【危険??】「ビンファスト株、ビングループ社債は買うべきか」を考察
この記事は8月15日に米ナスダックに上場したベトナム新興EVメーカー「ビンファスト」と関連する親会社「ビングループ」の動きを考察しています。
上場初日に急騰したビンファスト株
ビンファスト株の1株あたりの評価額は10ドルにも関わらず、初日の初値が22ドル、終値が37ドルと評価額の4倍近くまで急騰しました。
時価総額はGM、フォード超え
上場初日を終えての時価総額は850億ドルに達し、米自動車大手のフォードの480億ドル、GMの430億ドルを超えました。
上場2日目以降は続落
上場初日の終値37ドルを記録した後はご覧のように株価を下げています。上場4日目の8/18(金)終値は15.4ドル。
もともと1株当たりの評価額は10ドルだったので、上場の熱狂が冷めてきて
ようやく投資を検討できる状況になってきましたね(笑)
熱狂が冷めたビンファスト株は買いなのか??
そんな上場直後の市場の熱狂が冷めてきたビンファスト株。
「ビンファスト株は買いなのか?」は、今後の欧米市場でのビジネスの成否が不透明な現状では判断が難しいですよね。
IPOでの上場後、「成長株になる銘柄」と「そうでない銘柄」のちがいなどを解説した投資本も。IPO以後トレードを狙う方にはよさげです。
知らないと損するビンファスト株の実態
ただ私自身はギャンブル的な短期トレードをやる余裕はないので、ここからは「ビンファスト株を少なくとも数年先を見据えた中長期で投資するのはどうか」と考えている方向けにまず知っておきたい情報をシェアします。
それは、「上場株式の99%はビングループが保有しており、市場に流通し取引されている株式は残りわずかの株式」であることです。
この点はビンファスト上場直後に特集を放送していた「WB S(ワールドビジネスサテライト)」でも言及されていました。
そもそもビンファスト株は
出回っている株式は全体の1%しかない
流動性リスクが高い
値動きも激しくなりやすい
ことを理解したうえで投資判断をするのが賢明です。
EV市場で投資のチャンスを探るなら
ここまでは「ビンファスト株は買いなのか」ということを解説しました。
拡大するEV市場で今から投資のチャンスを探るならビンファストや米テスラ、中国BYDなどのEV専業メーカーではなく、EV関連ビジネスを手がける企業に目を向ける方がいいと筆者は考えています。
そうした考察や参考になる無料レポートなどを以下ブログに書いてます。参考までにどうぞ👇
ビンファストのIPO目的はEVビジネスに必要な巨額の資金調達
ビンファストが今回、ナスダックに上場したのは米国での工場建設や各国でのショールーム運営、販促、営業の強化などにかかる巨額の投資資金の調達が大きな目的です。
この先数年、少なくとも米国工場での生産スタートとなる2025〜2026年頃までは事業投資を先行していくため、それまでに驚くほどの好業績が出るといったことは考えづらいのが現状です。
まとめ(ビンファスト株の購入は慎重に)
ここまでビンファストの上場〜投資を検討する前に知っておきたいポイント、欧米市場での展望などを解説してきました。
この記事の本編はここで終了です。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
感想を一言ツイート頂けると励みになります!!
◇ツイートは本記事の最上部 or 最下部にあるTwitterアイコンをタップするとツイート画面が表示されるので、そこからサクッとできます。
その社債の内容や発行の目的、筆者が社債の代理店である現地の証券会社に問い合わせてわかった社債のメリット、デメリットなどを解説します。
親会社ビングループはベトナムで年利15%の社債を募集中
米ナスダック上場は米国での工場建設や海外でのビジネス展開などにかかる巨額資金の調達が目的でしたが、ベトナム国内での事業展開に必要な資金を集める目的で公募で社債を募っています。
※ビンファストは米国でのEV販売は昨年(2022年)からスタートしていますが、現在はベトナムから輸出しています。米国工場は建設がスタートしていますが、工場の稼働開始は2025年〜2026年頃になる計画です。
【年利15%】VIC社債は外国人でも購入可
筆者はこの社債が気になったので、念のため外国人でも購入できるのか、利用しているベトナム現地の証券会社、SSIに質問してみました。
すると、外国人でも購入できるとの回答が。
ビングループ社債の詳細を調べたい方は「trai phieu vingroup」でググると色々と情報出てきます。※ベトナム語でtrai phieu=社債の意味。
【年利15%】ビングループ社債の概要
先述したビングループが発行する総額10兆ドン(約600億円超)の公募社債ですが、気になる方もいると思うので概要を紹介します。
1度の募集で2兆ドン✕5回にわたって募集する計画
第一回目の募集は8月末が申し込み期限
社債の償還期間は2年 or 3年の2つから選択
【知っておきたいベトナムの無効社債事件】
「ベトナムで社債を買うってどうなの??」
「ちょっと怪しくない??、あまり信用できなそう」というイメージありませんか?
ズバリ、ベトナムの社債が怪しいというそのイメージ、合ってます(笑)
ベトナムでは去年(2022年)の年初から、不動産大手FLCグループの不祥事に続いて、大手の不動産デベロッパーによる無効社債問題が露呈しました。
【年利15%】ビングループ社債は買いなのか??
とはいえ、「ビングループはベトナムを代表する企業だから、とは言っても社債を買うのはアリなんじゃない??」と思う方もいるかと。
そこでこの先では、
といったことを紹介、解説しています。
ただ、表に出しづらい情報、問い合わせて得た情報、ベトナム語の理解力がないと分からない情報も含んでいるので以後はクローズド情報とさせてください🙇♂️🙇♂️
スタバ1杯分の課金ハードルを設けています。
また、前回noteと同様に24時間返金保証を付けています。「参考にならなかった」場合、躊躇なく返金機能を使ってください。
本当に気になる方のみ続きをどうぞ。
【年利15%】ビングループ社債の具体的内容
ここから先は
¥ 390
サポートいただけると励みになります!いただいたサポートは読書や新しい学びに使わせていただきます。ありがとうございます!