J-POP 90年代 雨ソング
こんにちは、Hideです☂️
いつも読んで頂いている読者から、雨にまつわるお好みの曲が入っていない〜と個人的にコメントを頂きまして(笑)
1990年代のJ-POPの中から雨ソングを紹介したいと思います。
長らく80年代の曲ばかりを多く紹介してきましたが、そろそろ90年代の曲も記事にしますね。
私が20代中盤にかかり、時代も昭和から平成へと変わったばかりの頃でした。
91年に弾けたバブルの名残も残していた時期です。
まだまだ、ゴージャスな香り漂っていましたね。
ではでは、30年前の昔に遡りお送りしていきます♪
雨 / 森高千里
作詞:森高千里 作曲:松浦誠二
オリコン最高順位2位
90年代を代表するJ-POPの名曲。森高の代表曲で人気が高い為か、数多くのバージョンが存在している。
車の中で聴いたラジオからよく流れていて耳にする事が多かった。
当時、OLの日常を明るくポップな曲調で描いている曲が多かった森高だが、雨の中恋人と別れる情景を思い浮かばせているバラードだ。
独特の高い声が雨で涙を隠す乙女の心情を切なく表現するあたりは見事だ。
はじまりはいつも雨 / ASKA
作詞作曲:飛鳥涼
オリコン最高順位2位
1991年はチャゲ&飛鳥の「Say Yes」の大ヒットもあったが、ASKAのソロ4作目のシングルであったこの曲もヒットした。
この曲は、パナソニックからの要望があり制作され、当初はアルバム収録のみの予定であったが、CMが放映され反響が大きくシングル発売へと至った。
彼らの曲は中学生の頃から耳にしていたが、いつ聴いてもサザン同様に女性にウケそうな曲だなぁ〜と感じていました。
男臭いロックが好きな私は、良い曲と感じつつも、若い時はどうしても格好つけて素直に認められない部分があったが、やはり美しいメロディーと、雰囲気を感じる詞も流石ですよね。
「僕は上手に君を 愛してるかい 愛せてるかい〜今夜君のこと 誘うから 空を見てた🎵」
というサビの歌詞は、超女泣かせですよね〜。
いやいや自分にはこんな歌詞は作れませんね(笑)
90年代のJ-POPを代表するラブソングの一つですね。
最後の雨 / 中西保志
作詞:夏目純 作曲:都志見隆
オリコン最高順位16位 ロングヒットとなり98年までに、累計90万枚を超えるセールスを記録している。
日本テレビのバラエティー番組の主題歌に起用された。
中西は90年代のJ-POPやシティーポップを象徴するシンガーだ。
当時、私も27歳でしたが、都会が舞台の甘く切ない恋の歌に、大人の世界を感じていました。
経済も音楽も急成長した80年代を終え、成熟期に入った時代背景を感じさせてくれましたね。
勢いだけの20代前半から一歩づつ大人へと変わっていく自分を重ね合わせてしまいました。
晴れたらいいね / DREAMS COME TRUE
作詞作曲:吉田美和
オリコン最高順位1位
NHK朝ドラ「ひらり」の主題歌。
1987年(昭和62年)にデビューしたドリカムの12枚目のシングル。
ドリカムも90年代に活躍したアーティストのひとつだ。
吉田美和の日本人離れしたダイナミックなボーカルと北の大地北海道池田町出身の大らかな人柄から溢れ出る感性豊な詞とメロディーは、当時大人気であった。
次の日曜日にドライブを予定している恋人達が、雨が降らないで、晴れたら良いなぁ〜と願う気持ちを楽しそうに歌っている。
陰と陽を見事に表現するドリカムの”陽”の部分を聴ける一曲です。
梅雨時季の晴れ間に出かける車の中で聴きたくなる一曲ですね。
このまま君だけを奪い去りたい / DEEN
作詞:上杉昇 作曲:織田哲郎
オリコン最高順位2位
今や懐かしいNTTドコモのポケットベルのCMソングに起用された。
今から30年前には、まだ携帯電話も一般的には普及しておらず、もっぱら庶民はポケベルだったのですよ(笑)
当初、WANDSというグループがCMを担当する予定だったが、声の質からかタイアップ先からNGを出されDEENが歌うことになったらしい。
CM曲は当然ながら、タイアップ先の意向が優先される物なのですね。
私はこの曲が大好きでカラオケでは必ず歌います。
雨の中消えていく恋の行方を、気持ちを言葉に出せない男の心情がよく伝わってきますね。
雨のシチュエーションにこの歌詞がぴったりで〜心に沁みます。
こちらも90年代を代表する曲でいつまでも歌い継がれていく歌でしょう。
人魚 / NOKKO
作詞:NOKKO 作曲:筒美京平
オリコン最高順位2位 レベッカ解散後、ソロ4枚目のシングル
フジテレビドラマ「時をかける少女」の主題歌
数多くのアーティストがカバーしている有名な曲である。
80年代〜90年代にかけて一時代を築いたレベッカのボーカルだったNOKKOのソロ代表曲。
レベッカ時代とは違いメイクや派手なファッションもなく、素なNOKKOを見せてくれた。
スローな曲調で幻想的な世界観を感じさせてくれる。
寝る前に聴きたくなるような曲だ。
Squall / 福山雅治
作詞作曲:福山雅治
オリコン最高順位1位 当時、福山は数々のヒット曲を連発し、絶頂を極めていた。
福山が他のアーティスト(松本英子)へ初の提供曲をセルフカバーした作品である。
女性視点の歌詞で、好きな男性に惹かれていくときめく乙女心が描かれている。
が、男性である福山が書いた詞だからか、強く降りつける雨が恋に憧れる激しい気持ちを表している様にも感じられる。
美しいメロディーと内に秘める思いの歌詞がミディアムバラードによく似合っている。
福山の絡みつくような太く甘い声が燃える心を静かに表現しているのは流石だ。
あとがき
1990年代、激動の時代を過ごした日本が昭和から平成に変わった時期である。
バブルも終焉を迎え煌びやかで明るさに溢れていた音楽から、ゴージャスな雰囲気を加え、曲調も円熟していった90年代だった様に感じる。
80年代に一番盛り上がったCITY POPの影響からか、大人の落ち着いた感じがする曲が増えていった様に感じる。
80年代後半から90年代前半のロックに燃えたバンドブームも一段落して、アダルティックになった。
ロックもビジュアル系が台頭し始め、汗ほど走る熱い感じから見た目の美しさを強調し、メロディーもメロディアスになり、歌詞も反骨的な内容から、心の内側を優しく表現するものが増えた。
この頃から70年代後期から、日本のフォークやロックをニューミュージックと読んでいたのが、J-ROCKやJ-POPと呼ばれる様になった。
韓国発の音楽をK-POPと呼ぶのもその流れからだろう。
ドリカムや福山雅治が、90年代の日本ミュージックシーンの中で圧倒的に席巻していた。
私自身も2000年を迎える時には30代中盤になっていた事を思うと、自分の年齢と時代の流れがなんかリンクしていた様にも感じる。
歳を重ねてちょっと一休みみたいな感じがしていた頃かな。
バブル景気から一転して空白の30年が始まったのも90年代からだし…
祭りの後という感じも否めない。
現在2020年代、今後日本音楽界はどう変化していくのだろう。
昭和〜平成、令和と変わりゆく時代を見てきた経験を、後世の為にも今後に活かしていきたいと思う今日この頃である。