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組織の価値と価値提供

組織の価値と価値提供

1 スピード
2 ES
3 記憶に残る

これは最近僕が改めて感銘を受けた言葉。

すべての組織には文化があり、その組織に流れる風がある。

その中でどんな組織が今後の時代を導くのか
これは非常に感度の高いテーマである。

一人一人の想いや行動、ビジョン、プロセスが組織を作り、1つの集合体を形成していく時代になってきた。

今まではそれこそ
ある大きなコンセプトをみんなが追ってきた時代
だった。

それが変わったと、もしくは変わっていくだろうと日々感じる。

これからは
ある大きなコンセプトをみんなで創る時代
であり、それが実は生態系の基本でもある。

身体は60兆個の細胞から成り立っているが
一見すれば、脳が身体の器官に指令を出し、臓器や筋肉がその指令に従っているようにみえるかもしれない。

しかし、医療や身体、脳科学の研究が進み大きく変わったことがある。

それは器官一つひとつが指令を受けるだけでなく、
その判断や動き、流れを生体信号という身体の言語に変えて、フィードバックを繰り返しているということ。
そして、その人にとって何が正しいのか?を常に追求し、アイデンティティを形成していくことで、1人のヒトをアップデートさせているということ。

脳は指令を出す役割ではなく、情報を統合する場であるということだ。

統合された情報は
過去や思考プロセス、状況、目的によって色付けられ再度、器官にフィードバックする。その色付けを行うのが心である。


組織も同じなのではないか?
僕は最強の組織の見本は身近にあると考えていて、身体の器官同士の連携やあり方がまさにこれからの組織の見本だと思っている。

脳がリーダー
心はマネージャー
各器官は現場メンバー

とするならば、リーダーは如何に各器官の情報を統合出来るか?が重要であり、その統合をもとにどのような情報が最優先課題であるか?を導き出す。導き出された情報は、各器官にフィードバックされるのだが、各マネージャーはその情報を如何に色付けしていくか?が重要である、

さらには、各器官からのフィードバックがなければ当然ひとつの組織を最適化することは不可能であり、もっと言えば現場メンバーからのフィードバックを受けない限りリーダーは間違った情報統合をすることになるのだ。

ここで重要なのは、身体外とのやり取りを行う五感はすべて各器官によってキャッチされるという点だ。

脳に五感を直接感じる部分はなく、外部とのやりとりは各器官が行うとするならば、フィードバックや情報共有の質、スピードが組織にとって1番の肝になるのではないだろうか。

また忘れてはいけないのは
各器官が一つでも欠けると身体がうまく機能しないということ。

各器官が欠けるというのは、いわゆる各器官の機能不全もしくは欠落とするならば、各器官自身が機能を果たす事、それが良いスパイラルには重要なのだ。

これは各器官の役割が明確であること、その役割がその器官の構造、目的と一致したものであるということ

いわゆる、現場メンバーの役割がメンバーの個性やスキル、特徴、ビジョンと一致している必要がありそれを互いに身体内部、つまり組織内で共有する必要があるということだ。

そんなことを考えていると
組織最適化の道しるべが身近にあるなと感じると共にESの重要さが身に染みる。


また骨や筋肉を成長させるためには
適刺激が必要で、骨もリモデリングという再形成により強くなり、筋肉も微小な筋損傷(筋肉痛)で成長する。

その刺激に耐えうるように
骨や筋肉からのストレス情報はしっかりと記憶され、未来に活かされる。

組織成長には
間違いなく刺激(一般的に言うストレス)は重要で、それが未来や目的に反しているか、否かのみを考えるべきなのだ。


身体は60兆のメンバーを抱えていると感じると
最強の組織であり、自然の摂理に合った最強の組織を思考するにはすごく学びになる。

そんなことを考えながら、
人が育つ、組織が育つリーディングカンパニーを目指して2021年も走り抜けよう!と思う。


ps
脳には第六感の感覚が生まれると言われている脳波という波動で常に周囲との関係性を創っている。
まさにリーダーが脳であるならば、周囲との連携をしながら如何に情報統合出来るか?がこれからのリーダーに求められていることかもしれない。


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