即興2人芝居WS 初級コース 20230601
◆内容◆
60分間の即興2人芝居を行なうためのワークショップ
初級コース
◆参加者◆
男性2
女性1
合計3名
◆内容◆
●アップ
●関係性
●まずは自己紹介から●
新シーズンが始まった。
ぼくのワークショップ(WS)は5ヶ月で一区切りとしているが、
どうして5ヶ月にしたのだろう。とってもキリが悪い。次回からは少し考える。。。
参加者3名のうち2名は初対面の方。
初回のこの日は、少し詳しく自己紹介を行なってもらう。
今の仕事や好きなものといったところまで軽く深掘りして聞いていく。
やり手の歌のコーチは、生徒のその日の歌い方により体調などを推測できると言う。それほどハイレベルではないがぼくも音声表現界の端くれとして、話し手の話し方で、なんとなく読み取れる事がある。
3名の自己紹介で人となりを知っていく。
また、料金や支払い方法、WSの進め方などで、参加者とぼくの間で認識の齟齬が起きないようにすべく、最初は時間をもらって丁寧にやらせてもらった。
●アップ
最近、「マルチタスク」について考える。
ぼくは幼い頃、ダブルダッチと呼ばれる縄跳びだったり五歩げんだったりという、頭と体を同時に働かせる遊びが好きだった。
(今調べたところ、「五歩げん」は熊本特有の遊びだったと知って驚いた)
「マルチタスク」とは複数の事を同時に処理する能力として、即興芝居に必要な要素として挙げられるが、簡単に言うと身体性・思考・遊び心をほど良いバランスで成立させられる事を指すのかもしれない。
いずれかに偏りもせず、ただワクワクした状態で物語をクリエイトする感覚。どうすればこの感覚を手に入れられるかは模索していきたい。
●Relationship = 関係性
前シーズンの初級編WSでは知識先行で進めてしまい、参加者の方々を悩ませてしまった。この反省を活かして今回はなるべく体感先行で行ないたいと考えた。
従来の、
C = Character
O = Objective
R = Relationship
E = Environment
という「CORE」の概念を最初に伝えるのはやめて、「Relationship」=「関係性」のみに絞った。
プレイヤー2人それぞれに
「相手の事をどう思っているのか」
を決めてもらい、共通の問題を解決する話をしてもらう。
それを、「相手をどう思っているか」の部分を変えて3回やってもらう。
「君って魅力的だね」というセリフを相手役から言われた場合、そのセリフが「尊敬している人」から言われたのか、「すぐに意地悪を言う人」から言われたのかで、自分の影響が変わる事を体感してもらった。
関係性は基本であり根幹。
前シーズンの参加者からは「前よりとってもわかりやすい」とお褒めの言葉をいただいた。一生この人についていきたいと思った。
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