2022年12月の記事一覧
「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」の感想。
複雑な気持ちだ。
本当にみんなが言うほど完璧な追悼映画ですか?展開として、母親を殺してシュリを復讐者にしたことに対して、どうしても微妙な顔になってしまう。
「大好きだった偉大な兄を亡くしてしまった。しかも誰のせいでもなく。」
という怒りの向けどころのない喪失から立ち直る話のはずだったのが、安い復讐話に堕ちてしまったなという感じ。憎しみと赦しってテーマ何度目だよ。こういうのしかできないわけ?
「パパが遺した物語」の(くだらない)感想。
とてもくだらないし、くだらなさを正面から描くことから逃げているという点で二重にくだらない映画だった。物語の核になる部分を隠したまま終わっていくのが(それによって批判から逃げようとしているのが)とてもくだらないしキモいしダサい。
主人公のくだらない克服。この映画の結論には納得がいかない。話を強引にすり替えられた感がある。大切な人が居なくなる恐怖で、人を好きになるのが怖いって話をしていたのに。「それ
「はじまりのうた」の感想。最高の音楽映画!それとカントリーミュージックについて。
とても面白かった。僕は良い曲が良いタイミングで流れればそれだけで感動してしまうので、音楽映画とは基本的に相性が良い。その上で曲の盛り上がりと物語的な盛り上がりがリンクしていれば、それはもう最高の音楽映画だ。
見やすい映画。ライブバーでの主人公(キーラナイトレイ)とプロデューサー(マークラファロ)の出会いをまず描いて、それからプロデューサーがどんな経緯でここに来たのかの回想が、そしてその後に主人公