先輩とご飯。

今日は大学時代の先輩に久々に会って、ご飯をご馳走になった。

近況を聞きたかったそうで、
「報告するような近況もなく、日がな1日だらだらと無為に過ごしています」
と答えると、先輩から
「普通の人間は日頃からコツコツ頑張るタイプと、ギリギリまでグータラして、それでも手遅れになる前に何とかしようともがくタイプに別れるけど、タカギくんは土俵際に追いやられたときにも、踏ん張るそぶりすら見せずに平気な顔して土俵から降りていっちゃうよね」
というお褒めの言葉を頂いた。
この人物評がなんの他意もない褒め言葉だということは僕も先輩も了解している。

話は雑談に流れていき、「現代人のリアルを切り取った」みたいな評され方をする小説の、繊細というよりもむしろ拗らせている、冗長な心理描写だったりの洒落臭さに対して、「小説を読む層という小さな集団自体に強烈なバイアスがあって、その偏った層に売れるように定向進化した結果なのかもしれない」
みたいな与太話をしたりもした。
部室でもこんなしょうもない話をしていたな。と懐かしくなった。

「どうせ暇ならYouTubeとかやってみる?」
と誘ってもらえたので、もしかしたら今後、先輩達が趣味でやっているYouTubeに参加させてもらうかもしれない。(補足1)
ちゃんとした形式がある訳じゃなくて、思いついた動画は何でも上げてOKらしい。

補足1
先輩達のYouTubeチャンネルは、このブログに負けず劣らずの僻地っぷりだ。僻地すぎて、そのガラパゴス的環境を崩すのがもったいないと思えてしまい、ここで紹介するのも憚られる。(補足1.1)
補足1.1
と言うのは嘘で、紹介しないのは、ただ単に先輩達がこのブログに辿り着くリスクを少しでも避けたいからだ。(補足1.1.1)
知り合いに自分の文章を読まれるなんて考えたくもない。
補足1.1.1
先輩達のYouTubeが僻地であると言うのは本当だ。言うまでもなく。

投稿したとしてもここで紹介することはないだろうけど、どんな動画を撮るか今から楽しみだ。

"Bad Day"

Daniel Powterの"Bad Day"

最近はこの曲を聴いている。
世界一の一発屋の曲である。
中学生の頃、生まれて初めて買ってもらったウォークマン(補足2)にこれがサンプル曲として入っていて、TSUTAYAでCDを借りてくるまでの数日間は、この曲ばかりを聞いていたのを覚えている。

補足2:初めて買ってもらったウォークマン
後に音楽プレイヤーの座は万能器iPhoneに奪われることになるので、実際にはこれは初めてのウォークマンであると同時に、最後のウォークマンでもあった。

というのは嘘だ。
今調べてみたら、僕の持っていたウォークマンにサンプル曲として入っていたのは"Bad Day"ではなく、"Big City Dream"という曲だったようだ。
どうやらこの思い出は虚偽記憶だったらしい。
じゃあ僕はどこで"Bad Day"を聴いていたんだ?

Because you had a bad day
You're taking one down
You sing a sad song just to turn it around
You say you don't know
You tell me don't lie
You work at a smile and you go for a ride
You had a bad day
The camera don't lie
You're coming back down and you really don't mind
You had a bad day
You had a bad day
"Bad Day"

何はともあれ超良い曲。1000000京点!
サビが良すぎて泣いちゃう。
静かに力強く語りかけるような歌い方でこんな風に励まされたら、嫌な1日だとしても「まあ大丈夫かな」って思えるよな。
最後の"You had a bad day"の力の抜けた言い方が好き。

Daniel Powterが一発屋だというのも良い。この曲の場合には、ずーっと黄金期みたいなスーパースターじゃなくて、時代に要請された『誰か』が歌った曲って感じがとてもよく合っている。

先輩と会った話の後にこんな曲を紹介してしまうと、何だか変な含みを持たせたみたいになってしまうけど、別に変な意図とかは全然ない。(補足3 )

補足3
言えば言うほど、というのはある。

今日はとても楽しいGood Dayだった。

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