣旨の概要:

      1. 損害賠償および民事法定利率による遅延損害金の支払いを求める(損害賠償請求)

      2. 名誉権および名誉感情を侵害するWebサイト、noteおよびTwitterにおける投稿の削除を求める(妨害排除請求)

      3. Webサイト、noteおよびTwitterにおける判決確定日から1ヶ月間の謝罪広告の掲載を求める(名誉回復措置請求)

  5. 判決の主文の概要

    1. 被告は、原告に対し、33万円およびこれに対する年3%の遅延損害金を支払え

    2. 被告は、Webサイト、noteおよびTwitterに掲載された投稿記事13件を削除せよ

    3. 原告は、被告に対し、22万円およびこれに対する年3%の遅延損害金を支払え

    4. 原告は、Twitterに掲載された投稿記事1件を削除せよ

    5. 原告および被告のその余の請求をいずれも棄却する

    6. 訴訟費用は、本訴と反訴を通じて、3分の1を原告の負担とし、その余(3分の2)を被告の負担とする

    7. この判決は、第1項および第3項(金員の支払い)に限り、仮執行することができる

  6. 原告のコメント

    • 被告は、自身が運営するWebサイトおよびSNSアカウントを使用して、原告が「学歴詐称をした」とする発言を繰り返し、また、同様の内容の電子メールを原告の所属する団体に送信しました。裁判所は、かかる発言について、原告の社会的評価を低下させ、違法性阻却事由の存在しない不法行為であると認定しました。具体的には、裁判所は、積極的に学歴を詐称する意図が原告に存在しなかったとして、かかる被告の記載について、真実性を満たさないとして判示しました。

    • また、被告は、自身が運営するSNSアカウントを使用して、原告に対する侮辱行為を繰り返しました。裁判所は、一連の発言について、社会通念上の受忍限度を超えて原告の名誉感情を侵害する不法行為に該当すると判示しました。この他の具体的な内容については、後掲判決正本の写しに記載のとおりです。

    • 被告による一連の言動に係る不法行為が裁判所に認定された上で、損害賠償および投稿記事削除の請求が一部ながら認容され、原告は、胸をなで下ろしています。一方で、認容されなかった原告の請求や、被告による原告に対する請求の認容に照らし、今後の対応を検討したいと考えております。これらの対応については、現時点でコメントを差し控えます。

    • ただし、裁判所が原告による「学歴詐称」を否定するとともに、当事者双方に支払いが命じられた金額を比較すると、この判決は、当方の「勝訴」と判断して差し支えないと考えています。

    • ご支援くださった皆様に、心からお礼を申し上げます。

  7. 参考資料

以上

※この訴訟の弁護士費用その他について、ご支援を集めるため、判決正本の写しを有料で公開しています。以下より購入の手続をしてください。

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