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私の取り組み その1 オレンジカフェひた
私は認知症の専門医でもありませんが、在宅医療では、高齢者に多く接するため、認知症は頻繁に遭遇し、心を痛めるものの一つです。その経験から、自分に何ができるのかを考えてきました。たくさんのボランティアスタッフが協力してくださって、カフェを月1回開催させてもらっています。
認知症は孤独な病気です。当人も、家族も、社会から孤立し、絶望の毎日を送ることも稀ではありません。誰に言えない、誰にも相談できない、ある意味、全ての病気の中でも、絶望的な病気と言えるかもしれません。
しかも、現代の医学を持ってしても、いまだ画期的な治療が存在しません。しかし、進行するまでは、肉体的な機能は保持され、記憶力は落ちても、嬉しいや悲しいといった情緒的な側面は、むしろ、鋭敏になるとも言われます。
末期の認知症では、次第に意欲がなくなり、臥床する時間が長くなり、やがては、冷たくなっていきます。しかし、それまでの残された時間を、全ての認知症患者さんは、楽しく、嬉しく、幸せに生きる権利があると思うのです。
本人が楽しくなると、家族が楽しくなります。ご本人は素早くそれを感じ、さらに幸せになります。そんな幸せな瞬間を、私たちはたくさん経験してきました。閉じこもっていては、心に蓋をするだけです。どうか、少しだけ勇気を出して、このカフェに参加していただき、喜びの輪の中に入ってみて下さい。
ご家族どうしのお話から、癒されることも大いにあります。
認知症の患者さんと、ご家族が、社会から孤立しないで、安心して、楽しく毎日を過ごせるために、社会参加を目的とするのがオレンジカフェです。医師や医療関係者、介護関係者など、協力してくれるボランティアスタッフと一緒に、お茶やお菓子をいただきながら、楽しくガヤガヤとお話や歌などを楽しみましょう。
毎月 第3土曜日 花月園にて14時から2時間程度
令和7年
1月25日(土)
2月22日(土)
3月22日(土)
14日時か
ら 大分県日田市日ノ出町156 日田市花月園 新館にて
参加無料 予約必要 花月園グループホーム花花 川浪さん(0973‐26―3501)に電話ください