2022年8月の記事一覧
「バズライトイヤー」の感想、郷愁の欠如。
もうディズニープラスで配信されていた。もうディズニー/ピクサーは劇場で見る必要ないじゃん、と思いながらもう一度見返した。そういえば「ミラベルと魔法だらけの家」のときにも同じことを思ってたので、次も同じことを繰り返すのだと思う。
というわけで、まず、公開当時の感想を載せた後に、改めて見た感想を書いていく。
公開当時の感想前半がクッッッソ面白かった。
今さらウラシマ効果をドラマに使うこと自体に感動
支配者は誰だ?「ジュラシック・ワールド/ドミニオン」の感想
つまらないならまだ良い。まさか最終作で、これまでのシリーズの全てを台無しにされるなんて。
さっそく、この映画がどんな欺瞞を使い、何を裏切り、何をぶち壊したのかを見ていこう。
メイジーの裏切りメイジーの本当の正体を知ったところでブチ切れた。
は?起源の正当性って話を今始めるの?
あなたはクローンではなく、母親の胎から生まれた(だから祝福されるべき存在だ)。存在を肯定する根拠を、その起源に求め出した
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の感想
2,3回観てるはずなのに内容を全然覚えてないので、さぞつまらなかったんだろうなと思って改めて観てみたら、最高だった。
マジで全く覚えていなかったので、メイジーがクローン人間だったと知ったときにも素直にびっくりした。
演出まず演出がめちゃめちゃ好みだった。
・冒頭の、海底からモササウルスの影を見上げる構図で「最高〜」ってなった。
・気付かない人の後ろから恐竜が迫ってくるって画が凄い良かった。だ
「ジュラシック・ワールド」の感想
感想初めて観たときは二次創作みてーな映画だなって思った。特にオーウェンのキャラ造形。元軍人で頭が良くてイケメンで恐竜と心を通わせている。何だよこの完璧超人は。
改めて見ると、パーク1,2の要素をしっかり受け継いでいて、最終的にはパーク1のラストのような状態に落ち着くんだけど、この物語が何を主張してるのかがよく分かんねーなって思った。
結論部分とは具体的にはインドミナスレックスがなぜ否定されたの
「ジュラシック・パークⅢ」の感想
なんとなく1は茶色、2は黒色、この3は緑色のイメージがある。
蛇足な3改めて見返すと「前作で終わっとけばよかったくない?」という感想が出て来る。
語られるストーリーに新しい点はなく、恐竜と人間の関係についての議論は何も進んでいない。(どころか巻き戻されている感すらある)(補足1)
というのは、まず卵を取り返そうとするラプトルと、息子を助けに島に向かう両親という「子を思う親」像によって人間と恐竜を
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」の感想
人生で初めて見た洋画。世間での評価は低いらしい。悲しい。ティラノサウルスがアメリカに来ちゃう終盤とかマジで最高なんだけどな。
落ちかけるトレーラーのシーンと、背の高い草むらの中でラプトルに襲われるシーン、鉄棒の大車輪からラプトルにキックするシーン、ティラノサウルスが街を走り回るシーンをめちゃめちゃ覚えている。
客として招かれ、事態に巻き込まれた前作と違い、今作では主人公のマルコムはプロとして目的
「ジュラシック・パーク」の感想
「ジュラシック・ワールド ドミニオン」を観るにあたって、過去作を総浚いしたので、その感想を書いていく。まずは1作目「ジュラシック・パーク」だ。
・今現在、僕はもうドミニオンを観終えているので、所々で「ドミニオンを観た上での感想」を挟み込んでいる。
感想見ている間ずっと本物/偽物という二項対立について考えさせられた。
そういうのは置いておいても、気のいいイカれた金持ち爺さんが子供達のために作った
「アイ・アム・ニューマン 新しい人生の見つけ方」の感想
コリンファースとエミリーブラントが出ているので見た。
見た後でrotten tomatoes を見に行ったら、ボロクソに貶されてて笑ってしまった。
そこまで絶望的な人生って訳でもないけど、息子に嫌われてるっぽいから家族を捨ててちょっと別人になってみて、同じく他人に成り代わってた精神不安定な女とプラトニックな出会いをして、でもやっぱセックスはして、しまくって、最終的に他人に成り代わるなんて上手くい
「プラットフォーム」の感想
みんな好きな食べ物のアンケートに対して「ドカ盛りの○○」って答えればよかったのにね。「エスカルゴ」って答えた奴はどうかしてるよ。
このタワーって何?このタワーが何階建てかを知った上で考えると、これまで最低でも132階までしか降りたことのなかった同居人のおじいちゃん運良過ぎじゃない?
って思ったけど、生存者バイアスがかかってるから当然かと思い直した。
真の下層に降ろされた人間はその時点でほぼ死亡確
「映画ドラえもん のび太の新恐竜」の感想
子育て、子離れの映画ではなく、逆上がりの映画だった。
友人が「糞映画だ」と言っていたから観た。タイトルロゴやポスターのビジュアルはスッキリしていて良さそうなんだけどな。
(僕は「のび太の恐竜2006」世代なので、これから書く感想は「のび太の恐竜2006」ありきの感想になっている。)
障害は甘え!!仲間はずれにされるのも甘え!!全てはお前の頑張り次第!!!おら!頑張りが足りてねえぞァ!!!
って
「ジュピターズ・ムーン」の感想。嫌いな映画だった。
難民少年のクネクネ空中浮遊ショー。
こんな感じの話だった。ハンガリー映画を見るのは多分初めて。
ムーン繋がりで言えば、この映画は宗教的な味付けをして、難民問題にもちょっと触れてみて、ゲロおもんなくした「ペーパームーン」と言う感じだった。
(人々を詐欺って金を稼ぐ、即席の二人組の話という意味で)
前半:寄る辺なさと主体性のなさ。この映画では難民の寄るべなさと天使の寄るべなさを重ねて、それを「宙
「アオラレ」の感想。不毛な地獄の争い。
俺の全存在を賭けて、たまたま目に付いたお前を煽る!!うおおおお!!!!!!!!!
凶暴なラッセルクロウを見たくて見た。
テンポが良くて面白かった。
不毛な対決主人公もそれを襲う男(ラッセルクロウ)も、同じように、上手くいかない人生に疲弊して苛立っている。同族同士で潰しあう不毛さがこの映画の肝だと思った。(だから主人公は人生うまくいってちゃいけないし、品行方正で純然たる被害者であっちゃいけない。