プレミアリーグ23-24シーズンの感想。
この後28時からEURO24の初戦、ドイツ対スコットランドが始まるんだけど、このまま起きて試合開始を待つか、それとも一旦寝てしまうか迷っている。
迷ってる間に今更ながら今期のプレミアリーグの感想を書くことにする。
アラームはセットしてあるので、書いてる途中で眠くなったら寝れば良いし、寝ずに書き切っちゃったらそのまま起きて待つってことで。
ブライトン
6位フィニッシュという大躍進の前シーズンに比べて、今シーズンの11位って結果はどうしても物足りなく感じる。
シーズン序盤はめちゃくちゃ快調だった。チームの主力だったマクアリスターとカイセドがそれぞれリヴァプールとチェルシーに行ってしまって、どうなることかと心配していたけど、そんな心配はどこ吹く風と勝ちまくっていた。
しかしシーズンが進むにつれて怪我人が尋常じゃなく増えていき(更に補強もいまいちハマらず)、それに伴って着実にチームが弱体化していき、後半はそれはもう酷いものだった。
何よりも三笘とソリーマーチの両ウイングが欠けたのが痛すぎる。
これによって元々ハイリスクハイリターンな攻撃をしていたブライトンの突破力が弱くなり、その結果ハイリスクだけが残ってしまった感じだ。
ファイナルサードでの明確な攻めパターンが無くなってしまったので、そこでゴチャついてしまって良い形のシュートまで持って行けず、相手のカウンターで仕留められる。みたいなパターンが多かった。
本当にシーズン後半は試合を見るのがしんどかった。夜遅くにのそのそ起きて、ブライトンが負けるところを見て、また寝る。「ブライトンの義務失点」とかいってわきゃわきゃしてた序盤が恋しい。
監督のデゼルビは今期限りで退任。
退任の理由は、オーナーとの方向性の違いだ。
デゼルビはガッツリ補強してより上を目指せるような強いチームを作りたかったんだけど、オーナーのトニーブルームは今まで通り、若手を育成して高く売ることで儲けていくチームを欲していて、2人の間でうまい落とし所を見つけられなかったらしい。
でもこれはしょうがないよなと思う。どっちも悪くない。
ただすげー身勝手な希望を言うと、デゼルビがブライトンを強豪クラブに押し上げていくっていうストーリーを見たかったなと思う。
なんにせよこういう別れ方も含めてブライトンって若いチームだなって感じる。
選手達が若いってだけでなく、監督がロマンを追い求めていて、それが原因で方向性の違いとかいうバンドみたいな解散をする。青春やね。
もう一個個人的な希望を言うなら、デゼルビブライトンでの最後の試合は勝って終わりたかった……!
リヴァプール
1番好きなサッカー選手であるマクアリスターがブライトンからリヴァプールに移籍したので、リヴァプールの試合もちょくちょく見ていた。
ボールを受けるの上手いし、ボールを奪われないし、超的確なパスをだすし、PKは絶対決めるし、守備もしっかり走る。でもシュートは決まらない。シュートだけは決まらない。
そんな感じの選手だった彼が、リヴァプールに来たことで強力な前線にシュートを託せるようになり、唯一の弱点が無くなっていた。
それでも最初は何故か守備的な役割をさせられていて真価を発揮出来ずにいたんだけど、遠藤航に守備的な役割を任せることで完全に覚醒した。もう完全に攻撃の主軸を担ってた。とりあえずマクアリスターにボールを渡せば前線に繋げてくれてた。
くそー、マクアリスター!赤いユニフォームめちゃくちゃ似合ってるぞ!!
クロップが今期限りで退任するって発表したのもあって、「優勝はリヴァプールにして欲しい」と思っていたんだけど、終盤で失速して3位フィニッシュになってしまった。前線の調子が悪くなったのが失速の原因だろうけど、なんで調子が悪くなったのかは分からない。
それでも最後の試合を勝って気持ち良くクロップを送り出せたのはよかった。
審判の判定にブチギレたデゼルビを、クロップが笑顔で宥めていたのを覚えている。あと彼の寸止めガッツポーズ。
リヴァプールでは9年間も指揮していたらしい。凄いな。
もうリヴァプール=クロップって感じだったんだろうな。そんな象徴のいる(いた)クラブって幸福だと思う。