#ウェスアンダーソン
「ダージリン急行」の感想
面白かった。
寝台列車という小さく区切られた空間が、ウェスアンダーソンの映画の、細々した細部まで行き届いてる作風にめっちゃ合ってた。
話はあんま好きじゃなかった。
インドに行って人生観を変えよう!
とかいう3兄弟のしょうもない旅が、途中で破綻をきたすことによってリアルな体験になり、兄弟の後悔を成仏させ、3人をこの先の人生へ送り出す。
雑にまとめるとこんな感じなんだろう。だけど破綻した後の旅
「ライフ・アクアティック」の感想。
フレンチディスパッチ、グランドブダペストホテルに続いてこのライフアクアティックと、ウェスアンダーソンの映画を遡るように見てきたけど、今まで見た中ではこれが断トツで面白かった。
あらすじを書けばこんな感じになるんだけど、しかしこのあらすじはこの映画のことを何も伝えられていない。
完璧な映画、完璧な冒険とそのしょうもなさこの映画には、ウェスアンダーソンの映画の完璧さが隠し持ってる「しょうもなさ」に
「グランド・ブダペスト・ホテル」の感想
昨日に引き続き、ウェスアンダーソンの映画の感想を上げる。
ウェスアンダーソンの代表作を1つ挙げろと言われれば、このグランドブダペストホテルということになるんだろう。それくらいの認識はしていた。
感想を1行でまとめるなら、めっちゃお洒落でかなり洒落臭い映画だった。
グランド・ブダペスト・ホテル「彼の世界は彼が現れるはるか前から消えて無くなっていたんだよ。だがグスタフさんは、もう存在しない世界の幻を
「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」の感想(と、感想の感想)
ウェスアンダーソンの映画を何本か見たので、何日かかけて見た順に感想を上げて行こうと思う。
最初に見たのは、この長ったらしいタイトルの映画だ。
フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊カラー、モノクロ、アニメ、と様々に表現を変えながらも、それらを一貫した美意識がまとめ上げている点が雑誌的であって、何が言いたいかというとずーっとオシャレだった。
特に最初の町の紹介記事が