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ジェネリック(?)DELTAとフレックスニブ

JOWO#6 Semi-Flexをどの万年筆に付けようか――という万年筆好きにはどうかしてるんじゃないかという理由で選んだのが、FPRのTanoshiiというふざけた名前の万年筆だったのにはそれなりの理由があります。
①Jowo#6を使用している、②ニブ交換が容易、③安価と、それなりでしかない理由です。

それにしてもつくづくDELTAだ

ぱっと見、DELTAのようにしか見えないFPR Tanoshii。パチ…もといジェネリックDELTA DV。

このFPR Tanoshiiは、公式?サイトで「JoWo ねじ式FPRペン先ユニットを装備」(英語版では“Fitted with JoWo threaded FPR nib units”)と記載されています。
あと、どこでかは忘れたけどニブが接着されておらず交換が容易という情報を見たような気がします。ちなみにヤフオクだとタイミングが良ければ送料込みでも2,000円程度で買えたりする。楽天では5,000円。どっちも在庫は少なそう(2025年1月29日現在)
ちなみに万年筆好きを公言する方が普段使いをするには、「それDELTA?」「ドルチェビータじゃん」と言われても気にしない強い心が必要かもしれません。君たちはどう答えるか。

そのDELTAですが、廃業したと思って調べていたら2022年に復活したようです。復活というか、wikiによると「廃業状態のまま製品の製造を再開しているという複雑な経緯」らしいです(??)。
現在のDELTAはJowoのニブを使っているようで、オプションのニブも購入できます。あっ!フレックスニブがありますね!ニブはJOWOのようで、“2023年以降発売のサイズ#6ニブを装着したデルタ万年筆でのみ適合“とあります。詳しくは販売店にお問い合わせください。

デルタ スチールニブ #6  Delta Jowo Steel #6 nib

ニブのDELTAロゴがそそりますが、今回手に入れたプレーンなフレックスニブも悪くないです。

JOWO#6 Semi-Flex

話はどこかに戻りますが、Fountain pen revolutionはアメリカの会社という触れ込みでインドの万年筆メーカーと提携しているようで、ペン自体はおそらくインド製だと思います。臭いはありませんでした。
アメリカとインドが融合してオレンジレジンボディとブラックキャップのイタリア風万年筆(ニブのメーカーまでイタリア本家と同じ)が出来上がるというのが理解の範囲を超えますね。それはパt……なんでもありません。

フレックスニブは楽しい

そんなジェネリックDELTAではなくFPR Tanoshiiですが、フレックスニブが楽しいのでこれからも使っていきます。
書き味は柔らかというより弾力がありしなる感じで、それなりに意識しないと太くなりません。フォルカンよりも扱いやすいのではないでしょうか。セミフレックスでこれだとフルフレックスはどうなのか。さらさら書くと海外のEFらしい細さです(国産のF~Bくらい?)。
インクフローはゆっくり書けば潤沢、早く書くと渋いといったところでしょうか。書き出しでかすれることもあります。インクの相性かペン先の慣れか、パーカーでは渋くハイカラインキでは潤沢?紙質は選びます。
機会があればいろいろ試してみます。

インクはハイカラインキ メランコリックブルー、紙はニーモシネ

ちなみにBockのフルフレックスニブもあるのですが、これはどの万年筆に付けるか迷っているところです。Bock 250は③の要件を満たす万年筆がない……。


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