美容室のメニューは少ないほうがいい
こんにちは。
夫婦美容室経営のヒデです。
今回は美容室で取り扱うメニューについて書いていこうと思います。
美容室のメニューって多くないですか?
ところでこの記事を読んでくださってる方は、美容師か美容室経営者の方が多いと思うのですが、あなたのサロンのメニューの数ってどのくらいありますか?
私の店は昨年の6月にメニューを一新しましたが、それまではカットだけでも、お子様、学生、一般などと分けていたため、かなりのメニュー数になっていました。
私はそれが当たり前だと思っていたし、何も不思議にならず10年以上もの間、メニュー数が多いままで営業していました。
しかし、そのメニューの数の多さを減らす決断をしたのには理由があります。
選択肢の数を減らす
メニューの数が多いのはお客様にとって一見優しく感じられるかもしれませんが、まずはこの常識を疑うところから始めなければいけません。
どういうことかというと、必ずしも選択肢が多いほうが良いとは限らないからです。
シーナ・アイエンガー著書の「選択の化学」に「買い物客とジャムの研究」があります。
24種類を揃えたジャム売り場と、6種類に絞ったジャム売り場でどちらが売上を挙げられるのか?という比較実験するというものです。
すると24種類を揃えたジャム売り場は、なんと6種類のジャム売り場の10分の1の売り上げしか上がらなかったというのです。
つまり、選択肢が多すぎることは混乱を引き起こし、購買という選択に至らないことがこの実験で実証されているのです。
選択の化学はこちら↓
現在のメニューの数は
そんな学びもあって、当店のホームページでは必要最低限のメニューしか掲載していません。
そのメニュー数はたったの3つ。
白髪染めのメニューだけ掲示しています。
ホームページには当店が白髪染め専門店として紹介しているため、意図的に白髪染めのメニューしか載せてないってわけです。
なので、他のメニューもあります。美容室なので。
それでも当店のメニューは、カラー、パーマ、デジタルパーマ、縮毛矯正、トリートメント、スパのフルコースメニュー6つだけです。
ロング料金もないですし、カットメニューもありませんので、地元では異端の美容室だと思われているかもしれません。
ブランド価値が出る
このようなメニュー体制になっても1ヶ月予約が埋まるのは、「白髪染めに悩む40歳〜の大人女性」にターゲットを絞り、発信を統一することでブランド化をしているからです。
私の地域でも美容室の数は相当数あります。
その中で、白髪染めならG.O.Dに行こう。というようなブランド価値が生まれるような取り組みを今後もしていきたいと思います。
人生は「選択」「偶然」「運命」の3つから成り立っています。
この中で、自分の意思でコントロールできるのは選択だけです。
メニューの数を増やすも減らすも結局は経営者次第。
あなただったらどんな選択をしますか?
今回も最後までご覧になっていただきありがとうございました。
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