これは泣いてしまう… #219
みなさん、こんにちは。皐月秀起です。
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能登半島地震発生からもうすぐ3週間です。
深刻な被害が出た石川県輪島市内の中学生258人が17日、県南部の施設に集団で非難する様子を新聞やテレビのニュースで見ました。
被災地の校舎は避難所に使われ、学校再開のめどが立たない中、安全な場で学習機会の確保につなげたいとの意向です。
集団避難をするのは3校ある市立中の生徒約400人の内、保護者が同意した258人。約100キロ離れた白山市の県立宿泊研修施設2か所に移りました。家族は同行せず、教員が付き添います、市は2か月ほどの避難を見込んでおり、小学生は心理的な負担が大きいとみて見送りました。
このニュースを見て、とてもいいことだなと感心しました。
事前に準備していたとしたらそれは「お見事」ですが、地震発生から20日以内に実行に移せたのも、スピード感に欠ける行政の動きとしては異例のように思います。
興味深いのは、集団避難を希望せず、地元に残る生徒もいるということ。
県や市は「選択制」をよく選んだなと思います。「不公平が出るから…」と絶対二の足を踏みそうですが、まずは子どもたちの勉強の場の確保を優先すると。ひょっとしたら、コロナ時の「贖罪」の意味もあるかもしれません。
天災に負けず、大人が知恵を絞って、リスクもとって、子どもたちの貴重な時間を守ってあげる。
親元から離れた集団避難の時間は、子どもたちにとって忘れられない時間になると思います。考えた末、地元に残った生徒にも相応のサポートをしてあげて欲しい。環境は大変だけど、半分以上が地元を離れて地元の人数が減るので、まだ見てあげられるかもしれない。
私が親なら100%集団避難させたいですが、子どもも寂しいでしょうが、親の方もとんでもなく寂しいでしょうね。
将来が見通せず、ただでさえ不安定な精神状態の時に子どもがいなくなる。その方が子どもにとっていいのは全面的に理解できるけど、寂しい気持ちは隠しようがない。想像しただけで、涙が出てきそうです。
今日の一言
火中の栗を拾った女性リーダーを応援したい
年度替わりの4/1を控え、主要企業のトップ人事の発表が相次いでいます。
最もインパクトがあったのが、日本航空(JAL)の次期社長に就任する鳥取美津子氏です。
鳥取さんは59歳。JAL初の女性社長で、CA出身も初。CA出身の社長は「世界の航空会社をみても極めて珍しい」そうです。
もうひとり取り上げたいのが、昨日発表された共産党の新人事です。志位委員長が退任し、後任に田村智子政策委員長を充てる人事を発表しました。
田村氏は58歳。こちらも、同党初の女性委員長、23年ぶりの交代となります。
最近でこそ女性のトップ就任は増えてきましたが、全体ではまだまだ。絶対数も数えるほどですし、国際比較では大きく劣ります。
女性を要職につける際、いい言葉ではないですが「下駄を履かせる」、アファーマティブアクションが依然として多いと思います。
しかし、鳥取さんも田村さんも、下駄を履きたい時期ではなかったと思います。
JALは、コロナ後の旅客数激減からの回復途中で、世界的な空の競争も真っ只中。先日2日に起きた羽田空港での衝突事故の影響もあり、就任早々難題と向き合うことになります。
田村さんも同様で、高齢化による党員減少は著しく、共産党の衆院選獲得議席は1996年の26から2021年は半分以下の10にまで減少。同党は、日米安全保障条約の破棄を主張し、自衛隊の能力拡大に反対の立場で、反戦や平和外交を掲げて支持を伸ばしてきましたが、中国の軍備増強やウクライナ侵攻により、現代はその主張が受け入れられにくくなってきました。
どちらかというと「火中の栗を拾った」新リーダーのふたり。
覚悟を持って引き受けられたわけですから、周りは全面的に新リーダーをバックアップしてほしいです。
空室状況(申込ベース)
アザレア43:6室/46室
シティマンション赤池:1室/16室
パオ35:満室/35室
ソラーレ逆瀬川:1室/5室
マナツー:満室/8室
8室/110室(空室率7.3%)
お部屋の入れ替わりの時期。退去の連絡もぼちぼち入ってきました。
学生マンションのアザレア43は、全部で8室の退去が決定。ひとりは新入生、もうひとりは先日留学生の子から申し込みがあり、残り6室。
シティマンション赤池は、3月末退去で1室退去予定あり。ここは、仲介業者さんに手を合わせてお願いするしかありません。
そして、戸建賃貸のソラーレ逆瀬川に久々の退去があります。そのお家に限っては、新築で建ててから8年目で初の退去。
しばらくは、自力で次の入居者さんを探してみようと、とりあえずチラシをつくって、見えるところに3か所貼っています。
下部に携帯番号も書いているので、通りがかった人から問い合わせが来ないかなあと思っています。
今月いっぱい音沙汰がなかったら、観念して仲介業者さんに頼もうと思っています。
読書遍歴(12月・下半期ベスト3)
1、あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。/汐見夏衛
小中学生向けのお届け本で一番人気の本。ストーリーもシンプルで、読んでみたら、納得でした。
2、日本の論点/2024-25/大前研一
年末の恒例行事です。
3、訂正する力/東浩紀
人気のある著者さんですが、自分にはどうも…
4、南極ではたらく かあちゃん、調理隊員になる/渡貫順子
これは、子どもたちにも薦めたい1冊。南極での仕事は心から尊敬しますが、自分も行きたいとはなかなかなりませんね(苦笑)
5、日本人のための安全保障入門/兼原信克
安全保障の重鎮のおひとりの兼原さんですが、分かりやすく書かれていました。思っている以上に、日本は薄氷の上にいます。
6、常設展示室/原田マハ
大人気作家さんのおひとり。たまに読んでみると、いい気分転換になります。
7、恐怖の男/ボブ・ウッドワード
どう考えてもT氏はヤバい男ですが、来年の今頃には返り咲いているのでしょうか…。
8、世界地図のすごい読み方/ライフサイエンス
これも地理好き、地図好きにはぜひおすすめしたい1冊。子どもも全然読めます。
9、悪果/黒川博行
2023年の最後の最後に、黒川博行さんの警察小説にハマってしまいました。
年間目標:120冊/36,000ページ(月10冊/3000ページ)
12月実績:9冊/2,640ページ(△360ページ)
2023年累計124冊(+4冊)/33,222ページ(△2,778ページ)
今年は、神戸新聞の書評欄に、たくさんの良書を教えてもらいました。日経新聞にも書評欄はあるんですが、どうも難しい本が多くて…。
次回のニュースレターで、「2023年おすすめ本大賞」を発表したいと思います!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
次回のニュースレターの配信は2/5頃になります
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