カシマレイコとは何者なのか？ という疑問から創作した物語
■カシマレイコの噂について
2022年9月に、電子書籍にて「カシマレイコの噂」を販売してから、２年が経ちました。
それ以降も執筆を続け、2024年5月からメンバーシップも開始し、カシマレイコの噂を始め、様々な都市伝説を独自の解釈で描いた、伏見警部補の都市伝説シリーズもリメイク。近々、「カシマレイコの噂」もリメイクも始めようと思ってます（2025年1月か2月にnoteで公開予定）。まあそのまえに、人面犬をリメイクなんですけどね。
そもそもカシマレイコって誰？ という方のために、簡単に説明させていただくと……
都市伝説としては『カシマさん』と言われることが一般的で、日本兵バージョンと、戦後、占領下の日本にいた女性バージョンがあります。物語のタイトルは『カシマレイコ』となっているので、そちらの話を書きますね。
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戦後、占領下の日本に、カシマレイコという美しい女性がいました。彼女は、占領軍として我が物顔だったアメリカの兵隊に強姦された上、銃で両手両足を撃たれ、一命は取り留めたものの、四肢を切断しなければならなくなってしまいます。自分の容姿にプライドを持っていた彼女は、その現実に耐えきれず、車椅子で外に出たときに、隙を見て電車の線路に飛び込み、自殺。
そして、カシマレイコが自殺してから一ヶ月ほど経った頃。健康だった人間が、死因不明の変死体で発見されるという事件が頻発するようになります。変死した人間は、死亡した前日の夜に、奇妙な光を見たと言っていたと……
夜、光が現れ、翌日に変死体が発見される……。
馬鹿げてる、ありえないと思うのが当然ですが、実際に複数の人が亡くなっており、ありえないでは済まされないことを理解した警察は、光を見た人は警察に連絡するようにと、住民に伝えます。やがて、光を見たという男が警察に来て、自分が見たものについて話しました。
夜中に目が覚めて、辺りを見ると、光が見えた。その光は、少しずつ自分のほうに近づいてくる。動けずに見ていると、光の中に、首と両手両足のない胴体が見えた、と。でもそれを聞いても、警察もどうしたらいいのか分かりません。しかたなく、神社に相談してみてはどうかと、男に勧めますが、男は神社に行く前に、変死体となって発見されてしまいます。その後も光を見た者は全員死んでしまいますが、いつの間にか収束していき、やがて忘れられていった……そして、この話を聞いた人のところに、３日以内にカシマレイコが現れる……
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要約ですが、そんな感じのお話です。
■カシマレイコの噂はどんな話？
電子書籍で発売した「カシマレイコの噂」は、伏見警部補の都市伝説シリーズでいうと、テケテケ、口裂け女、人面犬の次、４作目の作品でした。
ざっくり内容は以下のとおり。
熊岡愛瞳（くまおか まなみ）という女性の友人、三輪葵（みわ あおい）が、転職祝いの食事をする約束をした夜から行方不明に。一方の伏見警部補（都市伝説シリーズ通しての主人公）は独自の情報源から、最近起こっている行方不明事件は、カシマレイコの仕業だという話がある、という情報を得ていた。
行方不明になっている人たちに共通点はなく、捜査は難航、犯人の手がかりが見つからないまま、ついに行方不明者の一人が遺体となって発見されるが、その遺体は、伏見の想像すら越えるものだった……
という感じで、カシマレイコとは何者なのか、犯人は誰で、何が目的なのか、といったことを解明しながら進んでいきます。
元になった「カシマさん」は、前述した「噂」ですが、「カシマレイコの噂」は、カシマレイコとは何者なんだろうか？ というところから想像を膨らませ、呪いの正体は？ 真相は？ といったことを構築していき、出来上がったものです。
■都市伝説シリーズの現在
現在noteでは、都市伝説シリーズの設定を見直し、整理した内容をもとに、テケテケと口裂け女をリメイクして公開中、人面犬の話をリメイク中となります。もちろん、人面犬の話の後には、「カシマレイコの噂」も、見直した設定をもとに、リメイクします。おそらく、大枠の流れは同じでも、展開はけっこう変わると思います。
リメイク版公開は、最初に書いたとおり、2025年の1月か2月あたりを予定してます（その前に人面犬）
公開中のテケテケ及び口裂け女は以下リンクから。
※テケテケの話は、2024/10/20まで期間限定一気読み公開中（10/21から有料。メンバーシップの方はマガジンでいつでも読めます）
黒い砂 テケテケ誕生の物語（2024/10/20まで 期間限定一気読み）
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